気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

知波単学園チームの戦車の適応キット3品

2019年07月09日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンの最終章シリーズ第2話は、第1話をBC自由学園の章と位置づけた場合、間違いなく知波単学園の章、となります。西絹代率いる日本軍ティストのチームの、劇場版の動きとはまた違った、目の覚めるような鮮やかな活動ぶりが印象に残るからです。

 それ以前に、第2回戦の相手が知波単学園に決まったのも驚きでありました。数度の予告編においては、知波単のチの字すら出ておらず、トーナメント表にも校名が出ていなかったため、具体的な予想すら出来ませんでした。劇場上映において、私たちは完全に意表を突かれた形だったと思います。

 

 その知波単学園チームは、試合開始の時点では劇場版と同じ2種の九七式中戦車と九五式軽戦車の組み合わせで登場しました。おそらく、大多数の観客は劇場版と同じ陣容だろう、と受け止めたことでしょう。

 

 ですが、試合開始後に二列縦隊でジャングル内に進んでゆく知波単学園チームの車輌数が、8輌まできたところで場面が変わってしまい、10輌全てが劇場版と同じ顔触れかどうかを確認出来ませんでした。
 その瞬間、私自身は「あと2輌は何だろう・・・」とどうしようもなく気になってしまい、「ひょっとして最終章向けに車輌をチェンジしてくるのでは」と思いついたのでした。

 

 そして予想は当たりました。残り2輌はそれまで別行動を取って池に待機していたであろう、特二式内火艇カミでした。本来は帝国海軍マニアである私が驚愕し狂喜したのは、言うまでもありませんでした。

 さて、ここでは知波単学園チームの車輌を1/35スケールのプラモデルで作る場合の適応キットを紹介したいと思います。
 既にファインモールド発の2種の九七式中戦車と九五式軽戦車の公式キット群はこちらで紹介しており、最近に特二式内火艇カミの適応キットもこちらで紹介していますので、今回は7月5日の記事の延長上にて、残るタミヤとドラゴンの適応キットを紹介しましょう。

 

 九七式中戦車のキットといえば、ファインモールド発のベースキット群が発売されるまでは、長らくタミヤの製品が知られていました。海外のメーカーでもこの戦車をキット化していなかったため、九七式中戦車に関してはタミヤ製品しか選択肢がありませんでした。

 上図は、前期車台に前期型砲塔の組み合わせの、オーソドックスな九七式中戦車のキットで、長らくモデラーに親しまれた品です。ミリタリーミニチュアシリーズの75番ですから、今では相当古い製品ですが、さすがにタミヤだけあって、キットの出来はまだまだイケてる感じです。市場在庫はいまでも豊富であるようで、模型店の多くで普通に見かけることが出来ます。価格も2000円以下と安いです。
 アマゾンでの案内情報はこちら。ホビーサーチでの案内情報はこちら

 

 タミヤからは、当然のように後期車台と新砲塔の組み合わせの、いわゆる後期型もリリースされています。こちらは小鹿時代のタミヤの製品の一つとしても知られ、限定版としての扱いとなって現在もスポット生産品としての位置づけがなされています。
 市場在庫はまだかなりあるようですが、もともと限定版キットですので、通販ルートによっては価格が高騰気味にもなっているようです。模型店でも割と見かけますが、中古ショップで見かける頻度も高い品です。
 アマゾンでの案内情報はこちら。ホビーサーチでの案内情報はこちら

 タミヤの適応キットは、以上の2つですが、これらでガルパンの知波単学園の車輌を再現製作する場合は、7月5日の記事で紹介した、モデルグラフイックス2019年8月号の「パンツァーアナトミア」第16回記事にあるとおり、双方のキットを揃えて砲塔だけを交換する、という流れになります。さらに幾つかの小改造が必要になりますが、もともとタミヤのキットは組み立て易いので、改造作業を加えてもファインモールド発の公式キットおよびベースキットよりは楽であるようです。

 ただ、現時点では私自身もまだ知波単学園の車輌を作っていませんので、実際には何がどうなってどこの改造がどうなのか、といった具体的な理解にはまだ至っていません。
 特に今回紹介のタミヤ製品を使う組み立て事例については、とりあえず砲塔の交換要領の試案のみをサークル交流仲間のモケジョさんに示しているものの、自身での実践はまだやっていません。ガルパンの戦車群としての知波単学園チームをいつまでも対象外にしているわけにもいかないだろう、とこの頃は思い始めていますので、いずれは検証考察を兼ねて取り組みたいと考えております。

 

 さて、残るは福田搭乗の九五式軽戦車ですが、こちらはドラゴンより上図のキットが出ています。他にも北満型など幾つかのバージョンがあり、プラッツからも箱替えの製品で出ています。劇中車は北満型以外の通常型にあたります。
 モデルグラフイックス2018年11月号の「パンツァーアナトミア」第7回記事では、九五式軽戦車をファインモールド発の公式キットで作る要領が紹介されていますが、その解説文においてドラゴンキットへの言及があります。
 それによれば、公式キットよりも組み立て難度が高い、エッチングパーツも含めた精密キット、とされています。そして相違点に関する指摘がありませんでしたので、このドラゴン製品も、内容的には公式キットとほぼ同じとみて良いでしょう。
 ホビーサーチでの案内情報はこちら

 以上、知波単学園チームの戦車の適応キット3品の紹介でした。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする