本日は晴天に恵まれ朝から忙しく動き回り、今やっと一段落といったところです。 ギボウシ達に健康に育ってもらいたい為、日当たりの良いところに出して、日光浴をさせてやりました。
今日は私が今まで調査経験してきた、ギボウシの生育環境について少し書いて見たいと思います。
ギボウシは大きく分けると次の4種類があります。
1. 大葉ギボウシ 自生地 山の沢沿いの地表
日当たり 雑木林の木漏れ日が当たる場所あるいは日当たりの良い場所
2. 岩ギボウシ 自生地 山の沢沿いの岩場(ただし何処にでもある物ではない)
日当たり ほぼ大葉ギボウシに同じ
※個体数で比較した場合は、大葉ギボウシの方が圧倒的に多い。
3. 水ギボウシ 自生地 湿地、湿原等(他の水生植物と混生)
日当たり 湿地等でありほぼ終日、当たっている(ただし天候の変化が激しい)
4. 小葉ギボウシ 自生地 私達の生活環境に一番近く雑木林等(特に伐採された開けた様な場所では元気に生育している)
※杉林等で陽光が地表に届かない様な場所には、ほとんど無い。
まとめ これは私の経験から言えるのですが、ギボウシは比較的日当たりを好む植物であります。 陽光を受ける事により光合成が活発に行われ、健康に育つものであると信じています。
ただし、やはり夏場の直射日光は葉やけの元ですので、遮光をしてやった方が良いでしょう。
ギボウシ雑種の生まれやすい環境
それは私達の生活環境の近くにあります。
理由 私達の庭等には、数多くの品種改良されたギボウシが植えられていて、その花が、小葉ギボウシの花と一致して咲いたとき、それらの花を行き来する蜂等により受粉される可能性が高いと思われるからです。 実際に私は住宅地のすぐ近くの雑木林の中の限られた範囲に班入りのギボウシを見つけた事があります。
山奥に行けば行くほど、こうした交配は起りにくくなり、自然界で起る突然変異のみの発生という事になります。
この画像は紫ギボウシの覆輪種です。 これは古い品種なのですが、葉芸が楽しめるのに加え、花が濃色でふっくらとした丸い花が咲きますので楽しめる一品です。
紫ギボウシには他に中斑の物がありますが、こちらの斑は直ぐに暗んでしまい葉芸としての価値はあまりありません。 ただし花は同じ花が咲きます。
今日はひさしぶりに、日本ミツバチが飛んでいるのを見かけたが、巣にはいったか?は未確認です。
この画像が日本ミツバチを誘引するというキンリョウヘンの花です。