夏から秋までの雑木林の中は、生い茂ったクヌギやコナラの葉が陽の光を遮り仄暗い。冬となり木々の葉が落ちると――温暖な南関東では暮れもいよいよ押し迫った頃になるのだが、途端に雑木林の中は明るくなり、夏の間とはまったく違った姿を見せてくれる。木々の葉が生い茂った夏、フィトンチッドを浴びながら森を歩くのは勿論愉快だが、冬の低い陽が差し込む森を、時に青い空を見上げながら歩くのは清々しく、これもまた捨てがたい雑木林、森を歩く楽しみの一つである。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月27日に撮影した写真を4点掲載しております。冬日和となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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