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バーボングラス片手のロックな毎日

選抜甲子園行進曲の基準って何

2015-01-15 23:36:41 | MUSIC/TV/MOVIE
2015年3月21日から始まる春の高校野球。第87回センバツの行進曲が発表された。
「Let It Go~ありのままで~」だとさ。
2014年に嫌という程聴かされたこの曲。映画を観た人にとっては凄くいい曲なのかもしれないが、この曲で行進させられる方はたまったもんじゃないな。こんなバラード曲でどうやって行進リズムを取れと?行進曲用にアレンジ替えるのか?それならこの曲じゃなくてもいいだろうに。

大体選抜の行進曲って昔から無茶な選曲が多い。
2000年は宇多田ヒカルの「First Love」、2001年はサザンの「TSUNAMI」、2003年なんて平井堅の「大きな古時計」だ。
2011年のいきものがかりの「ありがとう」とか、全く行進曲に向かない曲。
ただ「前の年に流行ったから」って理由で選んでるとしか思えない。(ちなみに昨年はAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」)

1924年の選抜甲子園開始直後は「星条旗よ永遠なれ」とか「カレドニアンマーチ」って、ちゃんと行進曲使ってたのにな。
第二次世界大戦前は軍歌の行進曲になったのは仕方が無いだろう。
1962年の「上を向いて歩こう」とか、1967年,1970年の「世界の国からこんにちは」1969年の「365歩のマーチ」あたりは妥当だ。1977年「ビューティフルサンデー」1980年「ヤングマン」なんかもわかる。行進曲にアレンジしやすいだろう。
しかし、1978年「愛のメモリー」1979年「季節の中で」なんていうのはもはや嫌がらせとしか思えない選曲。スローにつぶやくように歌い始めるイントロ部分、ブレイクして熱唱する部分。リズムもテンポも違う。こんな曲を選んでどうする。

まったく行進曲/マーチングのリズムに合わないはずのレリゴー。合わないだけならまだいいが、この曲の内容は「ありのままでいいんだよ」って。堅苦しい規律と規則でがんじがらめにする日本高校野球連盟には全く合わない選曲。こいつらが「ありのままでいいんだよ」なんて言うはずも無い。部員の誰かが煙草吸ったり飲酒しただけで連帯責任を追求して出場停止にする組織が笑わせてくれるぜ。
球児が長髪にしてもいいんだね?ベンチからのサインを無視したりしてもいいんだね?審判の判定にクレームつけてもいいんだね?
ボテボテの内野ゴロでも一塁にヘッドスライディングしなくていいんだよ。高校野球と反対の所にある言葉。それが「ありのままで」

しかもディズニージャパン社の今回のコメントが笑える。「『ありのままで大丈夫だよ』っていう曲のイメージは練習通り伸び伸びとプレーしてもらいたいという私達の思いと重なります」だと。何を言ってるんだ、大リーグと高校野球を一緒にしてないか?
弁当の持込も禁止にしてタバコ喫煙や飲酒も出来ないそりこみネズミパーク主催社。こいつらが何故こんな発言できるんだろう。ありのままに生きるとここ迄厚顔無恥になれるのか。
どうせ今丁度アナ雪のイベントをTDLでやってるから、「これはグッドタイミング。便乗宣伝しちゃえ」ってくらいなもんだろう。

この曲で歩かされる今年のセンバツ球児が気の毒だ。
辞退してもいいんだよ。だってありのままでいいんだから。


1 Comments

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Unknown (fff)
2015-01-16 13:44:13
まずはavex系の曲はそもそも入れない
レリゴーはディズニーが版権持ってるので

アップフロント系もない
それくらい

ちなみにレリゴーはセンバツにかけるなら
松たか子か徳永英明バージョンになるらしい
mayjは論外
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