ハナカズラ
環境省 絶滅危惧ⅠB類。
藪や竹林の縁に生じる多年草。
茎はよく分枝し、上部はつる状となってからみつき、長さ70-150cm。
中部の茎葉は長さ6.5-14cm、3全裂し、小葉には小葉柄がある。
側小葉は2深裂する。裂片は浅裂状に欠刻。花序は散房状、または総状散房状。
花は9-10月に咲き、長さ32-45mm。(環境省・レッドデーターブックから)
熊本県 絶滅危惧ⅠA類 です。
熊本県の生育状況は、阿蘇(小国町、波野、中央火口丘、駒返峠)、
山都町(旧矢部町、旧蘇陽町)などに見られましたが、
近年生育が確認されているのは、高森町、山都町、南小国町など数カ所です。
人工造林や野焼き・採草などの中止による遷移の進行のため、
個体数が減少しています。(熊本県・レッド・データーブックから)
ハナカズラ
これは、タンナトリカブト
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つまさき坂 (永井龍雲)
爪先上がりの坂道で 偶然君と出会ったのは
春の日にしては肌寒く 日射しも頼りない午後のこと
うつむき加減に 坂を下りてくるきみを
僕はもう疾くに(とくに) 立ち止まり見ていた
ふと目を上げたその顔は
まるで病葉(わくらば)が散るように かすかに揺れた
その場に二人は立ち尽くし しばらくは思い出に迷い込む
再びざわめきが戻ってくると 軽く 会釈をして通り過ぎた
擦れ違い様のあるなしのそよ風に 君の香水の芳りが漂う
それはいつでも君からの 便りにそっとさりげなく 添えられていた
ずいぶん君も変わったね 薄く口紅をひいてたみたい
お化粧嫌いの君をだれが そんなに自由に操っているのか
いたずらに過ぎる 時に戸惑いながら 僕はまだ君の面影にためらう
足早に行く君の背は 雲にこされた日の光にむなしく消えた
雲にこされた日の光にむなしく消えた
携帯メールの若者たちは、
封を切ったときに漂う、香水のロマンチックな芳りを知らないだろうなぁ~?