今度はレジ袋の規制かぁ。
環境省ってところは、行き当たりばったりの企画が好きね。スーパーでのレジ袋の無料配布を禁じる法制化を行うんだと。
まぁ、スーパーや大手量販店ならエコバックを持って行けばいい話だ。実際持っていってる人も多い。「レジ袋いらない」って言ったら2円くらい引いてくれたりポイントつけてくれたりするとこもあるし、レジ袋が有料なところもすでにある。俺がガキの頃はまだ買い物カゴを提げて市場に行き、量り売りで紙袋や新聞紙に包んでくれてたもんだ。
サザエさんやちびまる子ちゃんでしかそんな世界を見たことがない今のコンビニ世代は、レジ袋の有料化には違和感感じるだろう。ジュースだけとかならともかく、おにぎりとかサンドイッチや弁当を一緒に買って、レジ袋が有料って言われたら気軽にコンビニにもいけない。無理やり手にかかえて帰ったりするのか。公園や車の中で食ってもそのゴミはどうするんだ?
言っておく。コンビニやスーパーのレジ袋は有害ごみではない。ゴミを入れるための袋になるのである。
「えっ?海や河川に落ちてそれが環境破壊だと」
アホ言え。そんなん風で飛ばされたのやろう。わざわざ川や海にほうり込むやつおらんて。「海洋汚染にプラゴミが・・」好きやなぁ、お前ら。コンビニやスタバのストローが川に流れる可能性と、釣り人が放置する(糸を切られたり根掛かりして切った)テグスとどっちが危険やのんさ。
以前も書いたが、浜辺の掃除ボランティアに参加してゴミ拾いしたとき出るゴミのトップ3は1,浣腸、2,釣り糸釣り具、3,ペットボトル・瓶・缶(中国語ハングル文字多し)だ。あと秋は夏の花火とBBQの残骸ね。
日本ほどどこにでもゴミ箱がある国は珍しい。そしてゴミ箱があればそこにゴミは入れる。もちろんレジ袋に包んでだ。ペットボトルやカンカンも分別ゴミ箱があれば分けて入れるし、なければ大きなゴミぶくろにまとめてポイだ。家庭ゴミの分別はさらにうるさい。傘など捨てようと思ったらかなり分解しなければならない。
街中でもそこらにゴミは落ちていない。昔の遠足の合言葉は「バナナはおやつに・・」と同じく「来た時よりも美しく」だ。観光地のゴミはゴミ箱に入れず基本持ち帰る。それをしないのは日本人外国人ひっくるめ、そんな教育を受けていない奴らだ。これだけ諸外国でテロが騒がれてるのに、日本各地の観光地や駅や公共施設にはゴミ箱がある。
そんな国で今更レジ袋制限。どうせ世界の「海洋汚染プラ問題」に日本お取り組んでますよアピールのためだろ。やめとけ。
日本という国はとかく環境のナンチャラをするのが好きだ。おかげで今は住みやすく、外国人も驚く綺麗な日本が出来上がった。それは認める。
俺がガキの頃は「光化学スモッグ」って騒いでた。工場は煙を吐き出し、トラックは黒煙を振りまいてた。やがてそれらは規制され(ディーゼル規制・排ガス規制など)、街中でも夜空になんとか星が見えるようになってる。田舎肉と空にこんな星があったのかぁと驚くが、それでも昔よりまだマシだ。
PCGやヘドロ、水俣病や工場廃液などが問題になっていた。尼崎も甲子園浜も西宮港もメリケン波止場もお世辞にも綺麗とは言いがたく、下手すりゃ悪臭とわけのわからないポコポコした気泡の海だ。須磨浦海岸もあの頃は日光浴のためで泳ぐとこではなかった。
生活排水はそのまま溝に流され、月に一度は自治会でドブさらいが決められたた。溝に流された汚水はそのまま用水路を伝わり、ため池にためられたり田んぼに引かれたり川に流れ込んだ。それは上下水道の完備に伴い徐々に改善され、今じゃぁため池は干上がり埋め立てられ(兵庫県ではなんと1万池消失してたらしい)、川は護岸と浄化槽のおかげで綺麗になった。そのおかげで瀬戸内海ではイカナゴが消え、鮎は自然の川を遡上できなくなった。
「琵琶湖の水を守れ」と中性洗剤の使用をやめるように騒いでたあの環境団体は今何してるんだろう。
水道水なんか飲めないって言ってたが、俺のガキの頃の地元はサントリーの工場があるくらいでおいしい水が蛇口ひねれば出た。今じゃぁ淀川の水も水道局の努力のおかげでだいぶ浄化され、大阪市内でも匂いもなく浄水器もいらないくらい。風呂もシャワーもふんだんに使える。ちなみにペトボトルの天然水とやらのチェック項目は10数点程度だが、水道水のチェックは25点以上されてる。
山を切り開いて造成地や住宅ができ、土砂崩れなどが問題になったが杉などを植林し、街中でも「緑化協定」などを出し、緑はなんとか復活している。その代わりスギ花粉や輸入木材によるホルムアルデヒド、ハウスダストの問題が出てくるようになった。おかげで除菌スプレーとかいろんな種類が売られてるが効果はどうなんだろう。
「酸性雨」とか騒いでたがあれはどこに行ったんだろう・・・。多分今もphは変わらないはずだが。酸性雨に当たるとハゲになるとか言ってたが、あれは嘘か。
「割り箸は山林破壊」とか言ってた環境団体は今何してるんだろう。割り箸はダメで爪楊枝はいいという理屈が全くわからんし、鉛筆はどうなるのだろう。
「携帯電話の電磁波は体に悪い」と騒いでたあいつらは今スマホは使っているのだろうか。ちなみに電磁波はミキサーや電子レンジ、掃除機などの方がよっぽど出す。ラジオを近くに持って行けばよくわかる。
「Co2削減」「京都議定書」「オゾン層の破壊」「地球温暖化」・・・。ここ数年の猛暑で「エコ」は吹っ飛び、エアコンは我慢せずつけましょうって言い出す始末。「塩分過多は・・・」なんて言ってても「熱中症には塩飴をとか塩分をとか言ってる。片一方を強調するとおかしくなる例ではないのかね。
「クールビズ」なんてあえて言わんでも、夏はラフな格好がしたい。スーツを半袖にしたり、ポロシャツやTシャツでの出社を奨励してもできない会社や部署はある。なんだなんだ、2020TOKYOオリンピックの猛暑対策。あの笠をかぶれと?それならいっそ昔(江戸時代)みたいな笠の方が訪日外国人に「Oh! KOOL JAPAN」って喜ばれるぞ。いっその事ボランティアの制服もマタタビ姿や浴衣にしたらどうだ。
「ハラキリ・サムライ・ニンジャ・ゲイシャ・フジヤマ・テンプラ・・・」歪んだ日本のイメージが復活してSNSで全世界に拡散されるだろう。
でもいいのだよそれで。
どこにでもゴミ箱があり、誰もがちゃんとゴミを捨て、綺麗で安全で水も飲める。それが日本だ。
あえて「レジ袋がぁ」なんて言う必要などないのだ。それを言うなら、スーパーで売られてる惣菜のプラ容器、パンやウインナー・ハムなどのパッケージ、袋入りの野菜、豆腐や切り身魚のパッケージ・・・。プラスティックゴミになるものはこちらではないのかね。これらを廃止にしてしまえよ。買い物カゴやエコバック持参で紙袋や新聞紙で包んでもらって買えよ。。今度は「紙を作るために森が破壊されてる」って、ペーパーレス団体が騒ぐだけだがな。
自動レジとかキャッシュレスとか人件費削減とかいろんな問題がまた出てくるぞ。
環境省、環境庁、エコナンチャラ・・・。「省エネ」「嫌煙運動」「働き方改革」「Pm2.5」果ては「原発問題」に絡めて「太陽光発電」・・・。なんか危機感を植え付けて、なんかやってるふりの条例や規制。以前はともかく最近はそんなんばっかり。
堂々巡りだということにいい加減気付け。