GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ハイヒールの似合う女 芦名星さん自殺

2020-09-14 21:54:22 | Talk is Cheap

芸能人の自殺が多い。

いや、年間3万人も自死するこの国で芸能人の自殺は、比率としてはそんなに多くはないのかもしれない。

メディアで大きく取り上げられるから目立つだけか。

 

多分これからしばらくは、彼女の話題が続くだろう。

伊勢谷友介の話題はひとまず横に置かれて、彼女の出演作とかプロフィールなどが紹介されるだろう。

で、最近思うんだけど、この記事を書く記者や取材する記者があまりにも無知だったり、知らなすぎたりするの丸わかりってのがよくある。

多分出演作などほとんど見たこともなく、wikiやネット、SNSに飛び交ってる情報を集めて記事にしてるの。

だからどれもこれも似たような記事になる。

 

彼女の訃報のニュース。多分三浦春馬くんと共演してた『ブラッディマンディ』が取り上げられるだろう。

しかし、多分この時点で彼女の名前を知っていたり、「お、この女優はいいぞ」などとチェックしてた人はほとんどいないだろう。少なくとも俺はそんなにこのドラマでの彼女は印象にない。松重豊の部下だったよな〜くらいだ。

 

『信長のシェフ』

彼女の役は信長(及川光博)に仕える忍び、楓。くノ一だね。

主人公のケン(玉森裕太)にツンデレで恋してたりするが表情に出さないところがいい。原作通りだ。

ケンの危機を救ったり、一緒に潜入したり、助けたり、代わりに負傷したり、本願寺との戦いではケンと同じく現代からタイムスリップしてきてたパティシエの瑤子(香椎由宇/元恋人?)に出会いヤキモチを焼いたりする。

瑤子から菓子の作り方を習って、傷が癒えるまで濃姫(帰蝶/斉藤由貴)にお菓子を作ってた。

 

『ST 警視庁科学特捜班 赤と白の捜査ファイル』

彼女の役は岡田将生が名目上のリーダを務める警視庁のはみ出し者集団・科学特捜班(通称ST)で、並外れた聴力を持つ物理のエキスパート。

対人恐怖症の法医学者・藤原竜也、犯罪心理学のエキスパート・志田未来、無口な格闘家・窪田正孝、僧侶との二足の草鞋の三宅弘城らとともに、露出度の高い服とハイヒールでまさに芦名星って感じで演じてる。(ちなみに志田未来は信長のシェフにも出てる)

 

『新しい王様』

めっちゃ面白いドラマだったけど、意外と話題にならなかった作品。多分内容がテレビ局の買収やファンド、テレビ局の闇の部分に焦点を当ててたからかもしれない。(そんな問題作をテレビ局が製作するってのもすごいことだが)

芦名星の役どころは、ネットバブルの自由人・藤原竜也と、ファンド会社の社長・香川照之の影響で、楽して金儲けしたがる杉野遥亮の作った会社の社員。浮かれてる杉野遥亮から会社を奪い、インサイダー取り引きで引導を渡す。

もちろんここでもタイトな露出度高い服とハイヒールだ。

 

そう彼女の印象は露出度の高い服と、ハイヒール、そして長い髪。

下手すりゃお色気要員で終わってしまうこの役柄を、彼女は自分のものにしてる。いや、しようとしてた。

それが逆にかの時にとってはプレッシャーだったのかもしれない。

演技で呼ばれてるのか、雰囲気でキャスティングされてるのかて悩んだかもしれない。

 

『新米姉妹のふたりごはん』

大友花恋と山田杏奈がそれぞれの親同士が再婚することになって姉妹になるドラマ。

人付き合い苦手な大友花恋は料理が得意で、芦名星は叔母さん役で2回ほど登場。

芦名星は現役の猟師役。ここでの彼女はボディコンシャスな服もハイヒールも履いてない。ワイルドな颯爽とした若き女猟師だった。

自身が仕留めた鹿を持って遊びに来て、それを大友花恋が鹿肉のロティに仕上げる。これこそジビエだね。美味そうだ。最終回はクリスマスらしくローストチキンだった。

 

 

『相棒』

season15の最終話あたりから出てきた。「週刊フォトス」の記者。実は関西の広域暴力団組長の娘って設定もある。

最近いい感じでレギュラー出演してたんだが・・・。次回放送の相棒はいつからだったっけ。

右京さん(水谷豊)が通う「花の里」の二代目女将・鈴木杏樹がラブホテル不倫騒動があってからこの店でのシーンがなくなっていたが、次回から元赤坂の売れっ子芸者・森口瑤子が「こてまり」という店の女将として再登場。今後はこの家庭料理屋が使われるのだろう。

とにかく芦名星はもう見れない。

 

芸能人の自殺の報道はデリケートで、自死とか自殺とかも曖昧で、どういう風に死んでいたとか、誰が見つけたとか原因はとかが、規定であまり報道されないからかえって憶測の情報が飛び交う。

一番悲しいのは親族。身内。関係者。そしてファン。

興味本位の傍観者がやいのやいの言ってもしょうがない。

 

メディア・マスコミよ。

ほんまええ加減懲りてくれよ。

イベントと全然関係ない質問、しかも全然関係ない人にわざわざ「どう思いますか」とかインタビューすんのヤメなよ。

そして聞かれたタレントや芸能人も適当なこと答えるんじゃないぞ。マイク向けられて嬉しがってるうちは三流だぞ。渡哲也さんが亡くなられた時の石原軍団を見習ってくれ。

 

そしてワイドショーだか報道バラエティだかワカンねぇ番組で、さも深刻そうに取り上げるのもやめてくれ。事実だけ伝えたらそれでええやん。わかってること、警察から発表されたこと、事務所からリリースされたことだけでええよ。

しょうもないコメンテーターの見解や、眉唾な専門家の意見、わかったふりした代弁者のエセ偽善は見飽きたよ。

静かに見送ってあげようよ。

自ら死ぬのを選んだのには、それなりの理由があるはずだし、それは絶対他人(ましてや視聴者)にはわからないんだからさ。

 

いのちの電話相談

0570-783-556

いのちの電話

0120-783-556

東京自殺防止センター

03-5286-9090

 

『AI崩壊』

大沢たかお主演のこの映画。偶然にも先週末Gyao!で借りてきてたところだ。

タイミングがいいのか悪いのか。

観るのがちょと辛いな。



post a comment