訃報が続く。
今日、岸部シローさんが亡くなられたニュースが入ってきた。
伊勢谷友介の大麻逮捕に続き、芦名星さんの訃報、そして岸部シローさんの訃報。
ワイドショーは大忙しだね。
今回もさも深刻そうな顔で、こんな方でしたとか生前を偲んで語ったりするんだろうな。
菅新総裁誕生も、立憲民主党や国民民主の申請スタートも、Go Toなんちゃらも新型コロナの感染者数も全部霞んでる。どっちが大事なのかな。
岸部シローさんといっても今の若い世代は知らないだろうな。
『ルックルックこんにちは』を見てた世代ならなんとかってとこだろううけど、多分ドクターXや相棒の岸部一徳さんと勘違いした人が多いかもしれない。まぁ、兄弟だし、同じタイガースのメンバーだしね。
俺もザ・タイガースの頃の岸部シローは知らない。
俺が知った頃にはもう沢田研二はソロになってたし、ガンガンヒット曲出してた。
ただ、タイガースというバンドは唯一の例外を成し遂げたグループである。
解散したバンドが数年後に再結成しても以前のように売れたり、ヒットすることはない。
解散した時がピーク(絶頂)であり、それなりの理由で解散したんだろうからね。
「久しぶりに集まろうかとか」「このメンバーならではの音を演ろうか」なんてもったいつけて再結成しても、往年のファンが駆けつけるだけだ。コンサートはそこそこ客入るだろうけど、新曲のレコード(CD)が売れることはまぁ無い。
しかしこのタイガースというバンドは、人気絶頂期に解散したのにもかかわらず、10年後の再結成時(同窓会だそうだけど)に出した新曲「色つきの女でいてくれよ」がヒットするという快挙を成し遂げている。
復活1枚目のシングル「10年ロマンス」はそれほど売れてないのに、不思議だ。
2013年の再再結成はあんまりよく知らないのだが、それでもコンサートはどこも満員だったそうだ。恐るべしタイガースファン。
岸部シローといえば『西遊記』だな。
香取慎吾のほうじゃいないよ。堺正章が孫悟空やってたやつね。
西田敏行が猪八戒で、沙悟浄が岸部シローね。
夏目雅子の三蔵法師、綺麗だったなぁ。
最近、『太陽にほえろ』の“ボン”こと宮内淳さんも亡くなられた。
“マカロニ”萩原健一も、“ジーパン”松田優作も、“スコッチ”沖雅也も、すでにこの世にはいない。
“ボス”の石原裕次郎もいないし、“長さん”下川辰平、“トシさん”地井武男、そして“ブルース”又野誠治もいない。
皆さんそれぞれよいお年なんだから、仕方が無いといえばそうなんだがね。
最近若い世代が自ら命を絶ってるのはちょっと残念だ。
どうでも良いけどマスコミよ。
遺族や所属事務所が
「家族・親族などへの取材はお控えください」
「近隣の住民の方のご迷惑になりますので、撮影や取材はお控えください」
って言ってるのに、なぜ、平気でぶち破る。
某スポーツ紙なんて「向かいに住む主婦は『ベランダで洗濯物干す時になんちゃらかんちゃら』と驚いてた」ってな記事を載せてる。
日本語がわからないのかな?
「近隣への取材は控えて」って言ってるのに平気で向かいに住む人に聞いてる。バカなの?理解力ないの?俺様ルールなの?
まぁ、答える方もどうかしてるがね。
一般人には、報道やマスコミのカメラや取材に浮かれちゃう人いるもんね。それは仕方がない。
あるタブロイド紙には「訃報を聞きつけ、芦名さんのマンションには約五十人の報道陣が詰めかけ」ってかいてある。
50人もバカがいるってこと?いや、50社か。マスコミ各社はバカばっかりってことだな。
伊勢谷友介のマンションの前で、本人もいないのにカメラ立ててるバカ。
三密を守る気など全くない、湾岸署の前で道路を占拠してるバカ。
そして、適当に集めた声を拾って適当に記事にしてるバカ。
「〜だったそうだ」(関係者の話)とか「〜という話」(なになにに詳しいライター)にはじまり、「〜との声がある」「〜ではないかと言われてる」と、もはや推測か空想か捏造なのか妄想なのか、真贋わからん記事のオンパレードだ。
何をそんなに騒ぎ立てるのだ。嬉しいのか?楽しいのか?
せめて人の死くらいは静かに見守ろうよ。
それくらいの常識は持ち合わせてるだろ?
1年後くらいでいいよ。生前実はこんなことがあったとか、こんな人でしたと個人を偲ぶ話は。
まぁ、どうせ守らんやろうけど。
ネット状に渦巻く誹謗中傷、推測思惑を、メディアと言われるマスコミ自体が率先してやってどうする。
恥を知りなさい。(三原じゅん子議員風に言ってみました)
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