華々しく脚光を浴びれば浴びる程、人気が低落した時のギャップは顕著となってしまう。「若い頃はどれだけ苦労しても構わないが、晩年はそれなりに幸せな日々を送りたい。」と昔から思っていた自分にとっては、その逆、即ち「若き頃に大絶頂期を迎え、晩年は寂しい日々を送る。」というのはかなり辛い事に感じられる。
5年前、村松友視氏の「黒い花びら」に関するレビューを書かせて貰った。1959年に第1回日本レコード大賞 . . . 本文を読む
1974年から1977年に掛けて放送されていた子供向け特撮番組「がんばれ!!ロボコン」(動画)。子供の頃好きだったこの番組が現在ファミリー劇場で再放送されており、毎回見てしまっている。シャチハタのCMでも有名だった大野しげひさ氏(マニアック過ぎて恐らく御存知の方は少ないと思うが、彼が司会等を務めていたクイズ番組「マゴベエ探偵団」も好きだった。更にマニアックな話だが、記憶違いで無ければ「マゴベエ探偵 . . . 本文を読む
「結成から10年以内」という参加資格の下、最も面白い漫才グループを選ぶという「M-1グランプリ」。その第8回が一昨日行われ、関西地区の平均視聴率が35.0%と歴代最高を記録。関東地区の平均視聴率は23.7%だったが、これも歴代最高と言う。M-1グランプリが、この時期の風物詩として定着したと言っても良いだろう。
御笑い好きの自分も、一昨日はこの放送を見ていた。開催前の下馬評ではNON STYLEと . . . 本文を読む
一寸前になるが、NHK-BSで「関口知宏スペシャル 全部見せます! 日中欧鉄道大紀行」という番組が放送されていた。“偽もこみち”こと関口Jr.が鉄道を乗り継ぎ、これ迄に日本に中国、そして欧州を旅して来たが、その総集編(8時間)を2日に分けて放送したのだ。“鉄ちゃん”でも何でも無いが、このシリーズは好きで毎回録画して見ていた。「車窓から眺める各地の景色」や「車内や降車地での人々との触れ合い」がゆった . . . 本文を読む
幼少時から御笑い大好き人間だった自分にとって、近年の御笑い事情にはもどかしさを感じていた。「卓抜した話術で客を笑わせる”芸人”」が殆ど居らず、御笑い番組を賑わせているのは「客に笑われるだけだったり、身内ネタでしか笑いを取れない”御笑いタレント”」ばかりだからだ。だから、最近は御笑い番組を余り見ていない。例外的に見ている番組の一つが「M-1グランプリ」。出場者は結成から10年以内の御笑いコンビに限定 . . . 本文を読む
植木等氏が80歳で御亡くなりになられた。彼の死をマスメディアが報じていたが、「俳優の」という肩書きが多かった様に思う。でも自分の中では「芸人の」という肩書きがしっくり来る人物だった。「芸も糞も無いのに、唯勢いだけでバラエティー番組に出ている。」というイメージが在る「御笑いタレント」では無く、真に芸を持った「芸人」。多芸多才の植木等氏は、正に芸人と呼ぶに相応しい人だった。
ハナ肇とクレージーキャッ . . . 本文を読む
昨日、サンマリンスタジアム宮崎を長嶋茂雄氏が訪問した。長嶋氏が脳梗塞で倒れてから初のジャイアンツのキャンプ地訪問で、これは3年ぶりの事だとか。「長嶋氏を”客寄せパンダ”として引っ張り出すのは、もう好い加減に止めて欲しい。」という気持ちは在るものの、あの笑顔を目にするとホッとするのも事実。発する言葉は未だ未だたどたどしかったものの、元気な姿が見られたのは嬉しかった。
同日、サンマリンスタジアム宮崎 . . . 本文を読む
「人が3人集まれば、派閥が出来る。」と良く言われる。これは別に現代に限った事では無く、古今東西に於いても”常識”だったのだろうが、特に我が日本人は徒党を組むのが好きな国民性の様に思う。どの分野でも多かれ少なかれ、派閥は様々な名称を持って存在している。
芸能界に目を向けてみると、この手の派閥がかなり目に付く。”北島ファミリー”や”和田アキ子一派”、”石原軍団”、”欽ちゃんファミリー”、”たけし軍団 . . . 本文を読む
昨日の新聞に、落語家の立川志らく氏が「落語へのひどい偏見」という記事を載せていた。
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・ 或るTV番組にゲストで呼ばれた際、アシスタントの女性タレントから「落語家さんと聞いていたから、もっと御爺さんかと思っていた。」と驚きの表情で言われた。
・ 笑点への出演が落語家の到着点だと信じ切っている人が結構居て、「志らくさんも、一日も早く . . . 本文を読む
ポール牧さんが亡くなった。飛び降り自殺という形で、自らの人生に幕を引いてしまったのだが、一報を耳にした時には「まさか!?」という驚きと共に、心の中を喪失感で覆われてしまった。
御笑い大好き人間である事は、此処でも何度か触れているが、好きな芸人の一人がポール牧さんだった。最初に彼を知ったのは、30年以上前のTV番組だった。大正テレビ寄席か何かだったと思うが、今は亡き関武志さんと組んだコント・ラッキ . . . 本文を読む
今でも記憶に残っているドラマは少なくない。「岸辺のアルバム」や”赤いシリーズ”、「Gメン’75」、「高原へいらっしゃい(田宮二郎ヴァージョン)」等々、枚挙に遑が無いのだが、「ムー」及び「ムー一族」もそんな番組だ。喜劇人としてのみならず役者としても大好きな伊東四朗さんや、個性派女優の樹木希林さんが出ていた事も在るが、実に面白いドラマだった。時折、TV創成期の頃の様に、ぶっつけ本番の”生放送”を試みる . . . 本文を読む
こんな記事が載っていた。吉本興業が重大な局面に在る時、特に会長が亡くなって間もない段階で、「長女の結婚会見に同席した西川きよしは非礼極まりなく、許せない。」と会長未亡人が大激怒し、彼の追放を図っているというのだ。真偽の程は闇の中だが、もしこれが本当なら吉本側の姿勢に疑問を感じる。
義理人情を重んじる芸能界(そういった事をしばしば声高に叫んでいる”芸能界の御意見番”が、自分と同事務所の女性タレント . . . 本文を読む
当ブログをしばしば覗いて下さっているやま様が、御自身のブログ「やまの日々是平穏」内で「社員活性化のセミナー」という記事を書かれている。「会社と仕事の在り方」に付いて書かれたものなのだが、先日読んだ「週刊朝日(2月25日号)」に載っていた或る記事を同時に思い浮かべてしまった。その記事のタイトルは、「人力舎 超脱力経営の美学」。
お笑いに興味が無い人間でも、吉本興業の名前は知っているだろう。今や関西 . . . 本文を読む