「佐藤琢磨優勝」
2017年5月に同じタイトルの記事を書いた。
インディ500で佐藤琢磨が日本人で初の優勝をした時だ。
あれから2年。
またまた佐藤琢磨がやってくれました。
インディ500優勝!
104回目のインディ500。
今年は新型コロナの感染対策で開催月もずらし、無観客で開催された。
以前に書いた
インディ500 佐藤琢磨優勝
と被ってしまうだろうから細かいところは端折るが、インディ500は、F1のモナコGPとル・マン24時間耐久に並ぶ、世界三大モータースポーツ(世界3大レース)と称される、レース界最高峰のイベントだ。
インディ500がどれくらいすごいレースなのか、どれほど面白いレースなのかを見たことがない人に伝えるのは難しい。って、俺も現地で見たことはないんだけどね。
インディ500(インディアナポリス500マイル)は名前の通り、1911年からアメリカインディアナで行われてる、500マイル=約800kmを時速300キロオーバー(最高380km/h)で全車が駆け抜けるクレージーなレース。
毎回クラッシュや事故が相次いでも開催される、まるで大阪・岸和田のだんじり祭りのようなレース。
F1(フォーミュラーワン)は約300kmの2時間のレース。
その中でもモナコの市街地を駆け抜けるモナコGPは最大のイベントだ。(1929年〜)
なぜかインディ500とモナコGPは同時期に開催されるのだが、今年はCOVID-19の感染症の予期せぬ大流行によって中止となった。
そしてル・マン24時間(1923年〜)は一周約13.6kmのコースを延々24時間走り続けるレース(だいたいトータル4800km)。
今年(第88回)は9月19−20日に無観客で開催される。
陸上競技で言えば、F1は短距離、インディが1万メートル、ル・マンがマラソンってところか。それぞれもっと過酷だけどね。
だからこそその勝利者、クルーは最高の称号を貰えるのだ。
あのアロンソ(マクラーレン・ホンダ)はこの3大レース制覇(トリプルクラウン)を狙っている。
F1チャンピオンでありながら、2018年と2019年のル・マン24時間に参加し、優勝している。
インディ500には、前回佐藤琢磨が初優勝した2017年に、モナコGPを欠場して参加した。(残念ながらリタイア)
2019年はなんと予選落ち。二度ワールドチャンプになった最速の男でさえ、インディの33台の決勝枠に入れないとは・・・。
そして2020年の今年はなんとか完走って感じ。
来年からはルノーでF-1復帰らしいが、またぜひインディ500も参加してほしいな。
というわけで佐藤琢磨がこの過酷なレースの2回目の優勝を飾った。
言うなればゴルフの全英オープンで2度優勝するとか、テニスのウィンブルドンで二度優勝するとかと同じくらいだ。(ちなみに2019年は3位だ)
そうなるとすぐ「国民栄誉賞だ」とか騒ぐ人が出てくる。
実は前回優勝した時に「内閣総理大臣顕彰」なるものを授与されている。
ゴルフの岡本綾子やサッカーのジーコ、柔道の田村(谷)亮子などに贈られた栄誉ある顕彰なんだろうけど、国民栄誉賞の方が格上かな?ってイメージ。
まぁ、肝心なのは本人がそれ(国民栄誉賞)をほしいかどうかだ。
イチローみたいに現役なんでと固辞するかもしれないし、福本みたいに「そんなんもろたら立ちションベンできへんようになる」と断るかもしれない。
名誉と栄誉。
インディ500のチャンプという称号。
それより勝る賞はないような気がする。
前回グリコポーズでリクエストあったからか。
よくもまぁそんな不安定なところで(しかもレース後の体力・筋力消耗しまくってる状態で)一本足で立てるもんだ。
佐藤琢磨。超人か。
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