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画像はhttps://citrus-net.jp/article/32206 より
1968年に登場したコロナ・マークIIに始まり1984年にマークIIに改名、さらに2004年にはマークXに引き継がれ651万台が生産・販売された「マークII-マークX」の生産が終了。トヨタの上級FRセダンの歴史がついえた。
どのサイトだったか忘れましたが「サラリーマン憧れのマークIIが生産終了」と書かれておりました。私は全然憧れませんでしたが、憧れた方も多かったことは理解できます。今では崩壊してしまいましたが、マークII全盛の1985年頃には自家用車におけるヒエラルキーが存在していたからです。
平社員はスターレット、係長はカローラ、課長になったらコロナ、部長になれたらマークII、社長(もしくは大企業の役員)になったらクラウンと、乗れる(乗って良い)クルマの車格が決まっていたのです。だから平社員・係長・課長にとってのマークIIは常に憧れのクルマであり、「いつかはクラウン」であったわけですね。
別のサイトにはSUVに人気が移りセダンの需要が少なくなったことから「マークII-マークX」の生産が終了と書かれておりましたが、これは違います。だって、メルセデスにしてもBMWにしても一番売れているのはオーセンティックなセダンです。確かにSUVタイプの人気も高いですが、それぞれのセダンに魅力があるからセダンが売れる訳です。
「マークII-マークX」が消えたのはセダンの人気がなくなったからではなく「マークII-マークX」に魅力がなくなったからなのです。トヨタとしてはそうは云えない訳ですが、そのことを一番わかっているのもトヨタ自身であることでしょう。
と云うわけで今日の一枚はマークIIと聞けばこれを思い浮かべる、今のホンダN-BOX以上に売れていた全盛期の五代目トヨタ・マークII。
blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomoriには12月24日に撮った写真を6点掲載いたしております。穏やかな冬の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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