GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

選抜高校野球と紅白歌合戦

2019-01-10 22:49:56 | MUSIC/TV/MOVIE
なんか納得がいかない。
2019年3月23日から甲子園球場で行われる第91回選抜高等学校野球大会の入場行進曲。
「世界で一つだけの花/どんなときも」

SMAPファンは喜んでるそうなのだが、どうもこれが納得いかない。
俺が槇原敬之が嫌いだというのもあるが、なぜ今この曲なのだ?他にもいっぱい良い曲はあるだろうに。

しかも「世界で一つだけの花」は2004年の第76回大会「どんなときも」は1992年の第62回大会で行進曲に選ばれて使われてる。
なんで今更またこの曲を?

槇原敬之が薬物で捕まったことなど関係なしか。
ついでに言えば稲垣吾郎も草なぎ剛も捕まってるぞ。
過去の犯罪は関係ないと言うなら、清原を許してあげてくれ。
J-WARKや飛鳥も許してあげてくれ。

高校野球を中継するNHKも何を考えているのかわからない。
昨年末の第69回紅白歌合戦が思いの外視聴率が良かったと各メディアで絶賛されてるが、本当にそうか?

グランドオープニングの「平成30年、紅白のある風景を名曲と共に振り返る」をテーマにした映像でもSMAPの「世界に一つだけの花」の映像が流れてた。
確かにSMAP(及び中居正広)は紅白の司会もしてたし貢献度は高いが、同じく貢献度の高い美川憲一、も林幸子、和田アキ子は見事に切り捨てる。
卒業宣言をした北島三郎を引っ張り出してくるのはいいが、それなら森進一の立場はどうする。五木ひろしは次回どうなる。

確かに米津玄帥を引っ張り出してきた功績はすごいと思うが、それ以外は昭和スターにおんぶに抱っこ。

松田聖子はメドレーで歌うも、キーが原曲よりかなり下がってた。
「風立ちぬ」は作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/1981年
「ハートのイアリング」は作詞:松本隆/作曲:Holland Rose(佐野元春)/1984年
「天国のキッス」は作詞:松本隆/作曲・編曲:細野晴臣/1983年
「渚のバルコニー」は作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂(松任谷由実)/1982年
佐野元春やユーミン、細野晴臣、大瀧詠一、すべて昭和のヒットメーカーだ。

松任谷由実に「私が好きなユーミンのうた」で選ばれた曲「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」を歌わせる。サプライズで会場に登場とか言ってたがユーミンの生歌ってどうなのよ。しかもこの二曲、オリジナルは1973年(昭和48年)1974年(昭和49年『MISSLIM』に収録)で名義は松任谷ではなく荒井由実だ。そこはスルーか。

トリの石川さゆりと布袋のコラボや嵐の紅白スペシャルメドレーなんてちっとも記事になってなく、もっぱら「究極の大トリ」というわけのわからない出演になったサザンオールスターズの話題ばっかり。

「勝手にシンドバッド」は1978年(昭和53年)の曲。「希望の轍」は1990年に公開された映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバム収録曲でシングルカットさえされていない。勝手にシンドバットはRCの「雨上がりの夜空に」と同じくセッションで盛り上がる名曲で、希望の轍もサザンで一番好きな曲だが、なぜこの曲なんだろう。

ほぼ昭和の曲で盛り上がって何がさよなら平成なんだろうか。
しかもサザンオールスターズは紅白で三波春夫のパロディをして出場停止になり、それ以降年越しライブをこれ見よがしで横浜アリーナでしてたのに、和解したのか?桑田は病気からの復活第一弾も紅白だった。それに大森(2001年脱退)が覚醒剤所持で捕まったことはNHKではなかったことになっているのだろうか。それならTOKIOも許し得てあげてくれよ。

さらに嫌なのは最後にユーミンと桑田がキスをしたこと。
別にキスぐらいで騒ぐこたぁないが、サザンのメンバーには桑田の奥様の原由子がおり、ユーミンのバックには旦那の松任谷正隆がいる。このシーンに全国の視聴者は肝要なのなら、なぜ芸能人の不倫だ浮気だぁと騒ぐのだろうか。疑問だ。分別が違う基準なのかね。

これは良くてあれはダメ。
なんか基準が曖昧な紅白や高校野球。
かってにしてくれって感じだな。










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