げに怖ろしき手の平返し

　IR事業参入をめぐり便宜をはかった見返りとして370万円相当の賄賂を受け取ったとして、現職の国会議員が逮捕された。この報道のために新聞各紙は多くの紙面を割いているがその中で、件の議員を同じ党のベテラン議員が評したと云う一文が目に止まった。

　「大した力ははいが、お調子者で、危ない筋とも付き合っていた」

　立件されることがなければ、カジノ解禁の立役者としてもてはやされたかも知れない元副大臣に対する同僚議員による評価が、「大した力はないお調子者」である。

　げに恐ろしき手の平返しの評価ではあるが、またしても長期政権下で起こるべくして起こった不正に対するトカゲの尻尾切りが早くも始まっているのである。これまでの次々に明るみとなった不正・不祥事同様まずは当事者を切り捨て、説明責任を果たすことなく逃げ切ろうと云う算段である。有権者の耳目を逸らすための作戦として、近々大物芸能人の麻薬取締法違反での逮捕劇が待っているのではないかとは、穿ち過ぎだろうか。

　例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、冬至過ぎの低い太陽が作り出す影。

　blog「恩田の森Now」　https://blog.goo.ne.jp/ondanomoriには12月24日に撮った写真を6点掲載いたしております。穏やかな冬の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

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#腐敗する長期政権　#人の評価　#手のひら返し　#トカゲの尻尾切り