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光地区から赤碕港に移動し、Tさんお薦めの「塩谷定好写真記念館」に行きました。以前の記事にて紹介した場所ですので、ここでは解説を割愛します。
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内部はこんな感じです。どこにでもある古民家の一例です。
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古民家の公開展示の事例としては珍しく、各所に照明を置いています。単なる登録文化財だから出来ることですが、国や県の指定文化財であれば基本的に禁止される筈です。
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Tさんお気に入りの土蔵内喫茶スペースです。
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見学後は、赤碕港の旧波止場に行きました。
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OさんもTさんも足早に「三度笠」のモニュメントに向かっていきました。
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私は、ぼんやりと白波の寄せては引く繰り返しを眺めておりました。
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戦時中は、帝国海軍第十一水雷戦隊の所属艦艇が臨時に停泊する港に指定されていたと聞いたことがあります。停泊というより、米軍機の空襲を避けての退避の形だったようです。第十一水雷戦隊は母港が舞鶴でしたが、所属艦艇は小浜港や鳥取港などに分散していたようです。中核兵力の第53駆逐隊は特別警備艦となっていたようですが、当時の赤碕港の沖には既に敵潜水艦の出没が報告されており、駆逐艦の退避すら困難であったことでしょう。
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なので、駆逐艦が入港した、という記録や伝承は、赤碕港には全くありません。
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赤碕港は遠浅の海に設けられているため、水深はそんなになく、旧帝国海軍の駆逐艦の停泊は不可能だった筈です。上図の外堤の沖合に錨を下ろして停泊し、内火艇で港と連絡する形になった筈です。
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赤碕から倉吉に戻り、Tさんのお宅にお邪魔しました。鳥取中部地震の被害部分がブルーシートで覆われていました。
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Tさん自慢のフィギュアコレクションなどを見せて貰いました。私自身はよく知らないキャラクターばかりでしたので、Tさんの説明を聞いていても「?」の連続でした。HTTのロンドンバージョンがあったらいいのに、などと思ってしまいました。
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壁にはひなビタの二種のタペストリーが掛けてありました。ひなビタファンの定番グッズであるそうですが、Tさんは記念品として買ったそうです。私は上図左側のもののみ買いましたが、Tさんと同じく、記念品としての意味合いが強かったです。 (続く)