銀幕大帝α

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ロスト・ウィークエンド

2011年06月25日 21時28分26秒 | 洋画ホラー
LONG WEEKEND/08年/濠/88分/サスペンス・ホラー/劇場未公開
監督:ジェイミー・ブランクス
出演:ジェームズ・カヴィーゼル、クローディア・カーヴァン

<ストーリー>
リフレッシュがてらキャンプに出掛けた倦怠期のピーターとカーラ。現地に着いた翌日、ピーターが泳いでいると大きな黒い影が近付いて来て…。

<感想>
なんでもこれ、78年に製作された同名原作のリメイクらしい。
因みにこちらがオリジナル版トレイラー。


で、観終わった時の感想としては、

「なんじゃこの映画は」

傲慢な夫と、やる気nothingな妻が、未開のリゾート地にやってきて(というか迷い込んだ?)

海で泳いだり

日光浴したり

暇潰しにオナニーしたり

イチャついたと思ったら口喧嘩したり

を延々と繰り返しているだけ

という何ら面白い、怖い場面が出て来ない忍耐力を求められる作品なんです。

けど、たまに

海に巨大な黒い影が浮かんでいたり

鳥が襲ってきたり

水中銃が暴発したり

と、何かが起こる気配を抱かせますが、決して大きな発展にはなりません。

で、ぐだぐだとストーリーが進んでいたら、

死んでたはずのジュゴンが!?
別の家族の様子が!?
妻が!?
夫が!?

となる訳なんですが、普通に観ていたら結局何だったのか意味分からない。

流石に頭の中が「?」で一杯のままでは埒が明かないので、特典の予告編を観たんですが、そこでようやく

『決して踏み込んではいけない。その地を汚した者には死を』

と予測させる、楽園の呪いを描いたホラーなんだな、と感づかされた訳で。
この解釈が当たっているかそうでないかは定かではありませんが・・・。

観た人の判断にお任せします。
投げ遣りですみません。

評価:★★
11/06/25DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-24
メーカー:アース・スター エンターテイメント
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SPACE BATTLESHIP ヤマト

2011年06月24日 23時18分14秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
10年/日本/138分/SFアドベンチャー/劇場公開
監督:山崎貴
主題歌:スティーヴン・タイラー『LOVE LIVES』

出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、池内博之、マイコ、斎藤工、浅利陽介、田中要次、堤真一、高島礼子、橋爪功、西田敏行、山崎努

<ストーリー>
地球を滅亡の危機から救うため、惑星・イスカンダルを目指す宇宙戦艦ヤマトの戦いの旅を描く。
<感想>
豪華な出演者な割には配役が微妙な気がしないでもない。
森雪に黒木メイサ?
イメージがちょっと違う。
けど、ま、いっか。

元アニメも正直、殆ど観た事ないんだよね~。
大まかな人物、雰囲気なんかはパンチコ打って知った口。
あ、テーマソングは流石に有名だから知っているけれどね。

だから、まぁ比較するって事が出来なかったから、‘日本の最新技術を投入したVFX映画を楽しむ’という気持ちで観てました。

良く出来ているんじゃないですかね、VFX。
ちょっとした『スター・ウォーズ』みたいな宇宙空間での戦いは、下手なハリウッドSF映画に見劣りしない程の出来で、そこそこ見応えありましたよ。
これが世界に通用するかどうかは疑問だけれど、日本映画としては合格点を上げても良いと思う。

製作時間をかなり費やしたと言われている、ヤマトが地中から発進する場面は迫力満点で、悔しいかな、かなりテンション上がってしまいました。
只、ちょっとあっさり過ぎか。

後は・・・う~ん、映像としては凄いんだろうけど、それ程ワクワクするような場面は無かったかなぁ。

あ!アナライザー!!
後半で突如、巨大ロボ化して敵を撃ちまくるシーンはなんかカッコ良くてグッとくるものがありました。
だって、森雪のスカートをめくるだけが取り柄のスケベロボとしか私の中では(笑)。
それが、まさかウィンウィーンて変形して
「チキュウヲタノミマス」
と、最高の見せ場を作っちゃうんだもん、古代が突進するラストより泣けたね、うん。

最後に、やっぱりキムタクはゴローちゃんみたいにはなれていなかった。
顔は良いが要所、要所での演技に上手さが無い。
胸を熱くさせてくる為の何かが足りない。
だから感動もしない。
終わり方が良いだけに尚更残念です。

ワープ中に子作りしていた事だけは恐れ入りますが(爆)。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
11/06/24ブルーレイ鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-06-24
メーカー:セディックインターナショナル
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REAL

2011年06月23日 21時56分42秒 | 洋画ホラー
SNARVEIEN/09年/ノルウェー/74分/サスペンス・ホラー/劇場未公開
監督:セヴェリン・エスケランド
脚本:セヴェリン・エスケランド

出演:マルテ・クリステンセン、ソンドレ・コルグトフ・ラーセン、イェンス・フルテン

<ストーリー>
北欧の森林地帯で車のトラブルに遭い、夜の闇を彷徨うリナとマルティン。ふたりは森の奥に佇む1軒の家にたどり着くが、そこで謎の家族に監禁されてしまい…。

<感想>
これ、ノルウェー産って事で興味があったんだよね。
ノルウェーホラーと言えば『ザ・コールデスト』という秀作がありましたから。
雰囲気はまんま『悪魔のいけにえ』風。
車がパンクしたので電話を借りに近くの一軒家に行ったら、そこには殺人一家がいたっていうやつ。

事が始まりだすまでの導入部分がやたら長いですが、割と楽しめました。
親切な警官が実は・・・と、オーソドッグスな展開ですが、妙にワクワクしちゃった。
何せ恋人が早々に拉致されちゃって、軟禁状態から逃れたガールフレンドが、助けを求める為にやたらめったら走る、走る。
抵抗するのはラストだけなんだけど、誰もいない過疎地帯でいかに敵の追撃を逃れるかという部分に緊張感は出ていたと思う。

準備万端な割には、計画性が薄く、また殺人一家がどうしようもないトンマ者ばかりなので、反撃に講じるシーンに期待が持てる所が大きい。
終盤で2人の身を案じた友人が助けに来るんだけれど、彼がどういった絡みを見せてくれるのかというものにもウキウキさせられます。

はっきり言って怖さ的なものは皆無な作品だけれど、盛り上げ場所を部分的に用意している為か変なダレ場もなく、観客を楽しませようとする恐怖に慄く表情や、ドキッとさせられる演出もそこそこに光っていて、低予算ながらも真面目に作り上げようとする試みがきちんと伝わってくるのが功を制した感じ。
74分という尺の短さながらも、物語の纏め具合がしっかり出来ているので、鑑賞意欲を失わずに観れました。

評価:★★☆
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マハウット!

2011年06月23日 21時05分47秒 | 亜細亜アクション
Mahaut/03年/タイ/98分/SFアクション/劇場未公開
監督:クライソーン・ブーラナシン
製作:オキサイド・パン

出演:チャッチャイ・ガムーサン、ニルット・シリジャンヤー

<ストーリー>
かつて敵ともろとも村人をも皆殺しにしたマハウットを纏った兵士で、親友でもあったトーンカムとカジョーン。悪行の限りを尽くすカジョーンに、トーンカムに育てられたジェートが闘いを挑む。
<感想>
仏から与えられし聖なる刺青の力で不死身になるらしい。

弾丸も弾くし、空中停止させる事も出来る。
炎に包まれてもへっちゃらだい。

が、少しでも油断すると

思いっきり被弾します。
血も出ます。
痛みに耐えられずもがき苦しみます。

集中してこそ発揮させられる不死身の力。
おかしくね?
どんな時でもどんな事されてもビクともしないのが不死身だろ?

やたらと大怪我を負い、瀕死の状態にまでなっているんだが。
本作で取り上げられている不死身のパワーなるものに全く説得力ありませんぞ。

ラストバトルに至っては、敵ボス、火だるまになって慌てふためいてますし。
更に鉄の棒で突き刺されて絶命って・・・。

不死身の力を過信したら仇となる

そういった教えみたいなのも出て来なかったしなぁ。
不死身がテーマなのに、無敵どころかやたらと傷つきまくる敵味方。

まるで不死身の要素を無視したかのようなお粗末な展開。

超能力を持つ男達って話にした方が良かったんじゃないの?て思える位のヘッポコ映画。
タイ映画も幅広いが、こういうヘンテコな映画もあるんやね。
オキサイド・パンが製作に関わっているってのが嘘みたい。

評価:
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レスラー

2011年06月21日 23時55分04秒 | 洋画ドラマ
THE WRESTLER/08年/米/109分/ドラマ/R-15/劇場公開
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:ダーレン・アロノフスキー
主題歌:ブルース・スプリングスティーン

出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド

<ストーリー>
家族、金、名声を失った元人気プロレスラー・ランディは、ある日、心臓発作を起こして医師から引退勧告をされてしまい…。
<感想>
実生活でもどん底まで落ちたミッキーと、プロレスラー・ランディの生き様が見事にオーバーラップした奇跡の一本。

愛する娘に縁を切られ、恋する女性にもフラれ、生きる喜びを失ったランディが自暴自棄に陥り、職場のスーパーで大暴れ。
重い心臓病を患いながらも、自分を解放出来る場所はもうリングの上しかないと、体に鞭打って花道を歩き出す。

人生も痛々しいが、リング上で胸を押さえ苦しむ姿も痛々しい。
しかし、全てを失い全てがボロボロとなったレスラーが、身を心配して駆け付けてくれた愛する女の姿が会場から消えた事で完全に吹っ切れて、死のリングポストダイブを決行するラストシーンが切なくもあり清々しくもあり。

どうせ死ぬなら、人生を費やした好きな場所で死にたい

これは一度地獄を味わったミッキー自身にも大きく反映されているんじゃないだろうか。
自虐とも取れるこの作品だが、出演した事が大事で、新たなミッキー・ロークというものをスクリーンに叩きだした感がある。
そう思わざるを得ない、見事な演技でした。
魂がこもった熱演とはこういうものを言うんだろうね。

「80年代最高!ニルヴァーナがブチ壊しやがったがな」
ニルヴァーナ世代の私としてはこのセリフには苦笑い。

ストリッパーを演じたマリサ・トメイも凄く良かった。
40代とは思えない、美し過ぎる裸体にうっとり。
ランディに時折見せる笑顔がまた可愛い。
決して私は熟女派ではないが、妙に甘えたくなるようなチャーミングさが彼女にはあり、それが魅力的でもあり、作品に華を添えている。
素晴らしい。

受賞履歴:
2008年 第66回 ゴールデン・グローブ賞主演男優賞<ドラマ部門>ミッキー・ローク
2008年 第65回 ヴェネチア国際映画祭金獅子賞 ダーレン・アロノフスキー

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★
11/06/21DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-01-15
メーカー:日活
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