銀幕大帝α

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リベンジ・マッチ

2016年01月12日 20時47分00秒 | 洋画ドラマ
GRUDGE MATCH
2013年
アメリカ
113分
アクション/ドラマ
劇場公開(2014/04/04)




監督:
ピーター・シーガル
『ゲット スマート』
製作:
ピーター・シーガル
出演:
ロバート・デ・ニーロビリー・“ザ・キッド”・マクドネン
シルヴェスター・スタローンヘンリー・“レーザー”・シャープ
ケヴィン・ハートダンテ・スレート Jr
アラン・アーキンルイス・“稲妻”・コンロン
キム・ベイシンガーサリー
ジョン・バーンサルBJ



<ストーリー>
伝説のボクサー“レーザー”ことヘンリーと“キッド”ことビリー。過去に遺恨を残した宿命のライバルふたりが、30年ぶりにリングで対決することになり…。

ハナタレ共、
これが人生賭けた
戦いだ


-感想-

ある意味で元ボクサーでもあるデ・ニーロとスタローンがリング上で激突。
年老いたジェイク・ラモッタ(レイジング・ブル)VSロッキー・バルボア(ロッキー)なんですよ。
これにはボクシング映画ファンなら誰でも胸熱でしょ。

パロディネタもチラホラ。
生卵一気飲み(本編では強制的に飲まされてスタローンがウェ~てなるw)。
吊るされた生肉をサンドバッグ代わりにパンチ(衛生的に悪いから止めろと言われるw)
『ロッキー』世代の自分としてはこういうお遊びにはニヤリとさせられます。

金はあるけど態度はずぼらなキッド、金はないが態度は紳士的なレーザーをデ・ニーロとスタローンがそれぞれに好演。
2人に挟まれる形で訳有りな中年女性を演じるのがキム・ベイシンガー。
この3人の関係も因縁という形で面白く描かれていました。

スタローンは日頃からアクション映画に良く出ているから体が鍛えられているのは承知だけど、デ・ニーロは初め腹が出ていて情けない姿ったらありゃしない。
でも、いざ対戦となった時はきちんと体を絞って仕上げているんだよね~。
こういうのを見せられると、流石デニーロ・アプローチと呼ばれているだけの名優ではあるよなぁと感心しきり。

爺2人がボクシングして画になるのかだって?
そんじょそこらのアマチュアボクシング観るより、相当白熱したボクシング映像を我々観客に提供してくれていますよ。
片目が網膜剥離で失明しているレーザーはそれを隠して戦いに挑むも、死角からパンチを食らって大きなダメージを受けちゃう。
勝利を確信するキッドだが、セコンドとして傍に付いていた息子からレーザーの片目が見えない事を知らされるのです。

卑怯な手を使ってまでして勝っても嬉しいのか

普段はずぼらな性格のキッドだが、スポーツマンシップは失ってはいなかった。
ダウンしたレーザーに近寄り「まだ戦えるか?」と聞き、「まだだ!」という答えに自ら手を貸し立たせる。
そして、もう片方の目でもきちんと見えるように真正面から正々堂々と立ち向かっていく。
すると今度はキッドが劣勢になりダウンを奪われる。
となるとレーザーが取る行動は・・・もうお分かりですよね。

悔いの無いリベンジマッチを遣り遂げようじゃないか!

キッドとレーザーだけにしか分かり合えない宿敵だからこその思い遣り、結果に後悔だけは残したくないというスポーツマンとしての心構えにウルウルしちゃいました。

夢の対決が話題として先行した作品ではあるけれど、内容そのものもとっても良かったです。

これが人生賭けた戦いだ

強ちこのキャッチフレーズも間違ってはいない、老いぼれ達の魂と執念を掛けた戦いに感動。
ボクシング映画としても秀作です。

で、次のリベンジマッチは耳を噛み切ったあの男と噛み切られた男との話(笑)。
自虐ネタなのに2人仲良く?並んでオチ扱いにも関わらずラストにチョイ出演してくれたのは和解したからだろうか。
但し噛み切られた男の要望は噛み切った男への当て付けか、『ハングオーバー4』への出演らしいプッ。

評価:★★★☆
16/01/12DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2014-08-06
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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コメント (2)
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