貧困層の世襲化、生まれた環境ですべてが左右される自己責任社会です。
内閣府の調査で親の低学歴が、
子の代まで低学歴で低収入という実態が分かりました。
■ 「貧困層」とは、
等価可処分所得が中央値の半分に満たない世帯とされています。
内閣府による『令和3年 子供の生活状況調査の分析』では、
等価世帯収入の中央値は317万5,400万円なので、
貧困層は158万7,700円以下の世帯となります。
1ヵ月あたり13万円程度。
この金額で食べていかなければならない……これが日本の貧困層です。
また、内閣府調査によると、
「父母のいずれも大学またはそれ以上の学歴」だった場合の貧困率は3.9%、
「父母のいずれかが、大学またはそれ以上の学歴だった場合」の貧困率は6.4%、
「その他の場合」の貧困率は19.0%でした。
■ 父親、母親別に最終学歴ごとの貧困率をみていくと、
● 母親の最終学歴が「大学またはそれ以上の場合」は4.6%、
それに対して「高校卒」の場合は19.7%、「中学卒」の場合は40.6%です。
● 父親の最終学歴が「大学またはそれ以上の場合」は5.3%、
「高校卒」の場合は14.1%、「中学卒」の場合は33.3%でした。
■ 親が高卒か、それとも大卒以上かで、貧困率に3倍以上の差が生じています。
また、最終学歴が高校の場合の基本給月額は平均27万4,000円。
それに対して大卒の場合は、36万2,900円。毎月9万円程度の差が生じています。
さらに賞与を加えた年収では、
高卒の場合は395万6,000円に対して、大卒の場合は558万2,000円。
その差、150万円以上。月収以上の差がついてしまいます。
■「世の中、学歴ではない」とはよく言ったもので、
実際、大学に入っていなくても成功している人はもちろんいます。
しかし学歴が高いほど収入が多く、
貧困とは遠い関係にあるというのが、圧倒的な事実です。
■ 収入格差による教育格差・・・貧困の連鎖が止まらない。
貧困は、子どもの将来を左右することが想像できます。
内閣府の調査では、
「子どもが将来どの段階まで進学すると思うか」を尋ねています。
標準家庭では「大学またはそれ以上」が67.2%に対し、貧困層家庭では25.9%です。
「親の学歴が低い」→「収入が低い」→
「経済的理由で子どもが進学できない」→「子どもも学歴が低い」……。
まさしく貧困の連鎖です。
生まれた環境ですべてが左右される自己責任社会です。
■ こんな格差社会を創ったのが小泉改革です。
小泉純一郎と竹中平蔵の極悪人を市中引き回しの刑にし、
極悪人の罪をテレビで報道するべきです!!
そして、税の再分配機能を復活させ、富の一極集中を止めることです!!!
税の再分配機能を破壊した極悪人!!