GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

さすがクドカン!俺の家の話

2021-01-27 02:22:31 | MUSIC/TV/MOVIE

さすがだ。面白い!

俺の家の話。

と言っても俺の家の話ではなく、1月22日に第一回が放送されたTBSドラマ『俺の家の話』のことである。これが面白いのだ。

 

脚本は宮藤官九郎。主演は長瀬智也。

この二人は『池袋ウエストゲートパーク』や『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』と過去にも面白い作品を世に送り出してきている。池袋の八百屋でトラブルシューター、昼は噺家で夜はヤクザ、ボジティブ思考なうぬぼれ刑事。そして今回長瀬が演じるのは能楽師の息子で元プロレスラー。

 

能の宗家の生家を飛び出してプロレスラーになった長瀬智也。ある日、人間国宝の父・西田敏行が倒れたと連絡が入り病院に行き、そこから家族との数年ぶりの対面から介護やら相続やら跡継ぎとか話が展開する。

 

能とか人間国宝とか言われても一般人にはほぼ無縁。ユネスコの無形文化遺産になってても、95%の日本国民はよくわかっていない。俺も道成寺くらいしか知らん。

歌舞伎ならまだしも、能、狂言、浄瑠璃、文楽を行ったことある人はほぼいない。いても小学や中学校の課外授業とやらで行かされたってくらいだろう。ミスチルのコンサートに行くかのように「今度の休みは能を見に行く」なんて人は皆無、せいぜい野村萬斎さんを知ってるくらいだと思う。

こんな一般人にほぼ無縁の能を取り入れて、ホームドラマを作るという無茶ができるのが宮藤官九郎のすごいところ。

 

そしてプロレス。昭和の頃はゴールデンタイムで平気でプロレス中継してたのだ。額から血を流そうが、リングサイドでパイプ椅子で殴りあおうがお構いなしだったのよ。

プロレスラーの入場にはテーマ曲があった。そもそも全日本プロレス中継のオープニング「スポーツ行進曲」は聞けば誰もが知ってるはずだ。

ブッチャー「吹けよ風、呼べよ嵐」、ミルマスカラス「スカイハイ」、ファンクス「スピニング・トーホールド」、アントニオ猪木「炎のファイター」、スタン・ハンセン「サインライズ」。

そして、今回のドラマで長瀬智也が憧れたブルーザ・ブロディのテーマ曲は「移民の歌」(LED ZEPPELIN)。だが、デビュー戦でレフェリーが「ブルーザ寿一」を間違え紹介し「ブリザード・寿」になった。開き直って入場テーマ曲は松任谷由実の「ブリザード」だ。軽すぎて合ってないが許す。クドカン遊びすぎ。盛り込みすぎ。

 

ガキの頃川口ひろし探検隊やプロレスを見て育ったせいで、「やらせだ」「仕込みだ」「捏造だ」などの許容範囲は今の若者よりかなり広い。毎回マジでやってたら死人が出るって。放送時間内に終わらんて。3回やられたら反撃。ロープに振られたらチョップを受けダウン、何度か目でかいくぐって逆襲からスープレックス。コーナポスとかニーパット、このままじゃぁってところで回避し自爆。お約束でいいのよ。

この受けと攻め、百合やBLの世界にも通じる筋書きを盛り上げるのが、解説者の熱い実況とニックネーム(異名)。

アントニオ猪木の「燃える闘魂」を始め「鉄人」ルー・テーズ、「神様」カール・ゴッチ、「鉄の爪」エリック、「魔王」デストロイヤー、「超人」ハルク・ホーガンなど短いのから、「ブレーキの壊れたダンプカー」スタン・ハンセン、「千の顔を持つ男」ミル・マスカラス、「黒い呪術師」ブッチャーなどね。

ブルーザ ブロディは新日時代は「インテリジェンス・モンスター」だったけど全日では「キングコング」ってありきたりになっちゃった。

よく勘違いされるけど、この異名をつけて中継してたのは初代・舟橋慶一さんだ。古舘伊知郎さんは2代目ね。ハンセンの必殺技「ウエスタン・ラリアット」とか藤波辰爾の「ドラゴンスープレックス」も舟橋さんで、アンドレ・ザ・ジャイアントを「人間山脈」とか「ひとり民族大移動」とか実況したのが古舘さん。

このdramaでも長瀬智也が「お久しブリザード」とマイクパフォーマンスしたりする。SKE48の松井珠理奈か。いや清野菜名の「おつカレーライス」の方が近いか。父・西田敏行も人間国宝のくせに「やりまセンチュリーハイアット」って言ったりして「あぁこの二人は親子なんだね」って。

さらに唯一の幸せな親子の思い出がプロレス中継を見てた時だった、だから長瀬は家を捨てて、認めてもらいたくてプロレスの道に・・・こういうさりげない演出が上手いなぁクドカンは。

 

父が倒れうろたえてる長男・長瀬を尻目に、妹・江口のりこと弟・永山絢斗は遺産の話をしている。不謹慎だと長瀬は言うが二人は2年前に西田敏行が倒れた時に覚悟を決めたと。今更のこのこ帰ってきてお前こそ何を言ってるんだと。

父が倒れたシックや哀しみは「もう次のフェーズに入ってる」と某東京都知事のような横文字を使って話したがる江口のりこ。この人は先の『半沢直樹』での議員役といい、今の『その女、ジルバ』でのお局事務職員といい上手いなぁ。無表情なのにツボを押さえた演技。

フェーズという言葉は「使ってみたかっただけ」だし、LINEのグループ追加どころかまだガラケーの長瀬に「まずはスマホに買い替えろ」と毒舌を吐く。そして介護士の戸田恵梨香と結婚すると言い出した西田敏行には「年の差婚なんてカトちゃんだから許されるのだ」と。

こういった言葉の遊び、テンポはクドカン脚本ならではだが、それをちゃんと演技で表現出来る江口のりこがいることがすごい。

 

永山絢斗も負けてはいない。(誰にだ)

「壊れかけのRadio」という言葉遊びもわかる人にだけわかればいいという大胆さ。

桐谷健太も負けてはいない。(だから誰にだ)

また病院に向かおうとした長瀬智也を追いかけようとしたらまだ玄関にいた長瀬。「なんでリングシューズを履いてきたんだよ・・・」と嘆く長瀬に「クロックス貸そうか?」

この天然さが桐谷健太の醍醐味だね。

 

この二人と江口のりこ、長瀬智也で『羽衣』を謡うシーンはなかなか迫力があった。今は芸養子となった桐谷健太以外は能の世界から離れているが、4人が幼い頃から能を叩き込まれてきたのがこのシーンだけでわかる。戸田恵梨香が「呪いの儀式かと思った」と圧倒されるくらい迫力があった。

 

認知症の症状が出て野菜の名前が言えない、思い出せない西田敏行が一人、舞台で能を謡い「能なら覚えて出てくるのに、なんで野菜の名前は出てこないんだ・・・」と嘆くシーン。

長瀬智也の「いいんじゃないの、あんた別に八百屋じゃないんだし」ってセリフがこれまた上手いなぁって。

 

長瀬智也が西田敏行をお風呂入れるシーンもよかった。

風呂場で洗うシーンで泣いてない」と嘯く長瀬が握ったスポンジから水滴が落ちる演出なんか上手いなぁって。

膝を悪くしたとはいえつい先日までプロレスラーだった長瀬が、西田敏行を抱きかかえて移動させるのに四苦八苦。力じゃないのよ。慣れないと介護で入浴って本当に大変なのよね。

もう3-4年くらい前の話になるが、ある飲み屋の隣の席で女子会らしき集まりがあって、その会話が丸聞こえだったのだよ。盗み聞きじゃないよ。声が大きすぎるんだよ。しかも今みたいにマスクしてない頃だもん。

で、どうも結婚するのに理想の男の話をしてるみたいなのだが、これがかなり印象深かった。

「今は三高とかイケメンとかなんやかんや言ってるけど、健康なのが一番」「身長が高いとかがっちりしてるとかスポーツマンとかは絶対ダメ」「今は見栄えがいいからいいけど、老後の介護のこと考えたら背が低いとか痩せてるとかの方がいいって」

やけに現実味を帯びた会話でちょっと考えてしまったよ。介護職についてる方だったのかなぁ。今回の長瀬智也が西田敏行を運ぶシーンを見て「本当にそうだなぁ」って。

 

宮藤官九郎。彼はやっぱり天才です。

介護、離婚、学習障害、認知症、後妻業、門跡継ぎ、相続・・・第一話だけでこの盛りだくさんな内容。1線級の俳優陣に満遍なく見せ場を作り、一気に見させるスピーディな展開、と思えばじっくり見させる緩急のつけ方、言葉選びと言葉遊び。

うーん、第二話目も期待です。

 


ゆきぽよは謝罪する必要ある?

2021-01-25 21:30:18 | MUSIC/TV/MOVIE

タレントのゆきぽよこと木村有希が、週刊文春で報道されたことについて謝罪コメントした。

21日発売の週刊文春で、ゆきぽよの自宅に出入りしていた知人男性が、コカイン使用の容疑で逮捕された関連で、家宅捜索や地震も尿検査を受けたことに関するコメント。

このコメントに「?」って違和感を感じるのは俺だけか。

 

事の起こりは1昨年(2019年)、ゆきぽよの家の合鍵を持つ男性が、ゆきぽよの家で倒れて病院に緊急搬送され、この後に薬物反応が出てコカイン使用が判明した。

これが、ゆきぽよも一緒にコカインや薬物をやっていたとか言うなら全然話は別だが、彼女もそのときに尿検査とかされたらしいが陰性だったそうだ。

酒井法子みたいに一緒にキメてたってわけじゃないんだからね。ゆきぽよからしてみたら、勝手に部屋でクスリやられて、勝手に倒れられて救急車で運ばれてバレて、とばっちりで自分まで疑われたってことだ。迷惑この上ない話だ。それでもゆきぽよは責められるのか?

 

この鍵を持ってた男が以前にも詐欺容疑で逮捕暦があったとか、彼女に好意を寄せていて交際を迫ってたたらしいが彼女は拒否してたとか、それでも関係が切れなかったのは彼が世話になった地元の先輩の紹介だったからとか、そんなのはヤンキーの世界ではよくある話だ。

そんなことはプライベートなことだからどうでもいいはずだ。なのに周りは騒ぐ。いや、誰も騒いでなかったのに文春がわざわざ火種を作る。

「なんでそんな奴とさっさと別れないんだ」と言う奴はいるだろう。

同じセリフをDV受けてて傷だらけなのに別れない、別れられない夫婦・カップルに言ってみろってんだ。別れたくても別れられない、切れない理由があるんだよ。

 

それとも何か?

MDMA(合成麻薬)キメて女とHして、その女がオーバードーズで死んじゃったのにほったらかしにして現場から逃げ去って、麻薬取締法違反だけでなく保護責任者遺棄致死罪まで付いちゃった押尾学をさっさと見限って離婚した矢田亜希子を見ならえと。

それならゆきぽよは何にも謝罪とかしなくてもいいよな。矢田亜希子の時は誰も責めなかったんだから。

 

ローラのお父さんの時は「関係ない」と言い、みのもんたや三田佳子の息子の時は親は何してると言い、中村雅俊は責めず、高畑淳子は責める。基準がよくわからん。

 

しかもこれ、まだゆきぽよがブレークする前の話やん。

 

過去にカリスマモデルと言われたエビちゃんや押切もえが確立したポジションは、雑誌の表紙やグラビアからテレビの世界に進出し、ある人は女優、ある人はタレントとして販路を広げた。

もちろんそれ以前にもモデルから女優やタレントに転身した人はいっぱいいるし、さらに超越して実業界に存在する人もいるが、親近感が湧くタレントとして認知されたのは、テレビにモデル枠というのがあるのかどうかわからないが、彼女らがバラエティ番組に出始めてからだ。

ひな壇芸人の合間(隙間?)に元(現役もいる)モデル出身タレント。

 

そのモデル出身のタレント枠は毎年毎期熾烈な席取りゲームを繰り広げ、現在はみちょぱこと池田美優とゆきぽよこと木村有希の2大勢力と言っていい。

どちらも見栄えが良く頭の回転が早く的確なコメントを発する。一時期のおバカや騒がしさを売りにしたモデル上がり連中を完全にぶっちぎってる。

さらにその隙間をファーストサマーウイカとこじるりが虎視眈々と狙ってる。滝沢カレンは我が道を行き、ダレノガレ明美はどんどん迷走してる。まさに戦国時代並みの群雄割拠。

 

ゆきぽよを「おっ、この子は伸びるぜ」なんて勝手に思ったのが、2019年10月に放送された相席食堂でを見てのこと。

 

 

千鳥が司会を務めるこの『相席食堂』は、タレントがいろんな土地に行って、地元の人と一緒に相席して交流するって番組なんだが、ゆきぽよは一人で熊本県阿蘇を訪れた。

見かけはギャルだが、礼儀正しい。このギャップは卑怯なり。

知的な人が箸の持ち方が酷かったりするとマイナスにしかならないが、見かけは派手なギャルモデルが敬語使えたりきちんと挨拶できたりするとポイント倍ってのは普段真面目な人は損?って感じだが、実際そのギャップはある。ふだん(無意識にでも)下に見られてるせいか。

ゆきぽよのため口と敬語をうまく使い分けしたそのロケは、初めての一人ロケとは思えないくらいスムーズ。礼儀正しさとギャルの持つ色気のギャップに現地の会長さんや牧場主さんも好意的。一瞬ロケの車が簡易キャバクラに見えてしまうほど。

 

さらに202年1月放送の『沸騰ワード10』ではドンキホーテマニアを披露。ドンキ面白エピソードなどこの辺りの庶民性が人気の秘訣か。

さらにたった一人でロケを回してしまう力はここでも発揮。トーク力の高さは頭の回転の速さと場の空気を読む力に比例するが、ゆきぽよはかなりこの能力が高い。

 

コロナ禍でテレビがリモートに移行すると、「ヘアメイク、スタイリストいらないです、自分でします調達します」宣言。自分でヘアもメイクも衣装も用意すると。これにより番組はヘアメイクやスタイルストなどの派遣費用が抑えられる。ますます彼女を使おうかってもんだ。うまいな。転んでもただじゃ起きないというか、窮地こそ勝機なりって戦国武将の心意気。

もはや何を書いてるのか俺もわからんようになってきたが、それくらい彼女はすごいのだ。だからいろいろ番組に出てるのだろう。

 

それを足を引っ張るような、まだ売れてなかった頃の彼女のスキャンダルをほじくり返す週刊文春。

誰得?

過去にバラエティで「今までつきあった男は大抵塀の中」なんて言ってた彼女。今更ほじくり返してどうするんだ?

犯罪者の彼女だったとか友人だったとかはダメなのか?なんか問題にでもなるのか?それなら芸能界はかなり問題ある人だらけになってしまうぞ。

目の前で犯罪行為をしているのに見て見ぬ振りしたとか注意しなかったとか、ましてや自分もそれに参加してたとかなら糾弾されても仕方ないけどな。違うだろ?

 

番組でも「よくわからない人が参加してる飲み会にはいくら誘われても行かない」と言っていた。

友人からの誘いでも、その会の参加者の一人が未成年だったり反社の人間だったらと考えると、怖くて行けないって語ってた。

コロナ禍においてはそもそも食事会や飲み会もすべて断って自粛してるって言ってた。

 

そんなゆきぽよがなんで過去の事件で謝らなきゃいけないの?って。

 

「完全に信頼をなくしてしまったし、もうあいつは終わったと言われても仕方がない」「でも、やっぱり大好きな仕事だから、もう一回、みんなの信用を取り戻せるよう頑張りたいです」

 

大丈夫だ。

緊急事態宣言中に仕事の打ち合わせだと沖縄に行き、店の打ち合わせもそこそこにただゴルフやって新型コロナに感染し、死にかけたのに治ったらまた出歩いて、「外で食事すんな」って奥さんが言ってるのに会食しへべれけになってる姿を週刊誌に撮られ、ようやくほとぼりが冷めかけた時にまた会食してバレてる「何回謝ったら済むねん純一」っていうもはや本業は何なのかよくわからない人も芸能界にはいるんだ。

きっと君の枠は大丈夫だ。

ゆきぽよの謝罪に違和感を感じた人は少なくないと思うけどなぁ。

 


スラムダンクが映画化だと

2021-01-07 23:20:47 | MUSIC/TV/MOVIE

スラムダンクが映画化するらしい。

実写化じゃなくアニメだそうなのでまずは一安心。

でも、どの話を使うのだろうか気になる。なんてったってどの話も名場面、名ゼリフのオンパレードだもの。Part1,2,3,って連続ものでやるのかな。どれも削ってほしくないなぁ。

 

山王戦で流川が桜木にパスしたり、手を叩き合うシーンも、それまでのストーリーがあるから感動するんだからね。

ここだけやられても、清田信長の「あの流川がパスしたんだぞ あの流川が あの 天上天下唯我独尊男が パスを」って台詞も活きないし、桜木がつぶやく「左手はそえるだけ...」も活きないもんね。

 

 

 

スラムダンクは名台詞と名シーンが多い。以前ファミレスで同じくスラムダンクファンと語ったが、まぁ色々出てくること。

安西先生の名台詞「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」(「最後まで・・・希望を捨てちゃいかん あきらめたらそこで試合終了だよ)ver.もあり」や「君は日本一の高校生になりなさい」なんかは鉄板ね。

「安西先生・・・バスケがしたいです・・・」「落とす気がしねぇ」「静かにしろぃ この音が 俺を何度でも蘇らせる」「おう、俺は三井 あきらめの悪い男」から「くそ オレはなぜあんな無駄な時間を・・・」など、三井寿は名台詞のオンパレードだ。

他校の監督の「なぜ 桜木がそこにいるんだぁ!?」とか「あいつも3年間がんばってきた男なんだ 侮ってはいけなかった」なんかもいいねぇ。

俺が一番好きなのは、

「親父の栄光時代はいつだよ・・・。全日本の時か?オレは...オレは...今なんだよ」。

 

読んでない人には全く意味不明の内容だろう。ごめん。

今、鬼滅の刃がすごくブームだが、俺は1ページも読んでないしアニメも映画も見ていないので、全くついていけていない。それと同じで、最近の若い人はスラムダンクのタイトルは知ってるけど読んだことないって人多いよね。ドラゴンボールとか北斗の拳とかもね。時代だね。

 

[鬼滅の刃]は昨年12月に発売された最終巻 23巻が初版395万部、1億2000万部を突破したそうだが、これは[スラムダンク]と同じ数字。

ちなみに参考までに記載しておくとコミックスの発行部数ランキングは

1位[ワンピース]4億7000万部(97巻)

2位[ゴルゴ13]2億8000万部(199巻)

3位[ドラゴンボール]2億6000万部

4位ナルト[2億5000万部]

5位[名探偵コナン]2億3000万部

6位[こちら葛飾区亀有公園前派出所]1億5650万部

7位[美味しんぼ]1億3000万部

8位[スラムダンク]は第8位1億2000万部。

第8位の1億2000万部にはもう一つ[BREACH]がある。

[鬼滅の刃]を含め少年ジャンプコミックスはやっぱり強いなぁ。

 

スラムダンクを読んでバスケットボールを始めた人は多い。3on3とかもね。実際にプレイしなくても興味を持った人はかなりいると思う。

昔から漫画やアニメの影響はかなりある。

【エースをねらえ】でテニス、【サインはV】でバレーボール、【あしたのジョー】でボクシング、【巨人の星】で野球ってな感じで漫画やアニメの影響はかなりある。【キックの鬼】【空手バカ一代】【タイガーマスク】で格闘技始めたりね。

少年ジャンプのスポーツ漫画に影響受けて始めた人は多いと思うぞ。

ボクシング【リングにかけろ】【ろくでなしBLUES】

野球【プレイボール】【ROOKIES】

サッカー【キャプテン翼】

テニス【テニスの王子様】

バレーボール【ハイキュー!!】

アメフト【アイシールド21】

で、バスケットボールが【スラムダンク】、そして【黒子のバスケ】ね。

 

さすがに【北斗の拳】を読んで北斗神拳や南斗聖拳を習得しようとか、【ドラゴンボール】を読んでかめはめ波や元気玉をうてるようになろうと修行する人は少ないだろうが、漫画やアニメの影響は計り知れない。

【鉄腕アトム】や【サイボーグ009】で育ったかか、ロボット工学や科学は進んでるし、A.I.とかも拒絶感がない。

そう考えたらコロナ禍の今、ロックダウンだ、緊急事態宣言だってなってもパニックが起こらないのは【20世紀少年】を読んでる人(または実写映画を観た人)が多いからかなぁ。

 

スラムダンク、アニメ映画化楽しみだ。


相変わらず美味そうに食う井之頭五郎

2021-01-02 17:55:42 | MUSIC/TV/MOVIE

年末は紅白だ、ガキ使だって世間では騒いでたけど、孤独のグルメでしょう。

ただ単に松重豊演じる井之頭五郎が店に入って飯を食う。ただそれだけのドラマだが、「深夜の飯テロ」とさえ言われるくらい美味そうに食うその姿にファンは多い。もうかれこれSeason8と続く人気ドラマだ。

season5の後、2016年正月に「お正月スペシャル」として真冬の北海道・旭川出張編、8月に真夏の東北・宮城出張編、2017年正月スペシャルで「井之頭五郎の長い1日」と続き、Season6が4月から放送され年末に「大晦日スペシャル」として「瀬戸内出張編」が放送。

2018年4月にseason7、年末には「京都・名古屋出張編」、2019年4月にseason8、年末は「成田〜福岡〜釜山弾丸出張編」と続き、今年2020年はコロナの関係かseason9は制作されなかったが、年末スペシャルは制作された。大晦日スペシャル「俺の食事に密はない、孤独の花火大作戦」が放送された。

 

今回のスペシャルはこのコロナ禍の苦境に耐え、頑張ってくれてる飲食店を応援しようってテーマだ。

「4人以下の会食で」とか「密を避けて」は孤独のグルメには関係ない。だってもともと松重豊演じる井之頭五郎は一人で食事を楽しむんだもの。「アルコールが入るとリスクが」てのも関係ない。主人公は下戸だもの。

 

ただ今回気になったのは、これでラストなのかな?って思わせるシーンがちょっと多かったこと。

あっ!ネタバレ結構含まれるから「まだ見てない」って人はこの先読まないようにね。

 

孤独のグルメでは実際に実在する店を使うのだが、再来店することはほぼ無い。

神回と言われるseason1第8話で登場した川崎市八丁畷の焼肉屋は、2017年正月スペシャル「井之頭五郎の長い1日」でちょこっと出てきたが、店が満員で入れなかった。

それなのに今回、冒頭からいきなりseason1第話で登場した池袋の汁無し担々麺の店から始まった。中国人風店員の「カライヨ(辛いよ)」も健在。

 

そしてオープニングテーマ。

タイトルバックに谷口ジローさんの漫画を使い、「時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす時、束の間彼は自分勝手になり自由になる。誰にも邪魔されず気を使わずモノを食べるという孤高の行為。この行為こそが現代人に与えられた最高の癒しと言えるのである」と野田圭一さん(season1,2,4は柏木厚志)のナレーションと共に流れるこのオープニングテーマは、各シーズンごとに違う。

でも、今回は明らかに毛色が違うの。なんかオーケストラ風の壮大な感じでちょと違和感あり。

「TOKUSATSU GORO」ってタイトルはなんか意味があるのかな。

 

今回、大倉孝二から依頼された父へのサプライズ花火の企画を、友人から押し付けられ断りきれない松重豊は、洋食屋のハンバーグを楽しむ。近くにあったら是非行きたいお店だ。

頑固で愛想のない花火職人(花火師)高橋克実に翻弄されつつ、津田寛治が店主の川崎の焼肉屋でも舌鼓。焼き肉は特に美味しそうに描写されるからたまらんねぇ。

 

そして会場となる秩父に向かい昔ながらの中華料理店に入る。料金が昭和で止まってるような町中華(値上げすると大女将が計算できなくなるからだそうだ)・餃子紫苑。

大女将が注文を受けてから皮から手作りしてくれる餃子を頼む。ここでseason5第10話で腰痛で入院した松重豊に医師の北村有起哉が伝授した餃子のタレ、酢に胡椒ドバドバが実践される。ファンにはコアでたまらない描写だ。

で、いつものように「おいおい、それ全部食えるのか?」ってくらい頼んで食う。相変わらず美味しそうに食う。見事な食べっぷりだ。もちろん途中に入る心の声も健在だ。

そして当然のように完食。最後のウーロン茶や水をググイィーっと飲み干して「ごちそうさま」。

 

いつもならこのあと店を出て家路または次の仕事に向かう五郎さんにエンドロールが重なり、エンディングテーマ(五郎の12PM)が流れるのだが、今回はちょっと違った。

店を出たところで携帯が鳴り、サプライズ花火が中止になった連絡が入る。安堵した松重豊が向かったのは、なんとさっきの中華料理店。

「あら?お忘れ物ですか?」と池津祥子に聞かれ「いや、食べ忘れを・・・」って。戸惑うのを尻目に「ラーメンください」って、おいおい、どんだけ食うねん。

更に最後に「僕も肉天ぷらください」って、まだ食うんか・・・。

 

でもまぁ今回も相変わらず美味しそうに食ってくれる。気持ちいい。

なかなか外食も憚られるご時世だから、せめて人が食べてるの見て満足しなきゃね。

 

これだけ美味しそうにむしゃむしゃ食べてくれるドラマは他に無いなぁ。

孤独のグルメがヒットしてから食事ドラマは結構増えたが、どれもまだまだだ、足元にも及ばない。

 

似たように一人で飯を食う「絶メシロード」という番組が同じくテレビ東京で作られてるが、全然ダメ。絶飯店(今後後継者とかいなくて寂れていったり閉めるであろう食堂など)を探して食べるのだが、主人公演じる濱津隆之に「まず髭を剃れ!」と言いたい。髭が邪魔で口元が汚く見え、食ってる飯(及びおかず)が全然美味そうに見えないのよ。

このドラマには山本耕史も何回か出演して、絶飯食べてたけど、うーん、ダメだな。ちっとも「俺も食べてェ〜」って思わないのはなんでだろう。

伊原六花を主役にした「どんぶり委員長」というドラマもこれまたテレ東で作成されやが、もはや問題外である。柳の下のドジョウ狙いか?ってくらい。美味しそうに食べるのはバラエティ番組でも難しいんだからさ。

 

唯一、「ワカコ酒」くらいか。武田梨奈主演のこのドラマもマンガが原作だが、こちらも現在season5。2020年末には「飛騨酒造めぐり」が2夜連続放送された。

ただこちらは食事よりお酒がメイン。日本酒や焼酎、ビールにワイン、お酒に合う食事=肴/アテであるので、食べっぷりというよりは飲みっぷりだね。

 

ちなみに今回気づいたのだが、どうやら松重豊はキュウリが苦手みたいだ。

今回のスペシャルで、洋食屋にて漬物3種が出てきたが、高菜と沢庵は茶碗に入れたがしば漬け(キュウリの漬物の赤いの)は入れなかったので確信した。

これまでも和え物やサラダに入ってるキューリは感想(心の声)もなしに食ってたことあるから、ちょっと「?」って思ってたんだけどね。

まぁ、苦手なもの、嫌いなものは誰にだってあるよな。

「苦手だ」とか「あまり好きじゃない」って言うとすぐ「美味しいのに」とか「人生半分損してる」とかマウント取って言う奴いるけど、あれってなんなん?ほんま大きなお世話だわ。

 

好きなものを好きなだけ食う。

2021年、昨年に引き続き「密だ」「ディスタンスだ」「消毒だ」ってなるんだろうけどさ。

食堂をはじめ飲食店の皆さんは大変だろうけど、頑張ってね。

早く元に戻って欲しいね。


喝采と北酒場

2020-12-25 22:02:29 | MUSIC/TV/MOVIE

昭和歌謡のレジェントが亡くなられた。

しかも二人続けて。

一人は中村泰士さん。ちあきなおみの『喝采』の作曲者。

一人はなかにし礼さん。北島三郎の『まつり』の作詞者だ。

 

なかにし礼さんと中村泰士さんのコンビで作ったのが、細川たかしの『心のこり』と『北酒場』。

『心のこり』ってタイトルだけ言われてもピンとこないだろうが「わたしバカよね おバカさんよね」ってフレーズを耳にしたら「その曲なら知ってる」ってなると思う。ただし50歳以上に限定されるけど。

 

昭和の歌謡曲(演歌含む)ってのは3種類のパターンで出来ている。

一つはイントロ及び出だしでインパクトってタイプ。

この『心のこり』にしても、出だしのフレーズは知っててもそのあとの歌詞はなんだったっけ?ってくらいの曲も多い。

なかにし礼さんの作詞曲で言えば朝丘雪路さんの『雨がやんだら』や、菅原洋一の『今日でお別れ』なんかもそうだな。

中村泰士さんの曲なら桜田淳子の「私の青い鳥」だな。「ようこそここへ クッククック 私の青い鳥〜」の次が出てこない・・・。

当時の歌はそんなのが多い。

「会う時にはいつでも他人の二人」とか「あなたが噛んだ小指が痛い」とか「雨に濡れながら佇む人がいる」とかね。「そうよ私は蠍座の女」ってのもある。

由紀さおりの『夜明けのスキャット』なんかは「ルールールルル〜 ルールールルル〜」がインパクト強すぎて、肝心のその次からの歌詞を知らない人も多い。山本リンダの「ウララ〜うらら〜うらうらら〜」も怪しい。

 

一つはサビしか知らないってパターン。

90年代のテレビ主題歌でヒットした曲はこれが多いよね。カラオケでもサビ聴くまで「何(誰)の曲?」って感じでサビに来たら「あぁ知ってる〜」ってなるやつね。

だから出だしにサビをいきなり持ってきて、その後からAメロって編曲が一時多かったね。これされちゃったからこの世代以降の曲は「スーパーウルトライントロクイズ!ドレミファドン」が成り立たないんだよね。

 

そしてもう一つは1曲通して物語になってるパターン。

紅白歌合戦とか歌番組でよくやる、一番だけ&サビ繰り返しとかだとダメな曲ね。歌詞全てでストーリー(世界観)があるんだから。

一時期フォークソングやニューミュージックのアーティストが、テレビの歌番組の出演拒否をしてたのがこの理由ね。(だから俺はツギハギのメドレー曲はもっと嫌いだ)

中村泰士さんの作曲した『喝采』なんてまさにそうね。

いつものように幕が開き 恋の歌を歌う私の元へ 黒い縁取りの知らせが届く。三年前に 止めるアナタを駅に残して動き始めた汽車に一人飛び乗った。ひなびた町の昼下がり 教会の前で喪服の私は 祈る言葉さえ無くしてた。

一番の歌詞だけでここまで描いてる。この世界観を見事に描いた詞(吉田旺)もすごいが、曲に乗せた中村泰士さんもすごい。何よりそれを歌いこなしたちあきなおみがすごいんだけどね。他の人が歌ってもこうはならない。

 

10月に亡くなられた筒美京平さんとなかにし礼さんのタッグで一曲。

TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN』。

山口メンバーの飲酒運転騒動で再結成とかは無理だろうけど、長瀬智也が来年3月で脱退するんだ。特別枠で出場ってどうだ?演奏しなくても映像だけでいいのでは。

ジャニーズではSnow Manが出場辞退するんだろ?宮舘涼太の新型コロナ感染に伴い、メンバーが濃厚接触者と判断されたのだから仕方がない。その枠が空いてるだろ?無理か?TOKIOが嫌がるか。

天童よしみはSnow Manに腹筋太鼓乱れ打ちをさせるコラボ企画だったみたいだが、それがダメになった今、『喝采』を歌ってはどうか。

 

肝心な時に細川たかしも出場していない。急遽サプライズで出場してもらったらどうだ。『北酒場』でも『心のこり』でもいい。

ついでにサブちゃんも登場させちゃえ。もちろん曲は『まつり』だ。えっ紅白卒業したって?いいやん、遊びに来たって。紅白歌合戦なんかお祭りなんだからさ。

 

ユーミンが出るとかさだまさしが出るとか、誰が見たいのかよくわからんサプライズより、よっぽど世の中の中高年は喜ぶと思うぞ。

ユーミンなんて旦那の松任谷正隆氏曰く「彼女は自分の声量声域を超えた曲を作ってしまう」のだからな。ユーミンの生歌は中居くんの生歌と同じくハラハラものだぞ。しかも歌う予定は『守ってあげたい』。危険だ。

ついでに近藤真彦も呼んできて、郷ひろみと同じく筒美京平トリュビュートメドレーを唄わすってどうだ。少年隊も呼んできて『デカメロン伝説』で・・・。しつこいな、もういいか。

 

なかにし礼さんの本で『兄弟』という作品がある。一攫千金の鰊漁投資など金に無頓着な兄のことも綴った本だが、実写化されてドラマになった。

北原ミレイの『石狩挽歌』の元になった逸話が詰まった本もいいけどドラマもまた傑作なのよ。

ビートたけし演じる兄がうまいんだ。金をせびりに豊川悦二演じるなかにし礼のところに来るのだが、そのクズっぷりがね。

ほとほと愛想をつかしてるのに断りきれない豊川悦二の苛立ちも伝わってくる。

機会があったら是非見てくれ。ちなみに実写ドラマ化された時のタイトルは『兄弟〜お兄さんお願いだから死んでくれ〜』だ。

亡くなってすぐに不謹慎でごめん。

 

 


迷走?紅白歌合戦

2020-12-21 18:52:09 | MUSIC/TV/MOVIE

年末、大晦日の代名詞とも言える紅白歌合戦。

見る人見ない人、最近は視聴率がとかマンネリ化がとかなんやかんや言われても今年で71回目の長寿番組だ。

 

俺も数年前まで楽しみに見てた。

とは言っても年末は仕事で、初日の出を電車の中から見ながら家に帰る生活だったから、いつも録画。

今みたいにSNSがまだ普及してなかったから、どっちが勝ったかも知らないで見てた。まぁどっちが勝ってもいいんだけどさ。

もちろんお屠蘇とお雑煮食いながらね。正月はいいねぇ、朝から酒飲んでも、昼間ごろごろしてても、夜いつまでも起きててても、誰も咎めないし白い目で見ないもん。

 

さて、そんな紅白歌合戦。

100万枚以上CDを売ってるのに「最近はヒット曲もないから」と書かれてしまうAKB48が落選とか、未だデビューしていないNiziUが何故か出るとか、乗馬で怪我をしたMISIAはでれるのかとか、メンバーが新型コロナに感染してしまったSnowManはどうするのかとか、なんやかんやあるけど、新型コロナの影響で今年は無観客で開催するらしい。

いつも不思議に思っていたのだが、ジャニーズやアイドルが歌う時にキャーキャー言ってペンライト振ってる客たちは、演歌歌手が歌う時はどこへ行ってるのだろう。

なんてのも今年は関係ない。

最後の観客投票の結果も、昔みたいに日本野鳥の会が集計するわけではないから、もはやこれも関係ない。

審査員席に今年活躍された各業界の著名人(または来年の大河や朝ドラ主役)が座るのはあるのかな?

 

無観客で、ディスタンス保ってってことは、今までと違った演出ができるってことだ

なのに、なぜか演出パターンは例年通りのようだ。

紅白歌合戦の企画や運営に携わる部署には、昔ながらの凝り固まった重鎮が存在してるのかな。

なんか新しいことしようとしても、「これはこのままでいいんだ」「これを待ってる日本全国のおじいちゃんお婆ぁちゃんがいるんだ」「例年通り」などと言われちゃうのかな。

 

最近の傾向として、出場歌手が何を歌うかがすぐ発表される。

紅白は昔から新聞に出場歌手が何歌うかは書かれてたが、あくまでも予想でしかない。だから本番「あれ?これ歌うんだ」って予想と違って喜んだりがっかりしたりってのもあった。

しかし最近は「これを歌いますよ」って決定が発表されてる。

世の中サプライズだの何だの言ってるくせに、ドキドキとかわくわくとかないのがいいのか?

 

Mステとか特番でいっぱいアーティストやジャニーズ、アイドルが出演する歌番組では、「誰が何時に何歌うか」ってのも発表される。いわゆるタイムテーブルね。

これって照明や PAなど裏方は事前に知っとく必要あるけど、客にバラす必要ってある?

「ジャニーズの何何君がいつ出るのかわからないとずーっと見続けなければいけない」なんてアホなクレームが入ったりするらしいからか?中には「お風呂はいってる間に歌い終わってた、事前にいつでるか教えるべきだ」なんてのもあるらしい。

だからか、紅白歌合戦も誰が何番目に出て、何を歌うか事前発表するようになったのかね。

 

で、毎度のごとく「メドレー」が多い。

ヒット曲が多い歌手やアーティストの「盛り沢山」なのはファンにとってありがたいのかな?

俺は嫌いだ。

1曲をフルコーラスで歌ってくれた方がいい。そりゃ、「この曲が聴きたかったな」って場合もあるだろう。

でもさ、曲ってイントロからエンディングまでで完成してるのよ。

それをツギハギでメドレーにされてもなぁ。

 

昔の音楽番組(ザ・ベストテンとか)は尺の関係で1番及び大サビというパターンで歌うのが多かったが、夜のヒットスタジオなどではフルコーラスで歌ってたりしてた。

紅白歌合戦なんか、絶対フルコーラスの方がいいと思うんだけどなぁ。

 

何なの?LiSAの「アニメ『鬼滅の刃』紅白SPメドレー」って。欲張りだなぁ。それなら2曲歌わせてあげろよ。

Perfumeの「perfume Medoley 2020」なんてのや、水森かおり「瀬戸内 小豆島〜2020映えSP〜なんて意味不明のものもある。

本来はラストライブに全力を注ぎたいが、無理矢理ねじ込まれた嵐なんかも「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」。これで有終の美を飾れるのか?

郷ひろみは「筒美京平トリュビュート」。まぁ、誰かがどこかで筒美京平さんの曲はやると思ってたけどさぁ、自身の持ち歌の中で筒美さんの曲を歌うってだけでしょ?別に郷ひろみが「ブルーライトヨコハマ」や「魅せられて」歌うわけじゃいんでしょ。

それなら往年の紅白映像から筒美京平曲を流してくれた方が嬉しいと思うな。

 

 

Hey! Say! JUMP「紅白SPメドレー〜みんなでエール2020〜」、ゆず「雨のち晴レルヤ〜歓喜の歌 紅白SP〜」。

もう紅白SPとか2020とかつけときゃ、なんでもありでいいんじゃね?って感じ。

 

今年の紅白のテーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。

新型コロナで疲弊した今こそアーティストの想いのこもった歌でみんなにエールを送りたい。

なんて大義名分なのだが、メドレーで想いのこもった歌になるのかね。

なんか無理矢理朝ドラ(「エール」)にこじつけるのはいつもの事だが・・・。

 

 

ついでにドウデモイイ企画No,1、三山ひろし「北のおんな町 〜第4回けん玉世界記録への道〜」。

まだやるのか。

いつまでやるんだ。

誰が楽しみにしてるんだ。

不思議だ。


小松政夫と横山アキラ

2020-12-11 21:53:59 | MUSIC/TV/MOVIE

7日に小松政夫さんが亡くなられたそうだ。

肝細胞癌。新型コロナは関係ないみたいだ。

多分今の若者は俳優のイメージの方が強いと思うが、小松政夫さんは一世を風靡したコメディアンだ。

小松政夫さんとほぼ同期の伊東四朗さんも元コメディアンだ。

多分今の若者は全く知らないだろうが、あの『はぐれ刑事』シリーズの藤田まことさんも、コメディアンである。『必殺シリーズ』に出始めの頃はポスターのキャスト名のところに【藤田まこと(コメディアン)】と書かれてた(本当)。

 

 

小松政夫さんといえば「しらけ鳥音頭」。

この“しらける”という言葉を最初に全国区にしたのは小松政夫さんだろう。違ったらごめん。

ギャグを言った時にウケない=場がしらける=シーンとなる・・・、コメディアンにとっては地獄のようなシチュエーションを、音頭にしてしまったのが小松政夫だ。

これ書いてて、なぜかせんだみつおの顔がよぎったが、なんか関係あったっけ?確かに彼は何を言っても何を言ってもウケない特殊な芸人だけどさ。「電線音頭」の頃くらいはシンクロしてたっけ。

 

もう一人、9日に横山ホットブラザーズのリーダー・横山アキラさんが亡くなられた。

多分関西以外の人には馴染みないかもしれないが、ノコギリを使っての「お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜」は当時誰もが真似をしたものだ。

ピンクレディのヒット曲が流れたら今でも振り付けを完コピで踊れる女の人がいるように、この世代の男の人に箒を持たせたら西城秀樹になりきり、ノコギリを持たせりゃ「お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜」とやるはずだ。一度試してみてくれ。(どこでだ)

 

年末になると有名人がなぜか死ぬ。

高齢の方や、持病をお持ちの方とかもおられるので亡くなられても不思議ではないのだが、やはりなんか寂しい。

昭和が一つづつ消えていくようだ。

もう十数日で令和3年になるんだなぁ。今年は早かった。


松坂桃李と戸田恵梨香の結婚

2020-12-10 22:25:29 | MUSIC/TV/MOVIE

久々に明るいニュース。

松坂桃李と戸田恵梨香が結婚したんだと。

両人ともtwitterで発表(戸田はスタッフによる公式)。

 

最近、不倫だの淫交だのスキャンダルなど、誰得?って情報ならスッパ抜きお得意の週刊誌も、こういった熱愛や結婚には出遅れ感があるよね。興味ないのかな。

芸能レポーターも、普段バラエティ番組なんかで「年内に大物タレント〇〇が」とかP音入れて語ってるくせに、こうやってSNSやホームページなどで先に発表されてしまう。全然相手にされてないっていうか、完全に出し抜かれてるよね。もっとちゃんと日参して取材セェヨ(特に井上公造)。

 

なぜか世の中ではこの結婚のニュースを受けて「ムロツヨシ」がトレンド入り。

『大恋愛〜僕を忘れる君と』での共演がかなりインパクト大きかったからなぁ。いいドラマだったもんね。最終回近づくにつれて毎回泣いたもん。

だから二人が結婚しちゃえばいいのにってのも短絡的思想だが、それくらいお似合いだった。

まぁ『親バカ青春白書』での新垣結衣ともいい感じだったし、『転・コウ・生』での柴咲コウとのやりとりも良かった。二人ともまだ残ってるぞ。ただし柴咲コウの理想の男性はDBのピッコロらしいぞ。

 

戸田恵梨香といえば映画『DEATH・NOTE』での弥海沙役だな。松山ケンイチ演じるLは凄まじいものがあったが、彼女が演じた弥海砂も原作そのままのイメージだった。

あと『SPEC』シリーズね。堤幸彦監督が描く摩訶不思議な世界で、警視庁公安部未詳のIQ200の天才(変人)を演じた。このドラマを観ると餃子が食べたくなる。ちなみにこのドラマにはまだ売れてない頃の有村架純も出てる。

 

松坂桃李はテレビよりは映画の俳優ってイメージ。

テレビドラマは『ゆとりですがなにか』くらいしか思い出せないや。

映画『マエストロ!』(原作・さそうあきら)ではヴァイオリン、『蜜蜂と遠雷』(原作・恩田陸)ではピアノを演奏する見事な演技をしている。特に佐渡裕さんが音楽監修した『マエストロ!』の演奏シーンはど迫力で必見です。

先日、阿部寛主演の『新参者』劇場版『麒麟の翼』をレンタルで借りてきて観た。まだ売れてない頃の松坂桃李、菅田将暉、山崎賢人がセットで出ててビックリした。

 

ところで最近って、芸能人同士の結婚が流行ってるのかなぁ。以前はそんなになかった気がするんだけどなぁ。

芸能人同士の結婚は一流ホテルでテレビ中継、招待客何百人、報道陣無数って感じのビッグイベントだったもんね。

あれ?唐沢寿明と山口智子とか、江口洋介と森高千里とかの頃にはもうそんな感じじゃなかったな。反町隆史と松嶋菜々子の時とかもね。

今はもっと気軽よね。FAX一枚、ネット記載で結婚や入籍のご報告って時代になったからね。

 

生田斗真と清野菜名。

三浦翔平と桐谷美玲。

賀来賢人と榮倉奈々。

山本耕史と堀北真希。

DAIGOと北川景子。

勝地涼と前田敦子。

窪田正孝と水川あさみ。

玉木宏と木南晴夏。

岡田准一と宮崎あおい。

ザーッと思いつくまま書いても結構いるなぁ。

 

でも、「相手は一般の方です。」なんてのよりやっぱり有名人同士の方がインパクトあるよね。連名とか個々にマスコミに報告されるとちょっとうれしいよね。

これが「結婚しました(けど)相手は一般の方です(から)報道の方はくれぐれもご注意を」なんてのだと「ふーんそうなの、おめでとう。(どうでもいいや)」ってなっちゃうのも事実。現に篠田麻里子も高橋みなみもどうでもいいもん。もうファン以外誰も興味もない。

それより、芸能人と一般人では住む世界が違うからしんどいだろうなって、いらん心配してしまうよ。

だって夜中に収録したり生活リズムは絶対違うし、挨拶はいつでも「おはようございます」だし、ロケ弁や楽屋弁当食うのに慣れてるかと思えば、お洒落で高い個室付きの店で食べるのも慣れてる。

今は新型コロナの影響で、時間的余裕できてたり、行動範囲が狭まってるからまだいいけどさ。

 

それに夫婦どちらも有名だと、スキャンダルの時は大変よね。大惨事だ。

アンジャッシュの渡部だって奥さんが佐々木希じゃなかったらあそこまで叩かれないだろうし、東出昌大だって杏じゃなければそれほど騒がれもしなかっただろう。まぁ、どうせ他人の家庭の話だからほっとけばいいんだけどさ。

 

まぁ、何はともあれ、松坂桃李と戸田恵梨香。

Just Married!

おめでとう。


Happy X'mas John Lennon

2020-12-08 22:34:31 | MUSIC/TV/MOVIE

今日はジョンレノンの命日だ。

1980年12月8日、自宅前でジョンが撃たれて死んだ。

日本時間では12月9日だが細かいことは抜きにして、あれから40年。早いもんだなぁ。

 

人気絶頂のビートルズを解散を発表した時も全世界に衝撃が走っただろうけど、ジョンが撃たれたニュースもかなりのものだっただろう。

あまり知られてないが、BOOWYの『NO N.Y.』という曲で合間に流れるのは、このジョンが撃たれたニュースを流すラジオ音源だ。

 

ジョン・レノンはソロになってからも多数の名曲を世に送り出してるが、詳しくない人はどれがビートルズ時代で、どれがソロかはよくわかっていないと思う。

サザンオールスターズの曲か桑田ソロの曲かの違いみたいなもんね。ファン以外はさほど気にしちゃいない。

まぁどっちでもいいのだが、『IMAGINE』と『Happy X'max』くらいはジョンのソロ曲だと知られてると思う。

 

12月といえばクリスマス。

新型コロナ禍の今年はハロウィンと同じく、クリスマスも自粛傾向にある。まぁGotoナンチャラとかの停止とか、営業時間短縮要請や不要不急の外出がどうたらとか言われてる最中、クリスマスどころではないしな。

例年なら店先にはでっかいクリスマスツリーが立ち、電飾や飾りで彩られ、クリスマスソングが流れるのだがね。今年はなんか寂しそう。

まぁバブルの頃みたいに着飾ったカップルが、高級レストラン予約して、高級ホテルをリザーブして、高級ブランド品をプレゼントしてた時代ってのも異常だったんだけどね。

 

クリスマスソングのヒット曲は、バブル以降、ほとんど出ていない。

マライアキャリーの「恋人たちのクリスマスが最後かなぁ。

ワムの『ラスト・クリスマス』

山下達郎の『クリスマス・イブ』

松任谷由実の「恋人がサンタクロース』・・・

この定番クリスマスソングの中に、ジョン・レノンの『Happy X'mas』がある。

曲にはサブタイトルが付いていて正確には『Happy X'mas (War Is Over)』。ラストの子供たちが「戦争は終わった」って合唱する。

世の中からほんと争いがなくなればいいのにって思う。

 

新型コロナのせいでなんか暗い一年だった。

12月の書き入れ時もこの調子じゃ繁華街は静かだろう。

ミサイルが飛び交うよりはウイルスを防御する方がマシかな。

目に見えない敵の方が厄介か。

どちらにしても平和が一番だ。

Imagine All The People Living Life in Peace.

 

 

あとビートルズつながりでもうちょっと。

先日、松任谷由実が中居正広のトーク番組に出てた。いろんな質問に答えていたのだが、その中で案の定「一体これまでいくら稼いだの?」と不躾な質問をした出演者がいた。

俺は「売れてたあの頃これくらい稼いでた」って過去自慢する奴が嫌いだが、それ以上に人の収入を不躾に尋ねる恥知らずな奴はもっと嫌いだ。

この失礼極まりない質問にユーミンは「ポール(マッカートニー)の100分の1くらい」って答えてた。さすがだ。

ちなみにユーミンが「恋人がサンタクロース、プレゼントをかかえて〜」って歌ったせいで、クリスマスに彼氏は彼女にプレゼントを贈らなければいけない風潮ができた。(諸説あり)

 

 


まるで公開処刑 渡部の記者会見

2020-12-03 20:06:22 | MUSIC/TV/MOVIE

まるで公開処刑のようだ。

アンジャッシュ渡部の謝罪会見。

謝罪しても許さない。弁明、言い訳、釈明一切許さない。

お前の言い分は聞いてやるが、世間はお前をまだ許してないと言わんばかりに責め立てる記者たち。

正義の代弁者?国民の代わりに聞いてるんだ、視聴者の代わりに言ってるんだと勘違いした奴らが、このコロナ禍に群がってる。

まるでイジメのようだ。

 

なんでこんなに晒しものにされなければいけないのか分からん。

不倫したから?多目的トイレでHしたから?

佐々木希に頼まれたのか?お前ら親族のもんか?それとも番組関係者か?スポンサー企業のもんか?

なんで関係ない人に「まだ禊が済んでない」とか「まだ早い」とか言われなきゃいけないんだ。

 

芸能人が半年も休んだら、その間無収入だ。それで十分禊済んでると思うけどさ。それではダメなの?年末の『ガキの使い』に出るのはまだ早いとか、謝罪してないからダメとかいうけど、じゃァ、渡部建はいつになったら許されるの?

渡辺謙さんは明日と明後日『逃亡者』ってドラマに出るけど、これは誰が許したの?教えてくれよ。

 

みんなの前で謝罪しろという。だから謝罪会見開いたけど、ただ単にみんな弱い者いじめがしたいだけ。寄ってたかって責め立てる図を、みんな待ってたの?それならそれで怖いぞ

なんで、全く関係ないお前らに謝らないといけないんだ。なんで関係ないお前らが「謝れ」とそんなに言えるのか不思議。

お相手の女の子に謝罪しろというのならまだわかる。まぁどっちが被害者こうなったらわからんけど。

奥さん(佐々木希)や奥さんの実家に謝れというのならまだわかる。もちろん本人らがそれを望む場合だがな。

 

一番気になったのは記者の一人が「我々も『ガキの使い』で来てるわけじゃないんで」って言ってたこと。

これは年末恒例のダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで!』大晦日特番で復帰するんじゃないかってところにかけてるんだろうけど、ちょっと笑えん。

このセリフは本来、ヤクザが取り立てに行った時「こっちもガキの使いできてるんやないんで、こないなはした金では話にならんで」って脅す時のセリフだ。

記者はギャグのつもりで「うまいこと言った」と思ってるんだろうけど、ちょっとシャレにならんわ。

お前らがマイク向けて攻めたててる姿が、サラ金の取り立て屋みたいに見えてくる。

「謝って済むんなら警察はいらんのじゃァ」「マグロ漁船に乗るか?」「大阪湾に浮かびたいか、箕面の山に埋められるかどっちがええか選べや」・・・。

少なくともカタギの記者が使っていい言葉ではない。

 

コメディアンの仲間が、この渡部の件をギャグにしようとし他のに許さなかったのはマスコミやメディアだ。それなのにその記者が笑えんギャグを言ってどうする。

 

相方の児島一哉が『人生最高レストラン』に出た時、「実は渡部が出た回、俺観てたんですよ」と。「僕、(放送の)次の日に文春に記事が載ること(そして謝罪するの)知ってたから、あぁなんかやばいなぁって」って。

実は渡部建は6/6放送回に出演した際、お得意のグルメ談義の他に現在コロナで外食できないから家でいい父親をしているような話をしていた。家庭で佐々木希のインスタ用の写真を撮らされたり(でも使われない)って。

だから渡部放送回を観た児島は「(録画だから仕方ないけど)明日どうするんだ?」って気が気じゃなかったってギャグ話にしてた。

実はこの番組、現在は加藤浩次が司会だが、以前はチュートリアル徳井義実だ。徳井の税金不払い問題を受けて加藤浩次が司会になったが、その加藤浩次も(極楽とんぼ)相方の山本圭壱が不祥事起こしてしまった過去がある。

店には常連客として不定期で2名ほどいるのだが、佐々木希が出た際の常連客はピエール瀧だった気がする。

エンディングでカウンターで二人で飲みながら「相方の不祥事に対して」ってな話をしだして、加藤浩次が「この話は楽屋でゆっくりしようや」って手にグラス持ったまま消えてくシーンで終わった。

これも見事な演出だった。

 

児島がゲスト出演する前々回のゲストはV6長野博。

調理師免許と野菜ソムリエの資格を持つアイドル。

その際も加藤は「例のあの人が不在の今、芸能界一のグルメリポーターですね」って。

 

そんな感じで加藤浩次や児嶋一哉が、なんとかギャグ(お笑い)にしてしまおうとしてるのに、「もっと真剣に」「真面目に考えなきゃいけません」「ふざけないで」って。この風潮、何?

コメディアンは笑いが取れなくなったらダメだろう。笑ってもらってナンボだからね。だから、世間も少々のことは大目に見てきたはずなのにね。

 

以前、勝新太郎がハワイからの帰りの飛行機で下着にヤク隠してるのが税関でバレた。その際の記者会見で「今後どうなさるつもりですか」という記者の質問に勝は「二度とパンツは履かん」と答えた。

肺がんで入院した際も「もうタバコはやめた」とタバコ吸いながら答えたりね。

それでもみんな「仕方がねぇなぁ、このおっさんは」って感じだった。

 

でもさ、最近はダメよね。なんかみんな真面目。無理してない?「私、道徳あります」「ルールはルールです」「法律も道徳も守りましょう」って感じがひしひしと伝わる。宗教家?

 

恋人がいても違う人を好きになることもあるよね、とか、好きになった人が妻子ある人だっただけ、なんてのはもうダメらしい。

夫には内緒でってのは絶対ダメだし、妻にバレなきゃいいのさなんて許されない。昼ドラみたいな展開は画面の中だけでしか許されないらしい。

みんなもう恋はしないのかな。

未成年とHしたら捕まるし、問題になる。青少年・少女はいつになったら性交渉できるのかな?結婚するまで純潔でいろと?結婚するまでは純潔守りなさいって、それこそ昭和だな。

 

結婚するまでは熱愛で週刊誌カメラマンに追われ、ブライダルハラスメントからマリッジブルー乗り越えて結婚したら「子供は?」とマタハラされ、今度は不倫探しされる。いつまでたっても週刊誌のカメラマンに追われる。ストレスはすごいだろうな。

しかもバレたら地獄。

謝罪会見では、政治家でもここまで追求されんぞってくらい、正解のない質問をされる。

っていうか、なんで謝罪会見を開くんだ?

企業や政治家の不祥事なら謝罪会見もわかる。芸能人もしなければいけないの?

 

立派な犯罪者で、購入先もだんまりのまま公判をすらっとかっこよく切り抜けた伊勢谷友介は記者会見開いてないぞ。

多目的トイレでエッチしたくらいで謝罪会見させられ、延々と同じ質問繰り返しされる渡部建と、伊勢谷友介のマスコミの取り扱いの差はなんだ。

不倫が悪だというのなら、近藤真彦にもそれくらい執拗に責めてくれるんだろうな。謝罪会見開かせるんだろうな。できないだろ?ヘタレが。

この差は何?

よくわからん。

よくわからんが、マスコミやメディアがやってるのは弱い者いじめの公開処刑だってこと。

マスコミがこれじゃぁ、社会からイジメは絶対無くならんなぁと改めて思いました。

 

 

 


フワちゃんに引導を渡したローラ

2020-11-22 22:28:35 | MUSIC/TV/MOVIE

フワちゃんというタレント(?)がいる。

俺はこの子が大の苦手。

昨年末くらいに某番組で指原莉乃が「YouTubeで面白い子がいる」と紹介して以来、テレビで見ない日はないくらい売れている。

なぜ売れてるのかさっぱりわからない。

俺が苦手でも、他の大多数の人は好感持ってるのかもしれないが、面白くもなんともないし、うるさいだけだし、言葉つかいひどいし、知性も教養も微塵も感じられない。醜悪だ(容姿のことじゃないよ)。

「そういうキャラじゃないか」とか「この面白さがわからないなんて」などと言われても結構。定番の「嫌なら見なきゃいいじゃない」そのままに、フワが出てるとわかったらその番組は見ない。

 

さて、そんなフワちゃん。

いつまでテレビは使うんだろうって思っていたが、ついに終焉を迎えたようだ。

元祖、タメ口女、ローラ。

ローラとフワちゃんを対談させたらどうなるかって、面白い企画の番組があった。

ダウンタウンの松本と中居の番組。『まつもtoなかい〜マッチングな夜〜』。

この番組では、森進一と森家 三男Hiro、小池栄子と天海祐希、菅田将暉と甲本ヒロトという異色の対談。もはや対談デスマッチと呼んでも差し支えなさそうな面白そうな企画。

この番組でフワちゃんとローラの会談が実現した。

 

結果は「悲惨」の一言に尽きる。

フワちゃんがいつものように(?)何やかんや奇声発したり、突飛な行動したりするんだけど、ローラは冷静。冷静というより塩対応。AKB時代の島崎遥香より塩対応。

いつものハイテンションで攻めても、「モデルやってるときから読んでたからOK、」と意味不明な以前から好きでしたと言ってもローラは気の無い返事。

松本人志が「こういう展開になってしまうんかぁ」と驚くほど、噛み合わない。これはもはや放送事故レベル。

ローラも困惑した感じで「(新しい人と会うのは)大好きなんだけど、何かが合わない感じがするの」と吐露。

 

ローラもその昔まだテレビで始めの頃、ただのうるさいキャラだった。タメ口キャラもその美貌でなんとか許されてたが、好感度は低かったんではないかな。

その彼女が明石家さんま司会の大型特番に出た際、30人以上いるひな壇芸人・タレントの中で目立とうともがいてた。声がやたら大きく、タイミングの悪いローラ。正直「うざいなぁ」って思ってたら、さんまがいきなり真顔で「ローラ、お前ちょっとうるさい」と注意した。

明石家さんまが本番中にマジで諭すなんてことは滅多に無い。番組スタッフや他のタレントに緊張感が一気に走ったのを画面越しに感じた。もちろんローラ自身にもね。

そこは百戦錬磨の明石家さんま、気を取り直して何もなかったように番組収録は続く。ローラはその後は遠慮がちになり、いやはっきり精彩を欠いていたが、30人以上もひな壇芸人がいるんだ、それで丁度いいくらいだった。

 

その後の彼女の活躍は目覚ましい。

ほっぺを指でたこ焼きがどうとかしなくても、相変わらずタメ口でも、場の空気を読んで自分のポジションを全うするスタンスに変わった。明らかに「それ以前とそれ以後」で違う。もともと賢い子だからね。かなり勉強したんだと思う。

 

フワちゃんはそんなローラのことを「先輩タメ口キャラ」くらいで認識してたのかもしれない。

これがこの子の悪いところであり、嫌いなところ。勉強不足というか、何も成長していないというか、テレビに出始めた頃と何も変わっていない。

YouTubeとテレビでは根本から違う。視聴者も違う。

基本YouTuberは一人で好き勝手面白いことやってるって印象だ。それを楽しみに見てる視聴者がいる。人気があればそれで生計が立てられる。

フワちゃんはそんなYouTuberの一人。だから他人との協調性もなければ、目上や先輩後輩の上下関係も無い世界の住人だ。共演者のことや番組のことを事前に勉強することもない。

 

彼女が小池都知事にタメ口で喋ろうが、黒柳徹子さんにタメ口使おうが、その人が嫌がってないのならば俺がとやかく言うことではない。

だが彼女は「これが私のキャラだから」って誰もが許してくれると、勘違いしてる気がする。和田アキ子や鶴瓶が呆れてても「マァええんとちゃう」と言うのは余裕があるからだ。

徹子さんは「へぇそれがあなたの芸風ですね」って、本当は「この子は敬語も知らんのか?」とか「誰かこの業界のこと教えてあげる人いないのか?」って馬鹿にしてんだけどさ。彼女はそれに気がつかない。あれがウケてる(ウケた)と勘違いしてる。

 

しかし、ローラには見事に通用しなかった。

松本人志も中居正広も、こうなること見越しててこの企画・対談を組んだのなら、かなりのワルだな。

次は是非ともフワちゃんと元祖派手&賑やかキャラ篠原ともえとの対談を企画して、さらにダメージを与えて欲しいな。

 

フワちゃん。

この一年間引っ張りだこでテレビに出てたけど、もうYouTubeの世界へお戻り。

ローラが君にした反応こそ、本当はみんなが思ってたことなのよ。普通はああいった反応なのよ。何をしてるんだこの子は?って引いても、傍観するかこれが世間では受けてるのか、なら仕方ないなって感じ。それをなんとか拾って広げて笑いに変えてたのは番組のMCや他のタレントの力なのよ。

 

鈴木奈々、藤田ニコル。出始め当初はうるさいだけだったが、だいぶマシになった人もいる。鈴木奈々はもう見なくなったけど干されちゃった(飽きられちゃった)のかな。フワちゃんも遅かれ早かれそうなるだろう。

ゆきぽよ、みちょぱもモデル出身タレントだが、この二人は頭がいい。言葉は基本タメ口のようだが、場をわきまえてる。ロケ番組やイベントを見たらわかる。挨拶をちゃんとする、できる、気を使ってるのがわかるもの。フワにはそれがない。

ゆきぽよやみちょぱは残るが、フワちゃんは来年にはテレビから見なくなるだろう。

 

滝沢カレン。たくさんいるハーフ・クォータータレントの一人だが、彼女の言葉のセンスには脱帽。『全力!脱力タイムズ』で美食遺産ってコーナーを担当してるのだが、カンペの漢字が読めない、読み間違いする、言い間違いする。ひどいもんだ。

でも、料理の手順や動作の、彼女ならではの解説がたまらなく面白いのだよ。

「(ビニール袋に)冷たい何も知らない鶏肉を入れてあげます」「やれやれとぼったりくつろぐ鶏肉に上からかけ流していきます」とこんな感じ。実はこれは滝沢カレンが出した料理レシピ本からの抜粋なのだが、番組でも終始こんな感じ。

「気前よく塩胡椒して」とか「自分が二の腕気にして触ってるくらいの力で」とか、「パサパサ鶏肉を『行ってこい』と後押しして油の中に」とか、独特のセンス。

YouTubeで料理解説のチャンネル立ち上げたらかなり人気が出るだろうけど、彼女はしない。彼女の主戦場はテレビだからだ。

 

俺は元々YouTubeはテレビの敵、とまで言ったら大げさだが、YouTuberはネットの世界で好き勝手やればいいと思ってるし、テレビ業界とはまた別モノの面白さだと思ってる。

だからテレビで「こんな面白動画見つけました」とか「こんな凄技が」「こんな可愛い動物動画ありました」って、ちょこっと映したりする分にはいいんだけど、YouTuberを番組に呼んだり、ましてやコメンテーターやレギュラーで起用するのは大反対だ。

だって、絶対そいつら「面白くないんだもの」。

自分のチャンネルでおふざけやってる分には誰も邪魔しないし止めない。それこそ嫌なら見なきゃいいんだし、犯罪など法に触れない限りは多少の無茶しようが好きにしてくれ。って思ってる。

 

だからテレビに出れなく(出なく)なった人間がYouTubeに移行して、頑張ってようが邪魔する気もない。まぁ、見る気もないけどね。

同じくテレビで売れてるタレントが「YouTubeチャンネル開設しました」ってのも大嫌いだ。

 

フワちゃん。

この一年間テレビにずーっと出てたけど、もうネタ切れだろ。最初は嬉しかっただろうけど、今はもうしんどかっただろう?枯渇してそうだもの。

もうYouTubeの世界へお戻りよ。

ローラが引導渡してくれたんだからさ。


第71回紅白歌合戦とAKB48

2020-11-19 21:05:11 | MUSIC/TV/MOVIE

年末恒例のテレビといえば紅白歌合戦。

第71回紅白歌合戦の出場歌手が発表された。

 

あらまぁ、AKB48が今年は選ばれなかった。

まぁ、選ばれたり選ばれなかったりがその年によってあるのはあたりまえだが、「落選」って表現はどうなの?投票で決めてるわけじゃあるまいし、なぜ落選。

 

マスコミにおけるAKB48の落選理由の報道がひどい。

「最近はヒット曲が無く」って。

AKB48が2020年3月に出したシングル『しあわせの保護色』は初週116万7000枚を売り上げているんだが?

初週だけで100万枚以上売り上げて、それでも「最近はヒット曲が無く」と書くってどうよ。悪意があるとしか思えん。

今年の紅白出場歌手やグループで、100万枚売ったのはどれだけいるんだ?

今年のミリオンセラーは、乃木坂46『幸せの保護色』、SixTones & Snow Man『Imitation Rain』、米津元師『STRAY SHEEP』、嵐『 カイト』、Snow Man『KISSIN' MY LIPS』だけだ。(日本レコード協会10月31日付)

ちなみにAKB48が昨年2019年9月に出したシングル『サステナブル』は、今年ダブルミリオン(200万枚)認定されている。

これで「最近はヒット曲が無く」って・・・。

じゃぁ、ほとんどの出場歌手が「最近はヒット曲が無く」じゃぁないのか?

じゃぁなんで石川さゆりは11回も『天城越え』を歌い、『津軽海峡冬景色』を10回も歌ってるんだ?天童よしみとか松田聖子は?

 

「最近は目立った活動も無く」と書いてるメディアもある。

コロナの影響で乃木坂46も同じく、ほぼ今年は活動できていないが出場してるのはなぜだ?

櫻坂に改名した欅坂46なんて、今年まだシングルさえ出していない(配信を除く)。新生・櫻坂46でのシングル『Nobody's fault』は12月9日発売予定だ。

 

このコロナ禍に目立った活動してる方が怖いだろう。それとも何か、AKB劇場で公演したり、握手会開いてクラスターを発生させろと。

今年卒業が決まっていたAKB48の峯岸みなみや、SKE48の松井珠理奈、乃木坂46の白石麻衣は、新型コロナのせいで卒業公演やコンサートができなかった(白石麻衣は10月28日無事卒業)。

経済を守るためと言ってGo Toナンチャラを押し通す政治家どもと違って、まずはファンの安全ことを第一に考えてる。だからこそ活動を自粛しているんだ。それはAKB48をはじめとしたNMB,SKE,HKT.STU・・・全グループに言えるし、乃木坂、日向坂、欅・櫻坂などの46グループだってそうだ。

何のために総出演MV『離れていても』(AKB48)や『世界中の隣人よ』(乃木坂46)を配信してくれたと思ってるんだ。

コンサートや劇場公演はできないけど、それでもファンのために各グループは無観客配信ライブをやってくれたりしてる。

だが、それでは「今年は活動が無く」扱いなのか?

じゃぁ、ほとんどの歌手やバンドは「今年は活動が無く」だな。

 

勘違いしないでね。NHK関係者はAKB48を選ばなかった理由に「最近はヒット曲が無く」や「今年は活動が無く」とは言ってないからね。マスコミ・ メディアが勝手に言ってるだけだからね。

紅白歌合戦の選考基準は、「今年の活躍、世論の支持、番組の演出・企画に沿う」だ。

ランダムデジトダイヤリング方式ってわけのわからない調査方法を始め、CDなどの売り上げ、有線・カラオケなどのリクエスト数、ダウンロード数などで検討してるそうだ。

面白いところではNHKのど自慢大会予選出場者の曲目ってのもある。

 

AKB48が最初に紅白に出たのが2007年。なぜかリア・ディゾンとかと一緒の「アキバ枠」扱いで出てた。

紅白ってすごいね。一気に知名度上がるもんね。

それまで知る人ぞ知るって歌手もグループも、そのジャンルは聞かないなぁって人にもパフォーマンスや歌を届けられる。それが紅白だ。

それまで『千の風にのって』を知らなかった人も、「紅白で知った」って人多かったんじゃないかな。それ以上に「秋川雅史」というテノール歌手や、「新井満」という名前が広く知れ渡った。

最近は視聴率が低迷してるとはいえ、日本の40-50%の家庭で観られるお化け番組。

そりゃ、演歌歌手とか新人からすりゃ「一世一代の檜舞台」だ。AKB48のメンバーにとってはもうあんまりありがたみないかもしれないね。

 

以前は「各事務所2枠まで」だったんだけどね。公然とした秘密。

2009年まではジャニーズでさえ2枠だった(大抵SMAPとTOKIO)。

嵐が初出場した際、中居くんがメンバーにマイク向けて話をし出した途端無線で「矢沢永吉が玄関に着いた」って連絡が入って、嵐のコメントがうやむやになったのが印象的だった。

それが今年ジャニーズは7組。

関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King&Prince、SixTONES、Snow Man、Hey!Say!JUMP、そして嵐。

もう中居くんの円満退社も、手越の活動自粛不満での退社も、SnowMan岩本の2年以上前の未成年との飲酒も、宇宙Six山本の闇スロットも、元TOKIO・山口の飲酒運転事故も、亀梨と山下の未成年飲酒も、山Pの電撃退社も、マッチの不倫も、全部ひっくるめて忘れておくれよって勢い。

嵐のラストステージは紅白でって意地か。配信ライブに負けてたまるかとか、カウントダウンに取られてたまるかって。なんかムキになってない?

 

以前はアミューズからも2枠だった。

今年はPerfume、星野源、福山雅治、今年はBABY METALまで出場。

ちなみに白組司会の大泉洋(TEAM NACS)もアニューズ関連だ。

 

事務所枠はもう関係ないみたいだから、乃木坂・櫻坂・日向坂と、坂道46グループで枠がいっぱいだから、AKBやSKEなど48グループが出場できないわけではないだろうが、2009年からの連続11回出場が途切れたってのは現役メンバーにとっては動揺隠せないだろう。

柏木由紀や峯岸みなみなどの初期メンバー、2代目総監督の横山由依そして現在総監督の向井地美音などがコメント出してたが、これは出さないほうがよかったのにって思う。

AKB48側が誰も何も言わなかったら、「あれ?今年は辞退したの?」とか「坂道グループに譲ったの?」って思われたはずだからね。裏事情まではわかりませんもの。

「選ばれなくて残念」とか「先輩が今まで築いて紡いできた・・・」とか、要らない。

まぁどこかのアイドルグループみたいに「これで紅白卒業です」などと吐かしたり、選ばれなかった腹いせに泣き言や恨み節を言う人よりはマシだが。

 

コロナ禍の今年、紅白を有観客でやるのか無観客でやるのかわからんが、かなり偏った結果になりそうな気がする。

紅白なんて、大晦日の大掃除終わった部屋でこたつに入りながら、みかんとお茶(気の早いお屠蘇とかもあり)と一緒にだらだら見るもんだ。

毎年おなじみの顔ぶれが定番の曲を歌うのを見て「また今年もあんたの声を聞けたよ」とオバァちゃんは手を合わせ、おじいちゃんは若い歌手のパフォーマンスを見て「ほう、最近はこういったのが流行りかね」とかね。中堅どころに「幾つになっても変わらないねぇ」なんて、近所の子供のように言ってみたり。

そんなんでいいのよ。

伊勢海老やアワビの入った「どや!豪勢やろ!」っておせちより、ごまめやレンコン、数の子、昆布などの定番のおせちでいいのよ。

どうせ若い子は観ないんだからさ。笑ってはいけない観てるって。

 

AKB48のいない紅白。

サブちゃんのいない紅白のような扱いになってること自体がすごいことだね。

 

そういや五木ひろしは50回目の出場だけど、いいのか?サブちゃん越えして。

森進一が悔しがりそうだ。

 

 


後出し井上公造が嫌いだ

2020-11-17 18:07:58 | MUSIC/TV/MOVIE

後出しじゃんけんを比喩するネットスラングで、後諸葛亮ってのがある。

三国志で、策士・諸葛孔明がどんな予想外のアクシデントを報告されても「私はこうなることはわかっていました」と平然と言うことから派生したスラングだ。

関羽や張飛なら「さすがぁ〜!」「そこまで読んでましたか」と驚き感嘆するが、現代においては「ほんまかぁ〜?」って穿ってしまう方が多いと思う。

 

井上公造という人がいる。

芸能リポーター。この人がペーペーのときから知っているが、以前まだ梨元さんなど突撃リポーターがご健在の頃は、その先輩の背中を追って必死にやっていた。

なのに最近は偉そうにしてたりする。今や重鎮になったと勘違いしてるのかもしれない。テレビ局にそう扱われて偉そうにするだけならいいが、この人は後出しじゃんけん、そう、後諸葛亮が多すぎるのだ。

 

以前は芸能人のスキャンダルやスクープは芸能リポーターがとってきた。取材も懇意にしてる芸能人や事務所にべったりくっついてコメントとっていた。家のインターフォンを鳴らして取材したり、テレビ局はおろかロケの撮影現場にまで行ったりしてコメントとっていた。

で、「熱愛」とか「破局」とか「結婚秒読み」とか「禁断の愛」とかスクープしてた。

芸能界はまだまだ一般人には縁遠い世界で、憧れと畏怖を感じてた時代だ。芸能リポーターが唯一実社会と芸能界をつなぐパイプだった。

でも、今はタレント本人がブログやSNSで発表や報告したり、事務所がホームページに掲載したりするので、芸能リポーターの出番はない。

はたまた文春や新潮あたりがスクープしたり、スポーツ紙がフライング発表してしまったものを後追い取材し、報道するだけ。芸能リポーターって必要?ってくらいの位置だ。

 

各局の報道バラエティ番組には、この芸能リポーターというのが出演している。

三流ゴシップではよく「何々という話」という怪しげな記事の後に、(芸能関係者)とか(芸能界に詳しい事情通)などとこれまた素性のわからない(実在するかもわからない)人のコメントが載っているが、テレビにおいてはこの役目を芸能リポーターが請け負ってる。

「今話題になっている芸能人のことをよく知ってる」ように見え、「芸能界の裏事情をよく知っている」ように見えるからだろう。

しかし、実は全然知らなかったりする。そりゃそうだ、知ってたのならどこよりも先にスクープ記事を出すからな。

 

それを、いかにも「僕は知ってましたけどね」と、「知っていたけど、事務所との兼ね合いが」とか「今後の付き合いとかを鑑みて」風に喋る。

さらにひどいのになると「知っていたけど、タイミングを見計らってたら先を越された」なんてのもある。

井上公造のコメントはこんなんばっかりだ。スクープなんてここ最近何一つ取っていないのに、そのくせ「僕は知ってましたよ」的なスタンスが鼻持ちならない。

 

孔明なら「さて次の手は、こうです」と新たな作戦を提案し、「そこにはもう兵を配備しています」とすでに予測時点から戦略を変更してたりするが、井上公造においてはそんなことは皆無だ。

今回の近藤真彦の不倫スキャンダル(それほど大問題か、これ?)についても、「すでに僕は(当然)知ってましたよ」のスタンス。嘘つけ。

「すでに奥様からのコメントとってます」「徹子の部屋の最終回はマッチでと公言してる黒柳さんからもコメント頂いてます」なんてのも無い。

 

芸能人であろうと所詮夫婦と当事者、関係者くらいしか関わるべきでない不倫問題を、犯罪者を扱うかのようにこぞって群がる各局の報道ワイドショーだが、今回はなぜかシーンとしてた。

ダウンタウン松本が『ワイドナショー』で「基本この番組は不倫はあまりやらんとこって言ってるんやけど、あまりにも他の番組がやらへんから・・・」と疑問を投げかけ、さらに「もし忖度してるのなら結局ジャニーズ事務所が損する形になる」と苦言した。

それを受けてなのかどうかわからんが、ジャニーズ事務所からマッチの無期限活動自粛が発表され、ようやく各局が取り上げだした。

 

日本テレビ系の『スッキリ』でも取り上げたのだが、そこに出演していた井上公造、松本人志の発言に触れいつもの後出しじゃんけん発言。

「(自分も)その通りだと思っていて、自戒の念も含めて報じる側ももう少し透明性が必要だし・・・」

なんて語り出した。

そこへMCの加藤浩次がコメントを遮り割って入り、「『スッキリ』やらせてもらってて、週刊誌(の記事)をそのまま流すってできないんですよ。」「しっかりジャニーズ事務所の裏とか近藤真彦さんのコメントを出した上でやるってこと。」「週刊誌だけを鵜呑みにして出してしまうと、報道として責任のないことになってしまう」「そこのルールのために(これまで)やらなかったということがある。」と事情を説明。

井上公造は変わり身も早い。「不倫騒動があった時相手側が否定する場合もある」「その報道に事務所や本人が何らかのコメント出してから報道するのは当たり前のスタンス」と同調。

しかし、よく考えてくれ。こいつの職業は何だ。

芸能リポーターってその“裏”をとる仕事じゃないのか。

いち早くスクープネタをつかみ、裏を取り取材し報道する。それが芸能リポーターの仕事ではないのか?

なのに何をトチ狂って「事務所や本人が何らかのコメント出してから報道するのは当たり前」などと言うんだ。

 

諸葛孔明みたいに「すべては私の頭の中で想定内」「だからもう手は打ってます(回してます)」と気どるなら、「滝川副社長からジャニーズ事務所として公式発表するまで待ってくれ」と言われてたから」とか、「実はロスまで行って中森明菜からコメントとってきてるんです」など、それで時間かかって「番組として取り上げるのを待ってもらってた」ならわかるのだが、当然そんなことは無い。

もちろん奥さまや不倫相手からも、ましてやマッチ本人からもコメントなんか取れてもいない。

 

さらにこの井上公造、加藤浩次が言ったことを、さも自分が発言したかのようにすり替えやがった。

 

17日、芸能リポーターたちが芸能情報を発信するYouTubeチャンネル『芸能ニュースチャンネル』で、近藤真彦報道問題に言及。そこで松本人志の苦言によって問題提起されたのが「非常に大きかった」と発言。そこまではいい。

しかし、メディアがマッチの問題を取り上げなかったことについて

「ジャニーズ事務所からOKがきっちり出ないことには放送できない、取り扱えないという感覚があったことは間違いない」

なんて偉そうに語ってる。

こいつが最初に『スッキリ』で言ったのは「自戒の念も含めて報じる側ももう少し透明性が必要だし・・・」だ。それを言ったのは加藤浩次だ。

しかも加藤浩次が言ったのは「週刊誌の記事だけ鵜呑みにせず、番組としてちゃんと事務所とか本人から裏とってからしか報道できない」だ。つまり1週間くらいのラグがあったのはちゃんんと裏取りの取材をしてたからって言い訳だ。

お前が言う「ジャニーズ事務所からOKがきっちり出ないことには放送できない、取り扱えない」なら、結局ジャニーズ事務所の顔色を伺いってたってことじゃねぇか。

つまり忖度してるってことだよな。加藤浩次が言ったことと、お前が言ったことはちょっとずれてるぞ。

 

井上公造はこうも言う。

「(話題を)扱う以上は公平に扱う。タレント、事務所の大きさで(扱うor扱わないが)許されることではないというのが自分の反省を含めて強く感じる」

まるでどこかの政治家の答弁のように、隠された言葉を読み取っても尚意味がわからない文章だが、要はジャニーズ事務所でもホリプロでもはたまた弱小プロダクションでも、大物俳優でも新人アイドルでも同じように扱わなければいけないって言いたいんだな。

じゃぁ、山下智久の事務所退所と、小林麻耶の事務所契約解除を同じ扱いで報道しろよな。でもそれ、誰が望むんだろうか。

 

まぁ、井上公造に何かを求めちゃいけない。

普段「次は誰もが知ってるSとTの熱愛が発覚する」なんて曖昧なことを言ってたりする人だ。

編集でP音で消したり、観客の「え〜!?」なんて音声をかぶせたりするんだが、これって、「明日の天気は晴れ時々曇り、ところによってはにわか雨、気候は穏やかですがところによっては冷え込むところもあるので・・・ 」みたいな天気予報よりタチが悪い。

誰もが知ってる「S」や「T」が名字なのか名前なのかは別にして、ミュージシャンなのか俳優なのか芸人やタレントなのかさえ曖昧。SとTのどっちが男でどちらが女かも曖昧。

「誰もが知ってる大物ミュージシャンSと、若手のモデル上がりの女優Tの熱愛がそろそろ発覚するでしょう」でもまだ曖昧だが、井上公造は得意満々で言ったりする。

 

そんな曖昧な予想を発言することによって、偶然にも当たったらラッキー、外れてもお構いなし(どうせ視聴者は覚えちゃいない)で次は「この二人です」って。

当たるも八卦、当らぬも八卦ってやつで千三つかましても、たまにニアピンだったら「今話題になってる芸能人の話題など、僕はずーっと前から知ってましたよ」と言えるからか。

自分はスクープ取れないから今の話題はスルーして「それより次はこれですよ」とイニシアチブを取りたいのか。

 

井上公造。よくわからん人だ。

 


悪い奴が出てこない姉ちゃんの恋人

2020-11-08 20:55:00 | MUSIC/TV/MOVIE

昨今、何かにつけクレームを入れられる時代である。

それを気にして、誰からもクレームが入らないように作ったら、こんなつまらないモノができるんだよって立証するかのようなドラマが、今クール放映されてる。

 

有村架純主演ドラマ・姉ちゃんの恋人。

早逝した両親の代わりに3人の弟たちを育てるお姉ちゃん奮闘記だ。

このドラマ、イマイチ面白く無いのだ。

2話目まで見たのだが「なんで面白く無いのだろう」の理由がさっぱりわからんかった。

 

俗に言われる肝っ魂姉ちゃんを演じる有村架純。悪くない。

有村架純は可愛いし好感も持てる。嫌いじゃないし、悪くない。

【関ヶ原】の忍者(?)は微妙だったが、【ビリギャル】のヤンキーから大学受験を目指す役はいい。

【失恋ショコラティエ】や【ようこそ我が家へ】での松本潤や相葉雅紀の妹役もいい。

【思い出のマーニー】での声もいい。

ちなみに俺はSPECの時の、竜雷太と不倫してる婦人警官役の有村架純が好きだ。

まだ売れてない頃の有村架純もいいが、主役を張れる今の有村架純もいい。

 

3人の弟たちも揃ってイケメンでいい子だ。全体の会話のテンポや、林遣都と惹かれ合うストーリー展開も別に悪く無い。

なのに、全然面白くないのだ。

来週からは別に見なくていいかなってくらいだ。

いや別に、演技下手くそだなぁって嘆く俳優がいるとか、なんか脚本グダグダやんとか、こいつ見てるとイライラするわってやつもいない。ストーリー展開も「どうせこうなるんでしょ」ってオチが見えてるってほどでもないのだよ。

でも「来週も見なくっちゃ」とはならない。ただ単につまらんのだ。

 

このツマラナイ理由が、今日地下鉄に乗ってていきなりわかった。別に付近の乗客がこのドラマのことを話してたわけではない。よくある仕事場のちょっとした愚痴を友人らしき人にこぼしてた。

それでわかった。

「このドラマには悪人が誰一人いないのだ」と。

そして思った。

「これはひょっとしてクレーム対策をしっかりしたせいなのか?」と。クレームを恐れるあまり、当たり障りのないようにしたら、こんなつまらんドラマになってしまうということか。

 

※ここから先はかなりのネタバレを含みますので、まだ見てない人、録りだめして一気観しようって人はスルーしてください。

 

まず主人公の有村架純は、目の前で両親が車にひかれて死んじゃった過去を持つ。だからといって轢いた犯人を恨んでるとかの描写はない。

高校3年生で中退し、大型ホームセンターに面接に行き「弟3人を学校卒業させるまでは絶対辞めませんから」と懇願して入社、もう9年目のベテランバイトである。

職場(売り場)の人間もいい人ばかりだ。規則や規律にうるさく嫌味ばかり言う管理職・上司は出てこない。

「嫌なら辞めちまえ。これだから中卒は・・・」とか「代わりならいくらでもこのご時世いるんだぞ」などと暴言はくパワハラ上司も、「胸、また大きくなったんじゃない?彼氏と毎晩お楽しみ?」などとセクハラ発言する上司もいない。

 

有村架純の直属上司・小池栄子は面倒見がいいし「今夜は久々に飲みに行くかぁ〜」と売り場のスタッフみんなを誘ったりする(飲みニケーション)。それに対し「僕、用事あるんで」とか「私、パス」とかウザがるスタッフは誰もいない。

涙もろい紺野まひる、表情が出ない阿南敦子、存在感の薄いスミマサノリ、ハロウィンの被り物で子供に避けられ落ち込む井阪郁巳、そして那須雄登(美 少年)。

みんな「コロナのせいで(みんなで飲みに行くの)久々ですねぇ」と賛同し、和気藹々居酒屋に向かうのだ。

 

居酒屋では「俺の酒が飲めんのかぁ」とアルハラするやつもいないし、酔った勢い(のフリ)でグチをわめく酒乱もいない。みんな楽しく飲んで「コロナのせいで一時はどうなるかと思いましたね」「やっと物流が戻ってきた感じですよね」などと会話してる。

「久々の飲み会だから晩御飯は勝手に作ってね」と弟に電話入れる有村架純。何故かテレビ電話モード。弟たちは「楽しんできなよ」と物分りがいい。それをみんなで覗き込み「みんな大きくなったね」「覚えてる?私のこと」とか言ってる。それを笑顔で答えるイケメン3人弟(King&Prince高橋海人/日向亘/南出凌嘉)。

 

一方、林遣都は有村架純の勤めてるホームセンターの物流ドライバーをしている。

なんか過去に事件を起こした訳アリみたいだが、それを承知で雇ってくれた上司の藤木直人に感謝。藤木もそれを恩に着せる気など全くないようで、トラックの助手席でウケないジョークを言っている。

 

コロナで物流が止まった時、「クビを切られたりしたらどうしようとヒヤヒヤしてた」と言う林遣都。同じく有村架純も昔からの友人の奈緒に同様のことを言っていた。

しかし、この二人の勤めるホームセンターの会社は、首を切るとか雇い止めするとかどころか、臨時のボーナスまで支給したみたいだ。どんだけホワイト会社だ。(政府から支給された給付金も有村家では4人×10万で40万円だ。)

 

林遣都が過去に起こした事件がなんなのかわからないけど、母親の和久井映見の怯えよう、心配の仕方は尋常じゃない。

その林遣都は母親想いで「大切」「大好き」「幸せにしたい」と一歩間違えたらマザコンのようなセリフを平気で言う。現在は弁当屋で働く母親の仕事場で手伝ったりもする孝行息子だ。

林遣都の保護司は光石研。2話目で有村架純の叔父さんということが判明したが、両者はそれをまだ知らない。林遣都に父親がいない理由とかを含めここら辺は今後明かされていくのだろう。

 

食べ盛りの弟たちとの朝食はいつも合宿所のよう。お姉ちゃんのバイト代だけでまかなえるのか?などと気にしちゃいけない、多分給付金のおかげだろう。(長男と次男の大学学費は?)

一番下の弟のサッカーの試合を応援しに行って、審判に「判定がおかしい」と食ってかかる有村架純。

審判にレッドカード突きつけられ退場。予想通りで呆れる弟たちだがしっかり試合後「勝ったよ〜」と連絡してくる律儀さ。サッカー部のみんなとではなく、お兄ちゃんと帰る末弟(途中でお姉ちゃんと合流)。

 

上司・小池栄子は一人飲んでたバーで藤木直人と出会う。妄想脳が渦巻き「顔に騙されちゃいけないぞ」「過去それで何回泣いたか忘れたか日南子」と自問自答しながらもウキウキ。

存在感の薄いスミマサノリさんの捨ててある椅子にあえて座るという謎インスタで盛り上がる二人。そのまま酔った勢いでホテルで一夜、翌朝シーツをまとい「またやっちゃった・・・」などという展開もないし、藤木直人が「一度抱いた女に興味はない」なんて冷たい事言う嫌な奴では当然ない。

 

小池栄子が会社ホームページ掲示板で社長へのメッセージを送ったら即レスがあるとか言ってたが、多分この藤木直人が社長だったってオチではないかと思っているがどうなんだろう。二代目とか次期社長でいろんな部署で研修中とか?

その社長への提言でGoサインが出たクルスマスプロジェクト。リーダーには有村架純が選ばれ、なぜか物流からは藤木直人の推薦で林遣都も参加ってのもね。

で、その会議で林と有村の意見が一致。二人は自然と惹かれあい始める・・・。

 

と、まぁ、ざ〜と書いたが、ラブコメであり、ホームドラマであり、ワークドラマでもあるこのドラマ、ここまで誰一人悪者が出てこない。嫌な奴が出てこない。

唯一、政府支給の給付金を「ありがたかったわぁ〜」と喜ぶ有村架純と対照的に、奈緒は親にネコババされそうになったと嘆いてた。これが唯一の嫌な奴くらいだ。

2話目終了時点で、それ以外には嫌な奴が全く出てこないし、セリフにも差別的や蔑視な言葉はない。どこにも炎上を誘発するような描写もない。

まるでクレーム対策万全ですよ。コンプライアンス尊守してますよ。と言わんばかりのドラマ。

いや、このドラマは「あんたらが言ってるように、いろんな語弊のある描写や表現を抜いて作ったら、こんな感じになってんからちゃんと見ろよ」って制作側からの挑戦状か?

 

昨今何かにつけクレームを入れる人が多い。

『個』の時代だからか、「自分こそ正義なり」と自己主張することによってアイデンティティが保てると勘違いしてる奴が増えた。

スーパーや家電売り場などで見かけるしつこいクレーマー、学校の先生に文句を言うモンスターペアレンツ、職場では「やれブラックだ、それセクハラだ、そいつはパワハラだ」。

役所や企業のポスターはアニメの女の子を使ったら「いやらしい」「ふさわしくない」「女性蔑視だ」と騒ぎ、ちょっとした表現に「差別だ」とわめく。

芸能人も有名人も政治家も、ちょっと語弊を招く言い方した途端にネットで炎上。気軽にSNS更新もしてられない。

どいつもこいつも文句を言わずにはおられない。俺の意見を聞け。私の意見が正しい。あなたは間違ってる。僕が教えてあげよう。

そんな感じの世の中だから、こんなドラマが出来上がるのかな。

 

多分このまま行くと視聴率はめっちゃ悪いはずだ。だってつまらないんだもの。

当たり障りがないってのは料理で言えば美味しくもないしまずくも無いって感じだ。そんな店には2回目わざわざ行かない。

 

往年の野島伸司ドラマなら、せっかく3話や4話で上手くいきそうになった二人(この場合は三上博史と鈴木保奈美をイメージしてもらうといい)に、邪魔をする女(横山めぐみが適任)が出てきて振り回され、どんどん歯車が繰り出すってのが定番だが、このドラマは多分そんな展開はこの先ないだろう。

淡々と飄々と、ゆっくりしたペースで進んでいくんだろうな。

視聴率を稼ぎたいなら、裏切って、3話目以降は闇展開・闇落ちってのもアリだぞ。

物分りの良い3兄弟だが実は・・・とか、和久井映見と保護司の光石研ができてた・・・とか、有村架純の両親が死んだのは林遣都が昔捕まった事件が絡んでるとか・・・。ドロドロの展開ね。

小池栄子は実は裏でマグダラのマリアとか名乗って殺人をプロデュースしてたとかどうだ。(それは「美食探偵」だ)

 

うーん、可もなく不可もなく、クレームの入らないような普通のドラマ。

結局、何やってもなんやかんや文句言う奴出るけど、文句も言えない(クレームのない)ドラマって退屈で誰も見ないのと違うのかなぁ。

変な時代だ。

 


共演NG 豪華メンバーで見事にコケる

2020-11-02 21:56:20 | MUSIC/TV/MOVIE

船頭多くして舟なんちゃらかんちゃって格言がある。

まさにこのドラマがそう。

『共演NG』

テレビ東京で最近始まったドラマだ。

 

原作・企画は秋元康。

芸能界には「この人とこの人は絶対同じ番組にキャスティングしてはいけない。」ってのがある。そのほとんどが仲が悪いとか、昔モメたとかだが、実はそのほとんどが「らしいで」って噂。

SMAPが出る番組は嵐はNGとか、ジャニーズ系が出る番組にはDA PUNPはダメとか、忖度されたものから、ダウンタウンととんねるずは仲が悪いとか根拠のないものまである。

「ワケあり」「相性が悪い」「キャラ被り」「事務所の関係」・・・その業界にはびこる共演NGをテーマにしたドラマを、秋元康さんが手がけるとなれば見ないわけにはいかない。(なんだこの上から目線は)

 

ドラマはテレビ東洋(テレ東をもじってるのか?)の社運をかけた大型ドラマ『殺したいほど愛してる』。その新ドラマのW主演に、25年前に二股疑惑で破局して以来共演NGと言われた中井貴一と鈴木京香がキャスティングされるとこから始まる。

二人とも嫌がるが、中井貴一は事務所社長・リリーフランキーから会社の懐具合や同時にCM出演などの依頼もあるからさぁと説得されたり、鈴木京香も事務所社長・猫背椿から「シリーズ物のせいでついた役のイメージからの打破」などを言われたり、いろんな大人の事情で渋々OK。

 

そのドタバタがまず描かれるのだが、これが全くダメなのだ。

いや、中井貴一と鈴木京香。今やベテラン俳優と言って過言でないその二人の演技は真に迫ってて、ほんまはこの二人も前になんかあったんちゃうの?って勢いなんだが、見ててどうも感情移入ができないのだ。

 

制作発表の記者会見。

会見会場に相手よりちょっとでも遅く現れイニシアチブを取ろうとしたり、そのせいで会場前で接触事故起こしても、そこは百戦錬磨のベテラン俳優、双方とも颯爽と車を降りて笑顔で再会を祝してのハグ。

そして記者会見。壇上でお互いのコメントを否定しあったりする啀み合いの掛け合いなどのシーンまではまだなんとか見れた。

だが、バズらせるための仕掛けとかで、スポーツ新聞のデスク橋本じゅんが嫌味な質問したりするあたりから「あれ?」って。

見ててイライラしかしないのよ。

っていうか俺は何を見せられてるんだ?業界の裏側を見せられてもなぁ。そんなん別にリアルに知りたくもないし、知られたくもないだろう。

 

だいたい制作発表とか新商品発表の会場で、その作品と関係ない質問をタレントにする記者が俺は大嫌い。

誰か有名人が亡くなられたり事件を起こしたりすると、まず間違いなくそれをする馬鹿記者がいる。今なら伊藤健太郎のことを聞くとかね。伊勢谷友介の時も三浦春馬くんや竹内結子さんの訃報の際もね。

 

さらに25年前の破局会見の映像が流れたり、意地悪な質問が飛んだり。もうこの辺りでうんざりしてたんだが、頑張って続きを見る。

この番組の制作総指揮(ショーランナー)として招聘されたのが斎藤工で、このバズるための宣伝工作を仕掛けたのはその部下の瀧内公美。

この女がもうダメ。資料によると彼女が演じる役の名前は与謝野・M・リリカ。日系人ぽさを出すためかアメリカナイズされた“できる女”に見せるためか、やたら英語混じりの台詞を喋り、指を鳴らす。

映画「シン・ゴジラ」で石原さとみが演じた日系三世カヨコ・アン・パタースンの方がまだそれっぽかった。

指を鳴らすフィンガースナップ、日本名「指パッチン」も、大阪人には故・ポール牧さんの真似にしか思えないため、全然かっこよくない。

 

めちゃくちゃになった記者会見会場の控え室では、他の出演者が待機中。

それらもそれぞれが「共演NG」と言われた人ばかり。

 

新ドラマで鈴木京香の父親を演じる時代劇の大御所・里見浩太朗と、今ではバイプレイヤーとして欠かせない個性派俳優・堀部圭亮も共演NGと言われてきた。

今やいろんなドラマで「この人が出てたらまずこいつが犯人」の堀部圭亮。以前は里見浩太朗の付き人だったがなんか事情があって辞めて渡米してたらしいと言う設定。今後それらは明かされていくのだろう。

 

元アイドルの女優・若月佑美と、現役アイドル・小野花梨。以前彼女らは同じアイドルグループに所属してて、先輩後輩の間柄。

そもそも小野花梨という女優が俺は苦手だ。ムロツヨシ主演の「親バカ青春白書」でもなんかズケズケと入り込む役立ったせいかな。

ちなに若月はその「親バカ青春白書」に「今日から俺は!!」劇場版の番宣でカメオ出演している。

 

戦隊ヒーローもの出身俳優の細田善彦と、人気2.5次元俳優・小澤廉。どちらの俳優ももよく知らないからなんとも言えないが、完全なキャラ被りなのは間違い無いだろう。

 

と言う感じで、中井貴一、鈴木京香、リリーフランキー、里見浩太朗、斎藤工という主役クラスと、橋本じゅん、堀部圭亮、若月佑美、森永悠希など一癖も二癖もある役者ぞろい。

企画原案は秋元康。それをフリーダムな発想で、新しく面白いドラマを連発してきたテレビ東京が制作するとなるとどうしても期待するよね。

でもさ、多分もう二話目から見ない。

だって、面白くないんだもん・・・。

罵り合い、啀み合い、相手の悪口を言い、嫌味を言い、嫌悪感が画面いっぱい漂うドラマ、誰がこれ見るんだ。どんな人がこれ見て「これは来週も見なきゃ」と思うんだ?

普段ネットで誹謗中傷を繰り返して欲求不満解消や憂さを晴らしてる奴限定か?

 

テレビ東京といえば他局では真似のできないドラマを作ってきた。

AKB48メンバーがほぼ全員参加のヤンキーもの『マジスカ学園』、今考えると豪華メンバーな山田孝之×福田雄一監督のゆるゆる冒険ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや、同じく福田雄一監督×柳楽優弥の『アオイホノオ』など。

名バイプレーヤー6人を合宿生活させ、実名や実話をバンバン入れた異色のドラマ、大杉漣さんの遺作となった『バイプレイヤーズ』もテレ東だ。

 

今、全盛となったグルメ系ドラマもテレ東は一味違う。

松重豊が飯を食うだけだが今やseason8と続く名作『孤独のグルメ』をはじめ、

もろヤクザの生瀬勝久の作るうまい飯『侠飯』、

高畑充希が失恋の痛手を忘れるために食う『忘却のサチコ』、

西島秀俊と内野聖陽が同棲し食べる『きのう何食べた?」、

 

鈴木京香がラーメン店をコンサルティングする『ラーメン才遊記』など。

グルメ漫画・小説を原作ファンを裏切らない再現性。見るだけで腹が減り「飯テロ」と呼ばれる見事さ。

 

骨太のドラマもテレ東は忘れちゃいけない。以前も書いたが、このドラマBiz枠では、大人の社会ドラマを次々と作っているのだ。

江口洋介主演で企業ヘッドハンティングを描いた『ヘッドハンター』

仲村トオル主演で企業再生を描いた『ラストチャンス 再生請負人』

唐沢寿明主演で企業コンプライアンスを描いた『ハラスメントゲーム』

真木よう子主演で銀行内部の不正を暴く『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!』

玉木宏主演で町工場の再生を描いた『スパイラル 町工場の奇跡』

反町隆史主演で弱い被害者に寄り添い弁護する『リーガル・ハート』

小泉孝太郎主演で地域医療制度を考える『病院の治し方』

 

こんな数々の面白いドラマを作ってきたテレビ東京のドラマ枠。

共演NG。多分もう二話目から見ない。

だって、面白くないんだもん・・・。(大事なことだから二度書きました)