エライまた豪華メンバーだな。
未解決の女 警視庁文書捜査官 season2。
警視庁の地下、未解決事件の文書が置かれた倉庫にある特捜班第6係(文書解読係)。
人嫌いでいつも黒い服を着てる「倉庫番の魔女の異名を持つ」鳴海理沙に鈴木京香、熱血だが怪我により強行犯係から第6係に異動になった八代朋(麻見和史の原作では男だがドラマでは女性に置き換えられてる)に波留がW主演する、ちょっと異質な刑事ドラマだ。
このドラマが始まるまで、波留という女優さんは好きでも嫌いでもなかったのだが、ちょっと好きになった。
特命捜査対策室(特捜班)室長の沢村一樹は、左遷と思い込んで何かとひがみっぽく、そのくせ特級国民(官僚や政治家)絡みの事件だとやたらと張り切る。手柄を横取りする。
第6係を「倉庫番」と呼び、鈴木京香を「魔女」、波留のことを「目力(めぢから)」と呼ぶ。
確かに波留の目はギョロリと大きい。この大きさに匹敵するのは今田美桜ちゃんくらいだ。
波留が、前シリーズ第1話で登場した時に左手をギブス&包帯巻いて三角筋で吊っていたので、まさか『SPEC』の戸田恵梨香のようになんか能力が隠されてるのかと思ったら、ただ捜査中の怪我だった。
人前に出るのを極度に嫌がる人間嫌い鈴木京香の代わりに、イヤホンを使って容疑者や重要参考人と喋る。「またコナン君形式ですか」ってセリフがめっちゃ可愛かったので、ちょっと好きになったよ。
名探偵コナンは読売/日本テレビ系だから他局だが、沢村一樹が前シリーズで金田明夫(小山田管理官)に「活躍聞いてるよ、捜査一課長も褒めたよ」と言われ有頂天になるが、もちろんこの『捜査一課長』は内藤剛志が主役を張るテレビ朝日系の人気シリーズのことだ。さりげにメディアミックス。
第6係のメンバーは、係長の高田純次と主任の遠藤憲一の計4人。
なのに第二シリーズのポスターには高田純次の写真がなく、谷原章介が入っていたので「あれ?」と。
ドラマスペシャル『緋色のシグナル』で、京都府警捜査一課の刑事を演じた谷原章介が何故?と思ったが、season2の第一話ラストで登場。高田純次が定年退職し代わりに係長として谷原章介が就任するらしい。
科捜研時代に高田純次と一緒に働いた経歴があることがスペシャル版『緋色のシグナル』で語られてた。
波留や鈴木京香が文書解読班で、事件現場に残された品字様を文書を解析しようとした時、「京都はやっぱり科捜研でしょ」と言い切った。
さすがテレビ朝日、ここで沢口靖子の『科捜研の女」をさりげに入れてきた。
ちなみにこの『緋色のシグナル』では、中村俊介がCEOの最大手ソフトウェア企業が作った消防システムが欠陥だということを、モロ『捜査一課長』の捜査会議(もちろん内藤剛志も参加してる)で鈴木京香と波留が発表するシーンがある。
鈴木京香、波留、沢村一樹、谷原章介・・・主役級をずらっと並べ、遠藤憲一、さらに前回に引き続き波留の同期で入れ替わりで強行犯係に配属された工藤阿須加。まぁ豪華なこと。
残念ながら前回強行犯係長だった光石研も管理官へ昇進ということで、今後は出てこないみたいだ。後任は前回は警部補だった山内圭哉が就任してる。
season2の第一話は2時間スペシャルということで、ゲストも豪華。
いかにも悪そうで、殺されても不思議じゃない悪徳弁護士に大鶴義丹。
その愛人で劇団看板女優役は、出てくるだけでなんか怪しさを感じてしまう黒川智花。
事故のせいで麻痺が出て劇団看板女優を降りた中山忍は、自宅の火事で悲惨な死を遂げる。
愛妻を死に至らしめた火事の原因は、製品に問題があるんじゃないかと調べてた石丸幹二。
金を無心したり迷惑ばかりかけていた従兄弟だが、命を賭して協力してくれた宮川一朗太。
二時間ドラマがそれぞれで作れそうだ。
こんな超豪華メンバーなのに、みんな役に徹して出しゃばらず、それぞれがいい演技するのだ。
未解決の女 警視庁文書捜査官 season2。絶対見ないと損するぞ。
ただし、皆川猿時には文句を言いたい。
お前、ちょっと浮いてるぞ。
うるさい。声がでかい。邪魔。何を張り切ってんだかって空回り感満載。
沢村一樹の部下で、そういう役で、台本通りなのかもしれないが、ちょっとなぁ。
怒鳴り声がいちいちカンに触る。
以前は山内圭哉の怒鳴り声がそうだったのだが、今回は昇進したからか、それとも演技に幅ができたのか相変わらず怒って怒鳴ってるが全然マシだ。
だから余計に目立つのかもしれないが・・・。はっきり言って要らないです。邪魔です。うるさいだけです。これはもはや演技と呼べる代物ではありません。
この手の役は渡辺いっけいさんが上手いぞ。見習ってほしいもんだ。
頼むぜ。このままだと君の怒鳴り声(のせい)でドラマが台無しになっちゃうぞ。
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