2016年12月1日の午前中に倉吉に行き、正午前にJR倉吉駅の北口ロータリーに着きました。この日は、大洗でも三度同道したことのあるガルパン仲間のOさんが東京から初の倉吉旅行にやってくるということで、車で迎えに行きました。
この日から三泊四日の日程で、Oさんを倉吉の内外に案内する予定でした。行き先やコースはOさんのリクエストに沿って決め、宿は全てOさんに自由に選んで貰い、私自身は案内役に徹することにしました。
Oさんは空路で鳥取コナン空港に来て、空港からの連絡バスにて到着しました。飛行機および連絡バスが10分ほど遅れ、到着は正午過ぎになりました。
それで、合流後はとりあえず昼食をとることになりました。Oさんは倉吉の牛骨ラーメンをものすごく楽しみにしていたそうで、何も喰わずにやってきたそうです。
倉吉の牛骨ラーメンはお店によって味が多彩に異なるので、とりあえずは関東風の醤油味ベースのものを、ということで「いのよし」に案内し、続いて「八兵衛」に案内しました。二ヵ所ぐらいは食べて回ろう、ということで、ラーメンも「いのよし」ではハーフサイズでいただきましたが、「八兵衛」はハーフサイズがありませんでしたので通常サイズでいただきました。
小食のOさんにはちょっとキツイかな、と思いましたが、Oさん自身は初めての牛骨ラーメンの味にかなり感動したようで、それぞれの店の味の評価を具体的に述べ、店の外にもただよう牛骨スープの香りがいいと呟いていました。(上画像はOさん提供)
その後、白壁土蔵群エリアに移動しました。倉吉市役所横の観光駐車場に車を置いて、観光案内所に行ってOさんが「倉野川市住民票」の発行手続きをやったのち、徒歩にて町並み散策に移りました。(上画像はOさん提供)
元帥酒造さんの山形まり花パネルです。元帥酒造さんは、大洗でいうと月の井酒造さんに相当する、と説明したらOさんも納得していました。大洗を聖地とするガルパンファンに倉吉の各店舗を説明するには、大洗の同じような店舗を引き合いに出した方が分かり易いようです。
元帥酒造さんの看板商品の横には桜ミクが。
早速、土産の候補をあれこれ品定めするOさん。Oさんは確かお酒に弱かったはずじゃ、と聞くと「いや少しは飲みますよ」との答えでした。大洗の「しゅんさい」でナガシマさんもまじえて飲んだ後はそのまま宿の布団に「爆沈」していた方でしたが・・・。
土産物のほうは、最終日に改めて買いに行く、と決まりました。
倉吉民芸館にて倉吉絣の展示や機織り機を見ました。紅葉まつりの時に完売してしまった手帳カバーのその後の状況を訊ねたところ、何も無いですよ、との答えが返ってきました。どうやら、紅葉まつりの時だけの限定品、という認識があるようです。
倉吉の伝統工芸品である倉吉絣は、現在でも少人数小規模の手工業生産に頼っているため、量産は難しく、イベント時の限定グッズに仕立てるにも限界があります。その限界性をあまり顧みないで商品化を試みてしまうあたりに、奈良や京都などの先駆的地域との大きなギャップを感じてしまいます。
玉川沿いの白壁土蔵群についてひととおり解説するホシノ。(上画像はOさん提供)
お約束の赤瓦一号館に向かいました。(上画像はOさん提供)
館内のグッドスマイルカンパニー直営店にて、ラブライブのねんどろいどぷちの陳列に見入るホシノ。Oさんは鳥取や倉吉の土産物の豊富さに魅せられたようで、あれこれ見て回っていました。(上画像はOさん提供)
この時にホシノが押した「ひなビタ」スタンプラリースタンプの一つ、霜月凛。話題の「くらみん手帳」に付いているスタンプ帳に押したのですが、問題は紙が薄くてインキが裏まで滲んでしまうことでした。当て紙をはさんで使用しましたが、こういうところに、ガルパン大洗との違いが垣間見えます。
大洗では、ガルパンのスタンプラリーが聖地巡礼の大きな企画の一つとして定期的に開催されるため、観光案内所やアウトレット市場などでスタンプラリー用の手帳が販売されています。その用紙は厚紙を用いており、「大洗フィーベル」のような書籍のスタンプページもインクの滲み出ない良質の紙でつくられています。最初からインク負けしない紙を、というような配慮がなされていたことが伺えます。
倉吉ではスタンプラリー自体がもみじ祭りのタイミングで初めて企画されたため、専用のスタンプラリー手帳はまだ出ていません。「くらみん手帳」の付録だけでは不足なので、今後もスタンプラリーを展開するのであれば、「ひなビタ」バージョンの専用台帳を商品化したほうが良いでしょう。
琴桜記念館に展示されている琴桜関の大きなオブジェ。でかすぎて左手が部屋からはみ出しています。
琴桜記念館から街道筋をみた図です。このあたりは閉店した店舗や空き家が目立ちますが、所有者は依然として定まっているようで、先日の地震被害の手当のブルーシートが見えました。
東雲夏陽のパネルがある「鳥っと屋」にて店の方と歓談するOさん。「ひなビタ」ファンはあんまりこうした形で倉吉の各店舗の人々と話したりしないようで、そういったシーンをこれまでにも殆ど見かけたことがありません。
ですが、ガルパンファンは大洗の色んなお店で店主さんと雑談するのが当たり前になっていますので、Oさんは倉吉でも色んな店で色々と話していました。交流のスタンスや密度というものが、ガルパンファンと「ひなビタ」ファンとでは全然違うなあ、と改めて感じたことでした。 (続く)