銀幕大帝α

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ノック・ノック

2016年10月14日 14時09分26秒 | 洋画ホラー
KNOCK KNOCK
2015年
チリ/アメリカ
99分
サスペンス/ホラー/エロティック
R15+
劇場公開(2016/06/11)




監督:
イーライ・ロス
『グリーン・インフェルノ』
製作:
イーライ・ロス
製作総指揮:
キアヌ・リーヴス
脚本:
イーライ・ロス
出演:
キアヌ・リーヴスエヴァン
ロレンツァ・イッツォジェネシス
アナ・デ・アルマスベル



<ストーリー>
平和で理想的な家庭を築いた良き父親・エヴァン。彼は家族が留守にしている間に突然訪ねて来た妖艶な美女・ジェネシスとベルの誘惑に負けたことで、絶望の淵へと追い込まれる。

訪れたのは快楽と地獄――

-感想-

鑑賞者を不愉快にさせる事に関しては天下一品の作品。
兎に角やりたい放題に家の中にある妻の芸術品、家具なんかを罪悪感も無くキャッキャッとはしゃぎ回りながら破壊されていく様を淡々とエヴァンと一緒に見せ付けられるのみなので苛々だけが増していき、こいつら痛い目に遭ってくれないかねとそういった願望も徐々に大きく生まれてくる。

だがその期待に反して、映画は最悪のバッドエンド。
救いも何もありゃしない。
てっきり後半はエヴァンの反撃が開始されて気持ちをスカッとさせてくれると思っていたのに・・・。

大雨の中、突然家に訪れた謎の美女2人組。
正体は最後まで不明。
けど多分彼女達は「家族が一番大事」と言い張る男に、その愛が嘘か真かを試し、セックスを拒否しなければ制裁を与えて「どの口が家庭が大事とか言ってんのよ、この変態が!」とバカにして去って行く恐怖のハリウッド版セクシー仕置き人なんだろうな。

甘い誘惑に負けると痛い目に遭うぞ。
家庭持ちの男の真摯な態度と誘いの罠には決して引っ掛からない強い拒絶が試される本作だが、まああの状況に強引とは云え入り込んでしまったら、そりゃあ私でもヤッちゃいますわ。
あんなのに遭遇して私のムスコが無反応な訳がない。
しかもエヴァンとしては最近妻とはご無沙汰だった訳でしょ。
ええい、もうどうにでもなれ!と脳が勝手に性欲を支配してイケイケドンドンで後先考えず今を楽しんじゃえ!てね悪魔の囁きに乗っかってバッコンバッコンしちゃうだろうな。
だろうなじゃねぇわ、絶対に私だったら狂った様にヤりまくってます(笑)。
それが男ってもんじゃないの?違うかい?
なもんで正直な所、エヴァンが気持ちに負けてヤッちゃったてのは凄く分かるし、同情もしたくもなるのよ。
これが一夜限りの楽しかった3人だけの秘密のセックスで終われば良かったんだけどね。
まさかここからが天国終わりの地獄の始まりだとは朝目覚めた時には予想にもしてなかっただろうて。
後悔しても遅い、正に後の祭り状態。

か弱い君たちなら僕の力の方が勝る

なんて言ってたエヴァンは何処行った。
縛られて拷問受けて命乞いしてと散々な姿。
情けなさ過ぎて、彼女達の振る舞いが鬼畜過ぎて、もうなんかね胸糞悪い、気分相当害してきて、こりゃ駄作認定だなと考え固めてたんですよ、ええ。

ところがですよ。
ラスト。
このラストで一気にその考えが急変しちゃった。


見て、キアヌのこの世の終わりみたいな顔ww
ヤバイよヤバイヨーて出川状態w

で、直後にバカ力振り絞ってある事をやっちまって今度はこの顔。


私、大爆笑wwww


おいおい、もうそれ位で止めてくれよw
帰宅した息子の一言に全く笑いが止まらなくなったじゃねぇかw

怒涛のお笑いトリプルパンチを思い切り腹に食らってむせ返りながら大笑いした事により、ここまで頭にあった駄作認定が180度転換して傑作認定になりました!パチパチ

ブラックジョークが過ぎるぜ。
でもそんな最高なブラックジョークを最高の形で提供してくれたイーライ・ロスに感謝。
こういう笑いを堪えられないオチ、大好物っス。
私は間違わずに押しましょう。
イイネ

冷静になれば確かに彼女等は人殺しはしていないし、ゲームを楽しんだだけなのだから責める要因がない。
相手が美女だろうが困っていようが知らない人物は玄関で対処して家の中に招き入れなければ良いだけの話。
今更泣き言叫んで逆ギレしてもね、もうどうしようもないよ自業自得やん。
家族(特に妻)には何て説明するのかね、気になるんだけどw
その優しさが家庭崩壊、お気の毒様です。

にしてもPixiesの「Where Is My Mind?」て曲、映画界では大人気だよな。
『ファイト・クラブ』のエンディングに使われたのが最も有名であるけど、本作のエンディングもこの曲だったし、色んな作品の雰囲気と余韻にピタリと合う名曲なんだろうなぁ。
勿論、今回も歌詞そのものがラストに漂わせていた空気感にマッチしていて絶妙な幕閉じを務めてくれていました。
楽曲チョイスと、オチの抱腹絶倒さ、キアヌの終始情け面に乾杯。
こんなにも始めと終わりで抱かされる感想が変わる映画も珍しい。
正直『グリーン・インフェルノ』のユーモアよりも遥かに好感が持てた。
終わりよければ全てよし。
何度も書くがオチ最高!

評価:★★★★
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関連作:
『メイク・アップ(1977)』

ここからは15歳以下は閲覧禁止だよ。
おっぱい観たけりゃ皮を剥いておけ!
























【シャワールームの楽園】へいらっしゃい


イーライ・ロスの嫁さんジェネシス役のロレンツァ・イッツォおっぱい。


世界の美女100人にも選ばれたことのある女優ベル役のアナ・デ・アルマスおっぱい。
貴方はどちらがお好みかしら?
ムラムラ度(4/5)

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