相変わらずパチンコ屋には人がいる。
マスコミ・メディアはパチンコ屋をパーラーと呼ぶようになったはずだが、未だに浸透していないのかもしれないな。
さて、そのパチンコ。なぜ開いてる?なぜ行く?と疑問に思われる方が多いと思う。はっきり言っておく、パチンコ屋に行く人間はパチンコ依存症であると。パチスロ依存症、ギャンブル依存症っていう病気である。
アルコールやドラグと違って止められるでしょ?何て軽く言わないほうがいい。先日「なぜ走る、お前らはマラソンジャンキーか?」と書いたが、ジョギングやマラソンが辞めれない人も依存症だし、筋トレやトレーニングスタジオに通う人だって立派な依存症だ。毎日走らないと、ダンベル持たないと、運動しないと不安になるのと同じく、パチンコもパチスロも呼んでいるんだ。
勘違いしないで欲しいのだが、決して今この時期にパチンコ屋に越境してまで行ってる奴らをかばってるわけでは無い。呆れてるくらいだ。
ただ、マスコミが「今日もこのパチンコ屋には開店前から並んでます」とか「人が大勢来ています」とか晒しても無駄。どんだけ呆れられても奴らは病気なんだもの。大麻をやめれない芸能人と一緒。
なぜそんなに断言するかといえば、俺も買ってはパチンコ依存症だったから。
高校時代(もちろん今も昔も学生は遊戯禁止です)には喫茶店でモーニング食べてから並んだり、授業サボって打ちに行ったり、帰りにもまた行ったり。バンド以外何もやることがない俺にとっては退屈な時間を消費してくれるものであり、夏休みとかまとまった休み以外はバイトもしてなく、小遣いももらっていなかった俺にとって、パチンコは大事な収入源だ。
よく「結局ギャンブルって負けの方が多いよ」って言われるしその通りだと思うが、パチンコに関して言えば俺は勝者だ。やり始めの頃はまだ手打ちの台が一列ある店があったり、電ヤクって機種があった頃でそんなに稼げない。±0くらいだ。
そのうち0タイガーやキングスターみたいな羽モノが出てきて、フィーバー台が出てきた。確実に数千円稼ぐなら羽モノ、当たりゃでかいが負けるのも大きいのがフィーバー台。そしてさらにギャンブル性の高く一発台というものが出てくるが俺はこの機種は新装開店や新台入れ替えのとき以外はほとんどやらなかった。だってリスク大きんだもの。
専門学校の入学金から授業料、教材費、定期代、飲食費、服やレコードなどの購入費に至るまで全てパチンコで稼ぎ出してた。自動車学校の教習費も車のローンの頭金も、カーステも改造費も全てパチンコで稼いだお金。パチンコ屋はあぶく銭を俺にくれるところでしかない。
勤め始めて、もらった初任給が8万8000円だった。はっきり言ってパチンコの新装開店なら1日で確実に稼げるお金。平常でも1週間あれば稼げるお金と同じ金が一ヶ月の給料ってがっくリしたことがある。これなら専門学生後期の炉端でバイトしながらパチンコ行ってた時の方がリッチだな、と。
これじゃぁ車のローンもガソリン代も稼げないって、仕事終わりにはパチンコに行って補填。女の子とデートの前にはパチンコで軍資金稼ぎ。
でもね、ある日ぷつっと止めたの。
仕事覚えて腕を磨いて技術を身につけお客様をつけてて行った方が確実だし、もっと稼げるなって。学生時代はあれほど努力やコツコツといったトレーニングや勉強が嫌いだったのに、仕事覚えるのが楽しくてさ。毎晩遅くまでレッスンしたり休みの日も勉強に出かけたりしてたらパチンコ屋なんて言ってる暇がない。あっと言う間に稼げるようになったらもうパチンコ屋に行ってる時間なんて無駄な時間だ。パチンコで稼ぐより何倍も本業で稼げるし、 負けるリスクもない。
だからパチンコ屋に新型コロナ感染のリスクがあっても行く人の気持ちはわからんでもないのよ。
インタビューに「独り身だから感染しても誰にも迷惑をかけないでしょ」と平気で答えてる。33歳のくせに未だこんな間違った認識をしてる奴は、パチンコで負けるリスクの方がウイルスに感染するリスクより低いと思ってる。まぁこんな奴はどうせパチンコもパチスロも台選びの時点で負けてるだろうけどさ。
多分注意してくれる彼女はおろか友達もいないんだろうな。誰からも教えてもらわない、注意されないってわけじゃなく、言われてるけど聞く耳持ってないんだろうな。俺も学生の時「授業サボってパチンコばかり行ってたら留年するよ」とか、「あんなうるさいところよく何時間もおれんな〜」って嫌味言われても、右から左だったもん。
パチンコに行く正当性の理由づけがこの程度の奴は、給付金の10万円がもらえても与えても花の慶次とか海物語に寄付するんだろうな。
「家にいてもすることがない。感染を恐れても仕方がない」なんて答える60代の男性もいる。こんな根拠のない自信を持ってる奴からは、健康保険証を取り上げてもいいかもしれない。ひょっとすると自殺志願者か自傷マニアかもしれないな。60年も生きてきて未だにパチンコ屋パチスロを止めれない人は、家ですることなんて何も無いやろうな。あったらもうやめれてる。
まさか家ですることが無いってのは、会社を息子に譲って勇退してすぐで、メイドや執事がいる生活だからっのかもしれないが、まぁそんな人はパチンコなんかせんと思う。ましてやこの時期にわざわざ行くわけ無い。
これは福井県のパチンコ屋前の話だが、大阪でも似たようなもんだろう。
大阪は自粛要請をスルーして営業してるパチンコ店のうち6店舗を実名で晒したが、堺の3店舗(HALULU、ザ・チャンスα、P.E.KING OF KINGS大和川)はこの土日も営業続けたらしい。インタビューされた客は「わざわざ車で30分ほどかけてきた」「暇だからパチンコくらいええのとちゃうの」なんて答えてる。
「自粛せず営業してるパチンコ屋の名を公表すれば、余計にお客が集まるだけだ」と先見・予知してるかのように当たり前のことを得意がっていうバカがいる。ラサールなんとかとか堀江なんとかとかいつものメンバーだ。こいつらの意見なんて「そうか、OPENしてるとこを府やマスコミが教えてくれるんだ」「それなら是非行かなくちゃ。マスコミも来て(くれ)るかもしれないな」って煽ってるようなもんだ。
なんで「店名の次はお客(お前)の名前も公表されるかもしれないぞ」とか「これを機会にちょっとだけ我慢したら?」とか言えないんだろうか。で、やっぱり人が集まってたら「ほらな、言ったとおりだろ」って得意がるんだろうな。誰でも予見できてるよそれくらい。何ドヤ顔してんだか。カッコ悪いぞ。
事件があった時などにネットでは、あっという間に犯人の名前から学歴職歴まで晒す人たちがいる。普段は「そこまでせんでも」とか「もし違ったらどうすんだ」とか思ってしまうのだが、今回の自粛要請を守らない、深く考えていない奴らは、もう顔や実名を晒してやればいいのではないかなって思う。
だって、もはやテロリストと同じだもの。
ウイルスの運び屋。パンデミックの仕掛け人。怖いのは本人にその自覚が全くないってことだ。
先にも書いたが、パチンコ屋に未だ行ってる人は「パチンコ依存症」「パチスロ依存症」という病気の患者。パチンコ屋はその依存症患者を受け入れる病院みたいなものかもしれない。もちろん通っても症状の改善は全くない。アルコール中毒患者にとっての酒場みたいなもんだ。
だから完全シャットアウト(全店自粛)してしまうと、それはそれでヤバイのかもしれない。禁断症状でストレスを溜めて、そのはけ口で公共施設で迷惑行為したりも大声で怒鳴ったり、備品を壊したりってなるのかもしれない。あちこちに出現する迷惑客は禁断症状のでたジャンキーか。
スナックやクラブ、居酒屋、風俗店、ゲームセンター・・・ありとあらゆる娯楽店が閉まってる。テーマパークも文化施設も閉鎖し、プロ野球をはじめとしたスポーツ全般、イベント、コンサートも延期や中止だ。旅行にも行けない、人とも会えない。欲求不満、ストレスは溜まっていく一方だろう。
しかしワクチンがまだ無い今、人と会わない、接触しない、出向かないってことでしかウイルス感染を広げない方法は無い。
なぜ我慢ができない。それはパチンコジャンキーだけでなく、サフィンジャンキーにも、家族連れショッピングセンター買い物ジャンキーにも、公園で子供達遊ばしてるママ友密ですジャンキー達も一緒だ。全て自覚なしのウイルス運び屋中毒患者だ。
もう70年以上前になってしまうから「戦時中や戦後すぐのことを思えば、今なんて」って人はかなりの高齢者だけだろう。戒厳令や疎開、物が無かった時代を経験してこれまで生きてこれたんだからって粛々と生活を営んでる人もおられる一方、だからもういつ死んでもって自暴自棄の人もいるのかもしれないな。
雲仙普賢岳噴火(平成3)、阪神・淡路大震災(平成7)、新潟中越地震(平成16)、東日本大震災(福島第一原発事故含/平成23)、熊本地震(平成28,4)、西日本豪雨災害(平成28,6-7)、北海道胆振地震(平成28,9)・・・。
平成に入ってからもいろんな天災に遭遇した。その度に警察消防救急自衛隊が救援活動し、避難所に人が集まり仮設住宅がつくられ、人々は耐えた。他のエリアからボランティアが集まり、全国から義援金が集められた。
食べ物が無い、物が無い、家が無い、学校が無い、仕事が無い、自由が無い。そんな震災・天災を我慢して耐えて協力して復旧してきた日本人が、なぜこの新型コロナウイルスの感染防止自粛ごときが耐えられ無いんだ?
ウイルスは目に見えないからか。無残に壊れた家屋や、思い出までも削り取る自然の爪痕を見ないから危機感をそれほど感じないのか。
スーパーやコンビニが開いてる、物がある(マスクや一部商品は欠品だけど)。水は出るしガスも電気もある。スマホやWi-FiはつながるしラインもSNSもできる。オンラインで飲み会も学習も仕事だってできる。学校が休みでゲームも普段よりし放題だ(香川は除く)。在宅勤務なら通勤時間分が自宅トレーニングや料理や趣味にだって使える。ともに在宅とかならストレスはあるかもしれないが,家事や育児だって手伝ってもらえる。
だから余計危機感がないのかもしれない。
配給やボランティアの人が握ってくれたおにぎりを食わないでも済むからか。仮設住宅に住み瓦礫の山を見るわけじゃないからか。感染者や死者がいくら出ても、そこに悲惨な風景がないからイメージできないからか。
わざわざマスコミは観光地までわざわざ行って「こんなに他府県ナンバーが」なんてやっている。
報道の仕方を変えないと、いつまでたってもジャンキーどもは危機感を感じず、自粛を守ってくれないぞ。そのうち自粛をしてる人、我慢してる人が「こんな奴らがいるの俺だけ自粛守ってても無駄だ」ってストレス溜めて外出するようになってしまうかもしれない。
ゾンビ映画のように噛まれたから伝染するわけじゃないが、自粛要請を破るジャンキーを見て自らジャンキーになっていくかもしれない。
パンデミックってそんなものかもしれない。
まだGWは始まったばかりだ。まだ間に合う。
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