ついに始まってしまいやがった、聖火リレー。
まぁ地震や台風でも来ない限り、何が何でもやる気だろうね。
で、ニュースはそればっかり。
世間では「まだやろうとしてるの?」「やめようよ」の声多数なのに、マスコミ・メディアは何とか盛り上げようと必死。スポンサーだから仕方ないのもわかるが、虚しくないのかね。
さて、福島から始まった聖火リレー。映像を見て、やっぱりねって思ってしまったことがある。
やっぱり密じゃねぇか。
この画像を見てくれ。
この沿道にいる馬鹿どもは密ではないのか?
なるべく家でネット中継で見てくれって、あれだけ言ってるのにのこのこ出てくる馬鹿。そのくせ拍手で応援だけはきっちり守ってる(ように見えるが実際はどうか知らん)。真面目なんだか不真面目なんだかよくわからん。
あおり運転しても車線変更時はウインカーをきっちり出すってタイプか。飲酒運転しても停止線できっちり止まるって感じか。
大会組織委員会はこう言ってたよな。
中断基準の「過度な密集」は、「多くの観覧客の肩が触れ合ったり間隔を空けずに複数列に重りあったりする状態が発生してる」場合だと。
この画像を見る限り俺にはその基準に達してると思うのだが・・・。
もちろん緊急事態宣言の繁華街画像などで、意図的に密になってるように、わざと角度を変えて捉えた画像ってのもあるが、これはどう見ても普通のアングルで撮られた画像だろう。
お前らの言う密ってこのくらいか?
2020年2月の聖火リハーサル
それともこれくらいか?
2016年10月のリオ五輪パラリンピック凱旋パレード(東京銀座)
どれくらいだったら、中止にするレベルの密なんだよ。
沿道を警備してる警備員やボランティアスタッフはその基準わかってるのか?統一されてるのか?どれくらいなら「密」と認定されるのだ?
でもさ、警備してる人間や警察は、公道の歩道や沿道で応援してるこの人らを法的に排除はできない。権利もない。悪態つかれたりキレられるのも鬱陶しいだろう。地元人なら沿道に知り合いも多いだろうし。
どうせ数分後には聖火を持ったランナーは通り過ぎていく。「聖火ランナーがいなくなれば、同時に沿道のこいつらはいなくなるんだから、あとちょっとの辛抱」ってボランティアの警備の奴らは思ってるだろうな。そりゃ、うじゃうじゃ沸いて出てくるわ。
またアホな老人(70歳)はインタビューで「高齢でコロナが怖いから来るの迷ったけど、滅多にないことだから」「後ろに人が立つくらい密集したら帰ろうかなと思ってたけど夢中になっちゃった」だとさ。
「テヘっ」て言葉の最後につけてもおかしくないくらい危機感ゼロのババア。こちとら、お前さん型にコロナを感染させないように自粛したり時短営業したり、マスクしたり、消毒したりしてるのにさ。何が「夢中になちゃった」だ。
平日の昼下がりなので、この沿道に来ている人はこんな危機感ゼロの老人をはじめとした年金暇持て余し老人、子供にコロナ伝染しても平気な主婦、暇でやることがない春休みの学生なんだろう。まさか仕事抜けて(サボって)見に来てないよな。居住地以外での観覧は禁止されてるぞ。まぁ守る気はないだろうけどさ。
またどいつもこいつもスマホかざしてるんだ。
飲食店で料理食う前に冷めるぞってくらい撮り、観光地行ったらとにかく何でもかんでもパシャパシャ撮るタイプだな。
デジタルのいけないところだ。写ルンですや一眼レフの銀塩フィルムカメラの時代なら、フィルム代や現像代のこと考えてベストアングルで渾身の一枚をって感じだったんだがね。今はとにかく撮って、後で要らない画像は削除すりゃいいだけだもんね。
でも、聖火リレーなんて撮っても、その画像どうするんだ?
芸能人ならまだわからんでもないが、それはSNSにアップしたらダメだぞ。身内や知り合いが走ってるとこを撮ってるなら、それを友人知人に送信するのか?頑張ってたよ〜って。アホくさ。そんなのは幼稚園や小学校校での我が子の勇姿だけにしてくれ。(それも迷惑だが)
そもそもオリンピックの機運醸成を全国・全国民に図るのが聖火リレーの目的なんだから、盛り上がるな、沿道に来るな、ってのは矛盾が生じるのよね。
芸能人や著名人走らさせず、現役アスリートや過去のメダリストだけを走らせてるのならまだ分かるのだが、そこに一般人が加わるから余計観客の制御のしようが無くなる。
福岡県の富岡町を走ってる時に、掲げてるトーチから聖火が消えたらしい。ランナーの女性は焦っただろうな。「私のせい?」って。
実行委員の関係者がランタンで再点火したらしい。
ってことは、いつ火が消えても大丈夫なように、実行委員はランタン持って車とかで並走してるんだな。
1998年の長野オリンピック(冬季)でもトーチの火は消えた。
長野オリンピックの聖火リレーのトーチは、松明(たいまつ)をイメージして佐久市の大原工業が制作。しかし、前に傾けると聖火が消え、消えないように垂直に持つと燃料が垂れて火傷をするって代物だった。案の上、聖火リレーの最中にしょっちゅう消えていたな。
そもそも聖火リレーは、1936年のベルリンオリンピックの際にカール・ディーム(元アスリートの実行委員)が、ギリシャのアテネで採火した聖火をベルリンまで届けるってアイデアを出した。それをアドルフ・ヒットラーが採用して、ナチスのプロパガンダに最大限に利用した。
ってことは聖火リレーは別に平和の象徴でもなんでもない。ちなみに金メダリストの頭に月桂冠ってのもカール・ディームのアイデアだ。ちょっとしたオリンピック蘊蓄だが、誰かに言う機会もないのでここに書いた。
1984年のロス五輪は、サマランチ会長によって商業五輪へと変わった大会だ。
この大会では一般市民から聖火ランナーを募集し、70万円出せば誰でも聖火を持って1km走れる権利を販売した。(一応表向きは参加料)
すごいのは1ドルも税金を使わず開催し、オリンピック=赤字からオリンピック=儲かるに変えたことだ。
税金を始め1兆6440億円をすでにつぎ込んでる今回の東京五輪とはえらい違いだ。
さぁ、それでもまだ始まったばかりの今回の聖火リレー。
どんなトラブルが待っているのやら。
っていうか本気で五輪する気か?
昨年(2020年)の聖火リレー中止が発表されたのは3月13日だが、もう今日は3月25日だもんな。
今日25日、笑福亭鶴瓶が聖火ランナー辞退した。
兵庫県西宮市を走る予定だったみたいだが、辞退して正解だと思う。
だって兵庫県はまた感染者増え始めてるもん。25日100人で、現在19238人。
ちなみに大阪は今日266人で累計5万人を突破した。東京394人(累計118855人)、宮城161人(累計5221人)、まだまだ増えるぞ。
もうやめようよ・・・。
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