今朝早く近くの親戚から、葉物野菜が育ったので採りに来るようにと言う連絡が入り、早速行って収穫しました。 無農薬で育ち、そのみずみずしさには感動してしまいました。 しかし(私採る人)ですのでそんな事を言っていられますが、生産する人の立場から言うと、毎日が畑との格闘だよと言っていました。 その苦労を意識しながら、有難く食する事にしょうと思いました。
今日は私の経験からギボウシの耐寒、耐暑性について少し書いてみたいと思います。
1. 耐寒性及びその対策
ギボウシの耐寒性については、鉢が凍っても平気です。 春には何も無かった様に芽を出してくれます。 理想的な冬越しの状態は、植物全般についても言える事ですが、雪とか氷に埋もれている状態、これが一番です。 何故ならこの状態は雪とか氷の布団に包まれて0℃に保たれているからです。 それが直接外気温にさらされると、寒い地方の場合は-10℃とか-15℃とかの低温に、さらされてしまうからです。 そうなるとやはり耐寒性強健と言えども、凍害が起り、葉がくしゃくしゃになった様な状態で芽を出します。 しかしこの事で完全に枯れてしまう事はありません。 回復するまで時間は掛かりますが、回復します。 冬になると寒くて可哀想だからと言って暖かい部屋に持ち込む人が居るかも知れませんが、ギボウシにとっては迷惑な話なのです。 私の経験から考えますと、寒季にはそれなりの寒さに当てないと、良い芽を出してくれません。 一番容易な冬越し方法は、鉢ごと土中に埋めてしまう事です。 これで安全な冬越しが出来ます。 地植えの物は、もみ殻等をかけておいてやれば十分です。
2. 耐暑性及びその対策
耐暑性についても強健と言っても良いでしょう。 地植えの物等は多少葉やけを起こす程度で何ら問題は有りません。 鉢植えの物は暑さそのものよりも水切れが最も恐いと考えます。 水切れは絶対にNGです。 その他ギボウシを狭いスペースにギューギュー詰めにしてもいけません。 蒸れを起こす危険があるからです。 どうしてもそうせざるをえない場合は、扇風機等で弱く風を送ってやる事も考えた方が良いと思います。 理想的には早朝に陽が当たり、日中は木陰になる様な場所が一番でしょう。 その様な場所が無い場合は遮光ネットを使用します。 この場合でも空気の流れを意識した方が良いでしょう。 夏は特に通風に心掛けてやれば元気に乗り切ってくれると思います。 あまりにも暑いような時は、ギボウシ周辺に水を打ち、蒸発潜熱によって気温を下げてやりましょう。
上と下の画像の個体は同じ物です。 葉芸自体は浅い覆輪系ですが、葉軸の色が岩ギボウシ独特の色を出しており、立葉系ですのでスッキリとしていて、とても気に入っている個体です。 派手な物ばかりに目が行ってしまいがちですが、こんな所にも美しさがある事を見出したいと思っています。
巣箱の四十雀の雛が誕生して、親がにわかに忙しくなって来たようです。 大きな青虫等をくわえて来ます。