ステップ2です。まずaの工程にて車体前面のフック等を取り付けます。続いてbの工程にて、車体背面の各パーツや右フェンダー後方の排気管などを組み付けます。いずれも組み立てガイドの指示通りに進めますが、作中車との相違点もあるようなので、仮組み、または仮接着にとどめて様子を見ることにします。
車体前面に付ける牽引フックは、御覧の通り、大雑把な形です。東欧キット特有の大らかさ、とでも評価すべきでしょうか。
とりあえず仮接着しました。接着剤を最低限におさえたので、外そうと思えば外せます。ジャンクに良い代替パーツがあれば、交換出来るようにしておきました。
コミックでの描写においては、該当範囲が陰になっているため、牽引フックの形状は全く分かりません。作中車のモデルが今回のトーガのキットでないことだけは確かなので、後で作る予定の2つめのキットの状況を勘案しつつ比較検証する必要があります。
作業中の状態です。ずっと集中していると疲れてきますので、30分ぐらい毎に一服してコーヒーを飲んだりします。軽くストレッチなどをやって体をほぐしたり、寝転がって参考資料やアハトゥンクを読んだりしています。
作業再開です。排気管を取り付けます。
キットのパーツを指示通りに仮接着してみますと、上図のようになります。T-70軽戦車は、計8000輌余りが量産されており、大別して前期型と後期型に分類され、後者はT-70Mと呼ばれます。さらに前期型が前期タイプと後期タイプとに分かれますが、その相違点が排気管の配列であるそうです。
それをふまえれば、今回のキットは前期型の前期タイプに相当するそうです。側面から排気管が出てマフラーに繋がる形式ですが、この状態ですと、作中車とは異なります。
作中車の排気管は、上から横のマフラーにクランク状に繋がっています。これは後期型のT-70Mの特徴のひとつですので、ガルパンの作中車はT-70Mであることが分かります。
したがって、今回のトーガのキットの排気管は、後で改造する必要があります。
とりあえず、排気管の問題は保留にして、車体背面のパーツを取り付けました。コミックの作中車においては、この背面部分も陰になっていて形状がよく分かりません。このまま上図の状態で仕上げるかどうかは、後で作る2つめのキットの状況如何によって判断したいと思います。 (続く)