唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
十薬
世間では蔓延る、臭いと嫌われることも多いドクダミ(漢字で書くと蕺・蕺草。ドクダミ科ドクダミ属の多年草)。我が家でも25年前に引っ越して来てしばらくの間は盛大に生えていたドクダミですが根気強い駆除の結果、花にははまずお目にかかれないまでになりました。
でも、そうなってみるとドクダミの花を見つけるとどうしてもレンズを向けたくなりますね。嫌われ者のドクダミですがその花に近づいて見るとご覧の通りの美しさです。花弁のように見える白い四枚は実は苞。本当の花は薄黄色の棒状のもので萼片や花弁を持たない、雄しべと雌しべのみの小さない花がたくさん集まっています。
ドクダミは古くから民間薬として使われていますが、その際には「十薬(じゅうやく)」と呼ばれております。十(の病気)に効く薬と云う意味で十薬です。俳句の世界では 十薬が初夏の季語ともなっておりますね。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは5月6日に撮影した写真を6点掲載しております。初夏を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/cd31de5ed4eeb9ae1c7cfab9535a8048
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#十薬 #ドクダミ科ドクダミ属 #初夏の季語
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