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第47回大阪府市議会議員研修会

午後2時からホテル阪急エキスポパークで市議会議員研修会があった。

年1回この時期に開催されるもので、毎年、特別な別件がない限り参加している。

今年は「地方議会の活性化」というテーマで専修大学法学部教授の小林弘和さんの講演であった。

このところ、地方議会の活性化のテーマで講演を聴くことが多いが、今回は期待以上に(というか、正直あまり期待していなかったのだが)面白く話を聞くことができた。

何が面白かったかというと、
たとえば専修大学で学生向けの講座として地方自治、地方議会について行っており、講師を議長経験者にお願いしているが、「地方議会」という言葉があると大学で認められず、仕方なく「都市改革論」と銘打って地方議会のことを話してもらっている。
その中で、学生・市民・議員にアンケートをとったり、実際に議会傍聴に行った学生が感想を書いたりしている。

アンケートでは地方自治体の市長を会社の社長にたとえた場合、議員や市民は何になるか?という問に対して、
市民は株主だとか、消費者だとかいう意見があり、
議員については、議員本人の6割が監査役に当ると答え、市民や学生のほとんどは重役に当ると答え、議員本人の自覚と他からみられている事にギャップがあった。

また、議会傍聴のときに委員長報告があり、議場がどっと沸いた(皆が笑った)がなぜ、笑ったかわからなかった。後で聞くと、委員長報告はメモを見て読んでおり、書かれた文字を読み間違えたということであった。
なぜ自分(委員長)が書いた文字を読み間違えるのか、わからないという感想があった。
その理由は、委員長報告と言っても委員長が報告文を書いている訳ではなく、議会事務局職員が書いているからということだ。

他にもいろいろ話を聞いたが、いちばん強く思ったのは、自治体の情報公開・提供、市民参加・参画というときに、首長サイド(行政サイド)の情報公開、市民参加・参画は進んできているが、議会の情報公開・提供、市民参加・参画はまだまだ遅れているということだ。

これから私自身どんな動きをすべきかを常に考えているが、考えているだけではなく、一歩ずつでも進んでいかなければ何も変えることはできないと、あらためて思い、決意した一日であった。
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