どれだけやっても慣れないツケマ。
本番の楽屋だけでは不安なので、いつも事前練習をする不器用な私。
早朝スマホに届いたネットニュースで、詩人の谷川俊太郎氏が亡くなったと知った。
明日の本番でも谷川俊太郎の詩による曲を歌う。
彼の詩は誰でもわかるやさしい言葉ばかりが並ぶが、意味を簡単に限定しない。
それは不思議なことだが、深い魅力がある。
明日はそんな事も伝えながら、表現としてはあっさりと歌おうと思っている。
それこそ、彼のメッセージだと思うから。
庭に乱れ咲いている小菊は、元は一つの苗なのに、紫、黄色、薄い紫などいろいろな色の組み合わせが出現している。
あちこちで先祖帰りをしているのだろうか。
今朝ふと見たら、真っ白い菊まであって驚いた。
土につきそうなくらい倒れていたので、ハサミで切ってきた。
11月のカレンダーの隣に飾ってみた。
私が初めてヘルシンキに行ったのも、ちょうどこの頃。
昼間が本当に短くて、ほとんど夜ばかりだったし、雲が厚くて空は毎日暗かった。
良いところばかりではなく、この北国の本当の姿を見たような思いもしたが、それでもこの街の人間の魅力は温かさに溢れて、大好きな街になった。
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