しましまのドレミ・カフェ

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水滴

2021-09-03 15:25:00 | 美術館めぐり



仕事は午前中で終わったので、雨の中だが思い切って県陶磁美術館の企画展「水滴」に行ってきた。

(この企画展はすべて写真撮影可だった)





まるで不調法の自分なので、「水滴」というのは字を書く時に硯に水を落とす文房具の一種、というのを説明を読んで知った。


自分世代だと、ぎりぎり分かるかもしれない。


学校の習字の時間、墨汁を使う人もあったが、墨を擦る人もいた。


今の子どもたちは硯に墨汁を落とすだけなので、墨を擦るということを知らないのではないかと思う。



硯箱に入れる水滴は四角いものが多く、机上に置いて使うものは趣向を凝らしたデザインのものがたくさんあるのだそうだ。


それがたくさん展示してある企画展なのだった。





初めに展示してあったこれは、蓮の花が描かれており、14世紀に瀬戸で焼かれたものだった。


掌に乗るほどの小さなもので、日本人の「カワイイ」文化はやはり生来のものだと思えてくる。






猿、蛙などに宗教的な意味合いを持たせた意匠などもあった。

どれも愛らしく、日常的に大切に使っていたのであろうと想像しても楽しい。





見終わっても、まだ降っている。






誰もいない軽食室でひと休み。






抹茶と菓子で500円のお薄セットを静かにいただいた。




館内ですれ違った人も、4、5人。


今日も十分過ぎるディスタンスだった。




入館料も600円のところ、ネットからの割引で500円。



ちょっと気分を変えたい時など、ちょうど良い。

たまには美術館にお出かけしてみませんか😊






実はこの前売り券も買ってあって、ずっと財布に入れてあったのだが、コロナがどんどんひどくなり、後数日の期間だが、行くのをあきらめている。


まあ仕方ない。





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2 コメント

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水滴 (よう)
2021-09-03 15:52:03
そうなんですよね、
私など 小学生の頃は まだ墨汁もなくて それでも 早く擂れるという柔らかい墨があって
それを使うと 墨あとの色が違うので 先生に「横着するな!」と ばれる子がいました。
こんな小さな水滴で ポトポト落として焦らずするのは楽しいものです。
ちなみに書道をやっている孫は墨をすりたがりますが 教室では時間的に
墨汁を使っていますけど。
そもそも 今の子供が学校で買う書道のお道具は 硯じゃなくて 
硯箱のなかに墨汁を溜められる穴が型取りされているだけで
擂れないのです。
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Unknown (しましま)
2021-09-03 17:44:16
ようちゃんは書道をされているので、身近なアイテムかと思います。備前焼のものもありましたよ💓
小学生の持ってる硯、あれは溜めるだけのものだったとは❗️忙しい現代の子どもたちに墨を擦る時間はないのでしょうね💦
しかし文房具売り場は時代が移っても人気があるように思います。現代人も気持ちはあるのだと思います😊形が変わっただけ。それにしても今日出会った水滴たちは中々良かったです♪
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