2017年3月11日、ガルパン仲間のナガシマさんの初の「けいおん」聖地巡礼に同道して滋賀県の豊郷小学校へ行きました。
ナガシマさんは、NHK-BSの昨年からの再放送を観ていっぺんにファンになったようです。2017年1月にはフィグマで放課後ティータイムの5人を揃えるほどに情熱が急上昇し、関連グッズも集め出し、私への連絡メールも電話もすべて「けいおん」一色に染まるという、並外れた傾倒ぶりを示しました。その延長上に、聖地豊郷への巡礼が見定められてゆくのは、もはや時間の問題でした。
それで、夏ぐらいには行き出すかな、と想定したのですが、予想に反して、早くも3月には行けそうだとの連絡がありました。とりあえず、こちらからも巡礼コース案を提案しておいたところ、3月11、12日の一泊二日で行く、との最終決定を知らせてきたのでした。
とりあえず、こちらもそれに合わせて最初は二日間の休みをとったのですが、直後に職場の事情によって休みは3月11日のみとなりました。午前中は豊郷、午後から京都に移動して幾つかのスポットを回る、という基本計画を相談したうえで、当日の朝はJR米原駅にて待ち合わせました。お互いに朝早く家を出て、ともに新幹線で移動し、私は8時28分に、ナガシマさんは8時48分に米原に到着しました。
米原駅で、近江鉄道のホームへ移動し、豊郷へ向かう予定でした。この日は土曜日でしたので、土日限定の全線乗り放題切符が880円で買えました。通常料金だと豊郷を経て近江八幡までが930円になるので、50円お得でした。
JR改札口前でナガシマさんと合流、一年半ぶりの再会を喜び合って握手を交わした後、近江鉄道のホームに移動しました。その直前に、駅入口の琵琶湖レンタサイクルのステーション等を見学し、自転車が趣味の一つであるナガシマさんの深いウンチクを拝聴したりしました。
近江鉄道の列車は9時7分発、多賀大社行きでした。
今回乗った列車です。
途中の高宮駅にて、貴生川行きの列車に乗り換えました。
豊郷駅には、9時56分に着きました。米原から約50分かかりましたが、それは近江鉄道の運行速度がのんびりしているためで、JRの新快速並みに走れば20分もかからない筈です。
駅名標の横で、記念写真をナガシマさんに撮って貰いました。この日はお互いに撮り合ったりしていましたので、いずれも多くの写真に姿がおさまっています。
駅舎を出てすぐ左側のパン屋「とよせ」の店先にある、飛び出し注意看板の琴吹紬バージョンを早速スマホで撮影するナガシマさん。
まずは文具店おおむらへ、とのナガシマさんのリクエストにて、そちらへ行きました、豊郷町内では数少ない、地元の「けいおん」応援店舗です。ガルパン大洗でいうとウスヤか丸五水産に相当するような、熱心なファンの店主さんがおられることで有名です。
店内にある「けいおん」ポスター類の一つです。各所にポスターやイラストや色紙などが飾られていますので、見ていて楽しくなってきます。多くはイベントやコラボキャンペーン時のものです。「けいおん」公式の品は、大半が京都アニメーションの直営ショップ発のクリアポスターで占められているのですが、そちらの方は店内にはあまりありませんでした。
店舗横の「けいおん」コーナーを見学するナガシマさん。所せましと並べられたフィギュアや関連グッズの種類の多さに驚き、じっくりと見て楽しんでいました。その表情たるや、大洗でもあまり見たことのない、最高レベルの幸せな笑顔でありました。ガルパンよりもけいおんへの情熱の方が勝っているのだろう、と思わせるほどでした。
見るもの全てが欲しくなる、とか言いつつ、「これはいいですねえ」と褒めていたのが上図のセガのエクストラフィギュアシリーズでした。田井中律の代わりに真鍋和が入っての5体でしたが、プライズ品にしては出来が良いものです。
「けいおん」のフィギュアは大手玩具メーカーやアミューズメント系列社から数多くの種類が出ており、いまでも中古ショップに相当数が出回っているのを見かけます。全部で300種類ぐらいはあるだろう、とか言われていますが、私自身の感触としては「ミニフィギュアも含めたらもっとありそうだな」です。全盛期の人気がいかに凄かったかが伺えます。
店内で販売している同人誌類を、店主大村さん(上図左)の熱心な解説を聞きつつ、一冊一冊手にとって開くナガシマさんでした。もともとドール趣味があり、フィグマでも色々組み合わせたりポーズを付けたりして遊んでいる方ですから、豊郷小学校にてフィグマを撮影して劇中再現を図った写真集などに関心を示し、購入していました。同じ冊子を私も買いました。
大村さんはそれぞれに「誰のファンですか」と訊ねてきました。ナガシマさんが「秋山澪」、私が「琴吹紬」と応えると、それぞれの特製缶バッジを購入特典として渡して下さいました。
その際に「ムギちゃんのファンってのは、あんまり居ないんだよなあ」と笑っておられました。それは私も同感でしたので「そうですねえ、ムギちゃん、変わってますからねえ」と応じました。そんな私に、大村さんは「前にも来ていたよね」と言いました。前月の2月に初めて訪れた時の事を覚えておられたのでした。 (続く)
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