GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

また今年も流行語大賞の謎

2020-11-07 21:04:53 | Talk is Cheap

ユーキャンの流行語大賞。

もはや年末の風物詩とも言える(誰も言ってないが)この流行語大賞の季節がやってきた。

毎年「ふむふむ、これは」と納得の言葉から、「どこで流行ったん?」って首を傾げたくなるような言葉までがノミネート。中には政治色(政権批判の)が入っているのがあってちょっとうんざりするのも、まぁ毎年恒例のことだ。

 

さすが新型コロナに振り回された2020年らしく、今年のノミネート30には、

・新しい生活様式/ニューノーマル・アベノマスク・アマビエ・エッセンシャルワーカー・おうち時間/ステイホーム・オンライン○○・クラスター・GoToキャンペーン・3密・自粛警察・ソーシャルディスタンス・テレワーク/ワーケーション・濃厚接触者・PCR検査

と、毎日嫌になるくらいメディアで目にしたり耳にしたりする言葉がずらり。

・ウバーイーツ・ZOOM映えといった、コロナ禍で使われるようになった言葉も含めると、実にその数16個がノミネート。

さりげなく、・新しい生活様式の後のニューノーマルとか、・テレワークの後のワーケーションなど、マスコミが作った造語だがまったく浸透しないまま、来年早々には消えてるような言葉まで無理やり入れてるところも例年通りの安定感だ。

 

『愛の不時着/第4次韓流ブーム』ってどうなの?「愛の不時着」を見た人と半沢直樹見た人はどっちが多いんだろう。半沢直樹からは顔芸/恩返しのみ(「おしまいDEATH」とかはスルーなのね)。

それに『第4次韓流ブーム』って・・・『NiziU』のヒットはわかるが、来てるのか?第四次韓流ブーム。

今年は旅行で日本に来る韓国人も、韓国に行く日本人もなく、政治的交流も無い。それなのにまだ反日運動をし、日本製品の不買運動にし(それでもNINTENDO SEITCHは買う)、国際法を全く無視した徴用工裁判での資産売却をちらつかせ、安倍総理(当時)が土下座する像を作ったかと思えば、ドイツ・ベルリンにまで気色の悪い金色の像を建て喜んでる国。

もう一度言う。どこに来てるのだ?第四次韓流ブーム。

しかもこれを無理やり入れるなら、『お笑い第7世代』も入れるべきではないのか?ぺこぱの「時を戻そう」だけは唯一ノミネートされてるが、第七世代ってかなり浸透した言葉だと思うのだけどなぁ・・・。まぁ、これもいつものことだけどさ。

 

レジ袋有料化の影響でレジカゴを持ち帰る『カゴパク』がノミネートされてる。まぁ『エコバッグ』は以前の言葉だからわからんでもないのだが、カゴパクって流行語か?犯罪だぞ。

 

新型コロナウイルス/COVID-19関連を除いてなら、2020年の最大のヒットといえば『鬼滅の刃』だろう。

昨年のアニメ化からじわっときてブレイク、今年5月、人気絶頂時に連載終了してからの方がにぎやかだった。そして10月に映画「無限列車編」が公開されたら、これまた記録的大ヒット。

なのに、タイトルのみのノミネート。不思議だ。

 

この漫画のおかげで「竃」や「禰」という画数何ぼあるねん」って難しい漢字を書ける小学生がどれだけ増えたと思ってるんだ。(「禰」の正式表記はネ+爾)

「甲乙丙丁」だけでなく、「戊己庚辛壬癸」まで覚えてくれるんだ。(読み方はこうおつへい・・・じゃないよ)難しい漢字を率先して覚えてくれる、こんなありがたい漫画だ。

「全集中!」とお母さんが言えば宿題も嫌がらずやってくれる(多分)。菅総理までもが「全集中の呼吸」と衆議院予算委員会で使うくらいの言葉だもの。(そのあとお辻元清美の便乗にはうんざりしたが)

 

今年5月に連載終了してからの鬼滅の刃のメディア戦略は凄まじいものがある。

同じく今年話題になった「100日後に死ぬワニ」(ノミネートさえされていないぞ)は、終了時に始まったメディアミックスが「いかにも」な商売臭が漂いすぎて失敗したのに、鬼滅の刃は大成功。今や数多くの企業とタイアップ/コラボレーションしている。

それなのにタイトルのみのノミネート・・・。

 

まぁ、毎年のことだが。

今年はもう発表会も『無観客』『無料配信』でやってくれ。

どちらもノミネートされてないところみたら、する気は無いんだろうけどね。