徳丸無明のブログ

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セブンイレブン タピオカミルクティーゼリー

2019-07-09 23:04:32 | 
今回はセブンイレブンのスイーツ、タピオカミルクティーゼリーです。




タピオカドリンクといったら太めのストローでタピオカ吸いこむのが醍醐味ですよね。で、今プラスチックのストローが環境問題として語られてるじゃないですか。プラスチックゴミが海洋を汚染するから、なくすのがエコだ、みたいな。
あのですね、僕は以前福岡ドームでアルバイトとして働いてたんですよ。野球の試合中は接客をして、試合後はスタンドの清掃を行ってました。清掃はまず、お客さんが残していったゴミ拾いから始めるわけですが、このゴミというのがもう、大量なんですね。ドーム内にはラーメンやらハンバーガーやら様々な売店があって、それら売店で買った食べ物をスタンド席に持ちこんで食べるのです。なので、容器はすべてプラスチック製、発泡スチロール製の使い捨て。食べ物を持ち運ぶためのトレーも紙製の使い捨てなのです。これらのゴミを回収すると、業務用のバカでかいゴミ袋が100も200も満杯になるのです。試合があるごとに、毎回です。
僕は当時から、「エコだなんだいったところで、こういう現代の暮らしを抜本的に改めないことにはどうしようもないな」と思っていました。プラスチックストローだってそんなもんじゃないですか?プラスチック製品なんて世の中に腐るほどあるのに(腐りにくいという特徴が環境汚染を引き起こしているプラスチックが腐るほどあるとはこれいかに)、ストローだけなくしたって焼け石に水でしょ。そりゃなくさないよりはなくしたほうがいいんでしょうけど、問題はもっと根本的なところにあるってことは認識しとかないと。
すかいらーくグループやスターバックスがプラストロー廃止するそうですけど、ほんとに環境のこと考えてやってんのかな、って感じですよ。だって、どちらも商品のテイクアウトやってるんですよ。テイクアウト頼むと、ストロー以外のプラスチック容器使ってたりしますし、プラじゃなくても使い捨てのゴミが出ますよね。ほんとにエコ考えてるなら、テイクアウトのほうを廃止するか、さもなくばマイボトルやタッパーみたいな容器を持ちこまないと頼めないようにするかしないとダメなんじゃない?
そう考えると、これらの企業はエコのためにやってるんじゃなくて、「ウチは環境問題に配慮した意識高い系企業ですよ」っていうアピールのためにやってるとしか思えないんですよね。いや、ほんとにやらないよりはやったほうがいいんですけどね。
え、じゃあどうすればいいのかって?そりゃもう、原始人になるしかないでしょ。今の便利で快適な文明を捨て去って、原始人の暮らしに戻るしかないでしょ。今現在の暮らしこそが日々環境を破壊し続けている元凶なんだからさ。今の生活水準を落とさずにプラストローだけなくしたって、100の環境破壊を99に減らすだけでしょ。それはもう、減らさないよりは減らしたほうがマシ、というだけで、残りの99が未解決のまま残ってることに変わりはないわな。要するにプラストローの使用をやめるのは、便利で快適な生活を捨てるのがイヤだけど、環境破壊に対する疚しさがある人が、「自分は環境に良いことしてるんだ」って思いこむための口実でしかないんじゃない?ほんの些細な「良いこと」によって、99の環境破壊が帳消しになるという錯覚を手に入れようとしてるんだよね。でもそれ見て見ぬフリしてるだけだからね。そんなしょうもないことでごまかしちゃダメだよ。

環境破壊はなんとかしなくちゃだけど、でも原始人にもなりたくない、っていう現代人はどうすべきか。そりゃもう、好き勝手やりたい放題やって、滅びる時が来たら潔く滅びる・・・これしかないでしょ。他の動植物に申し訳ない?うん、まあそうだね。でもそれは、人間と同時代に生まれたことを呪ってもらうしかないわな。運が悪かったね、ご愁傷様、って。ずいぶん身勝手に聞こえるかもしれないけどさ、でも生物なんてみんな身勝手なもんじゃない?他の生き物や環境全体に配慮した営みを、なんて考えてる生物種なんていないでしょ。人間も含めてね。人間は「考えてるフリ」をしてるだけだからね。自分たちのことだけ考えてやってることが、結果として全体のバランスを整えてたり、ある時にはバランス崩しちゃったりするわけでしょ。そういうのの繰り返しで今までずっとやってきたんでしょ、地球は。
それにさ、植物が誕生したときのことを考えてみてよ。植物が誕生して、光合成によって酸素が作られるようになって、今の生物が生きていける環境が出来上がったわけだけどさ、植物の誕生以前にも生物はいたわけ。その当時の生物は「酸素を吸わない」生物だったんだよね。で、そこに植物が現れて、酸素を作るようになった。「酸素を吸わない」生物にとっては、酸素は猛毒だったんだよ。そりゃもう地獄だよね。のたうち回って死んでいったんだろうさ。植物の誕生のせいで、地球は「死の星」になりかけたわけだ。しかしその中から、環境の変化に適応した種が生まれた。酸素を呼吸して生きる種だ。我々の先祖だね。その後の生物は、酸素があることを前提とした環境下で進化・繁栄を遂げてきたわけ。
ようするにさ、「快適な環境」っていうのはひとつじゃなくて、生物種の生態によるってこと。我々にとってはなくてはならない植物だって、その誕生以前の「酸素を吸わない」生物にとっては「悪魔の環境破壊者」でしかないわけだよ。ちょうど今の動植物にとっての人間みたいにね。仮にこのまま人間が環境破壊を続けて、今の生物が棲むことができない環境になったとしようか。そうなっても、生き残った種の中から、その環境に適応する種が出てくるはずだよ。そしてその環境下で繁殖を始めると。じゃあその生物種にしてみたら、「人間が破壊して作り上げた環境、サイコー!」ってことになるわけだよね。「ありがとう人間、我々が快適に生きていける環境を作ってくれて」って。
いや、だからって環境破壊していいよ、って話じゃないよ。守らなければならない快適な環境っていうのは、絶対的なものじゃなくて、相対的なものでしかない、ってこと。我々が考えている快適な環境っていうのは、あくまで我々にとっての快適な環境でしかない、ってこと。

だからね、繰り返しになるけど、人間にとっての選択肢っていうのは、原始人に戻るか、さもなくば好き勝手環境破壊続けて、滅びる時が来たら潔く滅びるか。このふたつにひとつだよ。ほんの些細なエコぐらいでなんとかなると思うなよ。考えがあめーよ。今の地球環境を何とかしたいんだったら原始人になれ。それ以外は全部おためごかしたよ。
いや、ひょっとしたらほんとにそういう活動家が出てくるかもしれないね。シーシェパードみたいな理論的思考ができない、正義ヅラするのが好きなだけの連中みたいにさ、「人間よ原始人になれ!」っつって発電所とかビルとか飛行機とか爆破してまわったりしてね。中絶やめさせるために産婦人科医を殺害するような活動家だって現に存在するし、充分あり得ると思うな。うん、地球環境よりもその手の過激活動家の出現に気を配っていたほうがいいんじゃない?
これはもう「予言の書」だね。書じゃねーか、「予言のブログ記事」か。そう遠くない将来、みんながつぶやくことでしょう。「徳丸が言っていたとおりになった」ってね。
僕の先見の明に人々は驚嘆し、崇拝の念を寄せることでしょう。そうなったらもう宗教でも始めるしかないね。「徳丸教」の幕開けだ。
おいそこの君、ヘッドギアを被りたまえ。修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ・・・。