妄想族

子供の頃、社宅住まいだった。　家にお風呂はあったけれど、大概歩いて5分もかからない所にある社宅族用のお風呂に通っていた。

お風呂の営業時間のせいか、当時、夕飯前に入りに行っていた。
兄は父と、私は母と。

今頃から夏場は日も長いので行きも帰りもまだ明るいけれど、寒い時期にはお風呂からあがるとあたりはもう暗くなっていた。
私は母の後ろからついて行って家まで戻るんだけど、その暗い道で、前を歩いている母が別人、あるいは、鬼とか（笑）になっていたら？？と思ってドキドキすることが多かった。
多分、少女漫画のしょうもないものに影響されていたんだろうけれど、『おかあさん！』と呼び掛けて振り向いた母がめっちゃ恐ろしい般若のような顔になっていたらどうしよう、なんて思っていたものだ。

その頃から全然進歩してない私は、今でも時々、恐ろしいことを思う。

スライサーで固い野菜を切っている時、ふっと手が滑ってぐさっと指先を落とすとか（笑）

それから、これは毎晩のように繰り返していることだけど、寝室は2階。
暑い時期は寝るまでずっと網戸のまま。

布団を敷くのはDANの役目で、自分が布団を敷くとき、網戸のままカーテンを閉める。

で。

さぁ寝ましょうと思って網戸を閉めるべくカーテンを少しだけ開けたら・・・・
寝室の窓に面したベランダに誰かが立っていて、窓を閉めようとする私とまともに目が合って、

ギャ～～～！と叫ぶ。

な～んていう妄想。
小学校の3～4年からちっとも変わっていない私はどんだけAHOなんや？と思ふ（笑）