出場予定者のケガが続発した今大会。特に那須川天心の欠場が痛かったかな?でも天心におんぶにだっこを続けるんじゃなくて、他の選手を売り出す努力をすべきだと思います。特にガイジンファイターでこれといった選手が未だにいないのはなぜなのか。RIZIN運営側の怠慢なのか、フジテレビサイドの介入のせいなのか・・・。まあ日本人ファイターが充実してればそれでいい、という見方もありますが。あと、台風で開催中止になりやしないかってちょっと心配してました。
五味隆典 vs メルビン・ギラード・・・あれ、五味の次の試合は大晦日じゃなかったの。3連勝するってことは、もうしばらくは引退する気もなさそうだね。じゃあ川尻だけじゃなく、北岡との再戦も観たいぞ!相手がサワーの予定だった時、ちょっとどうなんだろって思ってまして、ギラードがどれほどの選手なのか知らないんですけど、未知であるぶんサワーよりワクワクするかなと。あと、年齢が五味とそんなに違わないのもいい。「世代交代」っていうテーマでベテランと若手をぶつけるのもいいけど、ベテランにはベテランに見合ったマッチメイクがありますよ。それと前回の矢地戦の頭突きでけっこう非難を浴びてましたけど、非難するなら審判のほうではないですかね。バッティングなんて過失なのか故意なのか、ハタから見てたらはっきりしませんし、それが「故意っぽい」というならレフェリングを問うべきでしょう。
・・・と、ここまでが試合前の感想。いやー、いい試合でしたね。ひさびさの五味の「スカ勝ち」。紙一重の戦い方でしたが。途中ギラードが単調なワンツーを繰り返して、何度もカウンター喰らってたので「おいおい」って思いました。あと、五味が2:20あたりで、これといった攻撃もらってないのにバランス崩してたのがちょっと気になりました。足痛めた?
石岡沙織 vs 山本美憂・・・単純に良い内容の試合でしたね。アグレッシブに極めにいってた石岡の姿勢が特によかったです。美憂ちゃんに対しては、40過ぎてから総合始めて、曲がりなりにも試合こなせてるってだけで充分すごいじゃない、白星あげられないのはしょうがないでしょ、って思ってました。でもこの結果を見たら考えを改めないと・・・。ひょっとして、開花するのはこれから?けど個人的には石岡が勝っていたと思います。
浅倉カンナ vs RENA・・・RENAちゃんの再戦要求に非難の声が高まってましたね。「オメーこないだ負けたばっかじゃねえか。浅倉にリベンジしたいんだったら他の選手と戦って、少なくとも白星ふたつぐらいあげてからにしろ」って。
でもね、僕はむしろ賞賛すべきだと思うんですよ。だってね、RENAちゃんにとってカンナちゃんは危険な相手なわけですよ。グラウンド技術は高いとは言えず、わずか半年でそこまで成長したはずもないRENAちゃんにしてみたら、あっさり返り討ちにされる可能性大ですよ。そうなれば、RENA株の更なる値下がり必至です。だから、格闘家としての株価の維持を考えれば、寝技のできないムエタイ系ファイターあたりとのマッチメイクを求めたほうがずっといいわけですよ。
でも、RENAちゃんはそれを選ばなかった。RIZINの舞台において、一番リスクの高いカードを選んだわけです。だからそこは褒め称えてしかるべきだと思いますけどね。何故そんなリスクをあえて選んだのかが謎ですが。
ただ、純粋に勝ってほしいのはカンナちゃんのほう。格闘技界のこれからを考えたら、若くてこれからの選手にスポットライト当たったほうがいいし、RENAちゃんにはシュートボクシングという「帰る場所」があるけど、カンナちゃんには「ここ」しかないから。
・・・と、ここまでが試合前の感想。入場時のRENAちゃんの表情が印象的だった。すでに負けることを半ば受け入れているというか、勝ち負けを超えた、試合のその先を見つめているというか・・・。入場曲の「誰にも負けない」を口ずさんで、客にも歌うよううながしてたけど、それが逆に曲との一体化を退けている(つまり、絶対に勝つという気概がない、ということ)感じがしました。もしかして、引退考えてる?負けて引退したくて、あえてリスクの高い浅倉戦を選んだとか?深読みしすぎかな。それとどうでもいいことですけど、牙のマウスピースは黒ユニフォームによく似合うことが判明。
試合内容はけっこうよかったですね。カンナちゃんのタックルは切れないにしても、グラウンドで一本取られないための対処はできてたし、寝たらまたあっさり極められるのかと思いきや、展開を作れてた。ただ、タックルを警戒しすぎたのか、打撃があまり出せてなかったですね。株はそんなに下がってないと思います。
カンナちゃんはカンナちゃんで大変だったと思いますよ。これで負けたら「男にウツツを抜かしてるからだ」なんて叩かれかねない。相手が無名の一般人だったらそんなこともないんでしょうけどね。
北岡悟 vs ディエゴ・ブランダオン・・・敗れても、敗れても、それでも次が観たくなるファイターがいる。「試合内容」よりも、「生き様」で魅せてくれる・・・そんなファイターがいる。北岡悟は、すでにその領域に到達している。観客は、敗れてリングを引き上げるその背中に、「また戻ってこい!」「もう一丁!」などとドラ声で声援を送らずにはいられない。負けちまったが、それがどうした!北岡はまた、何事もなかったかのように、完全にイってる表情で花道から姿を現してくれるはずだ。我々は今後もその生き様を見届けるだけだ。それでいい。
堀口恭司 vs 扇久保博正・・・扇久保のことよく知らないので、今の堀口の相手としてふさわしいのかどうかがよくわからない・・・って、よく考えてみれば堀口にふさわしい相手ってもうほとんど残ってないような・・・。扇久保は堀口相手によくやってたと思います。判定に持ち込めただけで充分というかね。
キックトーナメントのあとはどうしましょうか。堀口の相手、もう外から引っぱってくるしかないか?堀口はほんとにUFCに戻る気はないの?
肘ありルールって今大会からでしたっけ?クルックシャンクの試合がけっこうえげつないことになってましたね。
今回つくづく思いましたけど、放送枠2時間って短いですね。このご時世じゃしょうがないんでしょうけど、3時間はほしいところ。
続くRIZIN.12は、はやくも2週間後の翌月12日開催だけど、地上波放送はないようですね。次回は13の観戦記でお会いしましょう。
五味隆典 vs メルビン・ギラード・・・あれ、五味の次の試合は大晦日じゃなかったの。3連勝するってことは、もうしばらくは引退する気もなさそうだね。じゃあ川尻だけじゃなく、北岡との再戦も観たいぞ!相手がサワーの予定だった時、ちょっとどうなんだろって思ってまして、ギラードがどれほどの選手なのか知らないんですけど、未知であるぶんサワーよりワクワクするかなと。あと、年齢が五味とそんなに違わないのもいい。「世代交代」っていうテーマでベテランと若手をぶつけるのもいいけど、ベテランにはベテランに見合ったマッチメイクがありますよ。それと前回の矢地戦の頭突きでけっこう非難を浴びてましたけど、非難するなら審判のほうではないですかね。バッティングなんて過失なのか故意なのか、ハタから見てたらはっきりしませんし、それが「故意っぽい」というならレフェリングを問うべきでしょう。
・・・と、ここまでが試合前の感想。いやー、いい試合でしたね。ひさびさの五味の「スカ勝ち」。紙一重の戦い方でしたが。途中ギラードが単調なワンツーを繰り返して、何度もカウンター喰らってたので「おいおい」って思いました。あと、五味が2:20あたりで、これといった攻撃もらってないのにバランス崩してたのがちょっと気になりました。足痛めた?
石岡沙織 vs 山本美憂・・・単純に良い内容の試合でしたね。アグレッシブに極めにいってた石岡の姿勢が特によかったです。美憂ちゃんに対しては、40過ぎてから総合始めて、曲がりなりにも試合こなせてるってだけで充分すごいじゃない、白星あげられないのはしょうがないでしょ、って思ってました。でもこの結果を見たら考えを改めないと・・・。ひょっとして、開花するのはこれから?けど個人的には石岡が勝っていたと思います。
浅倉カンナ vs RENA・・・RENAちゃんの再戦要求に非難の声が高まってましたね。「オメーこないだ負けたばっかじゃねえか。浅倉にリベンジしたいんだったら他の選手と戦って、少なくとも白星ふたつぐらいあげてからにしろ」って。
でもね、僕はむしろ賞賛すべきだと思うんですよ。だってね、RENAちゃんにとってカンナちゃんは危険な相手なわけですよ。グラウンド技術は高いとは言えず、わずか半年でそこまで成長したはずもないRENAちゃんにしてみたら、あっさり返り討ちにされる可能性大ですよ。そうなれば、RENA株の更なる値下がり必至です。だから、格闘家としての株価の維持を考えれば、寝技のできないムエタイ系ファイターあたりとのマッチメイクを求めたほうがずっといいわけですよ。
でも、RENAちゃんはそれを選ばなかった。RIZINの舞台において、一番リスクの高いカードを選んだわけです。だからそこは褒め称えてしかるべきだと思いますけどね。何故そんなリスクをあえて選んだのかが謎ですが。
ただ、純粋に勝ってほしいのはカンナちゃんのほう。格闘技界のこれからを考えたら、若くてこれからの選手にスポットライト当たったほうがいいし、RENAちゃんにはシュートボクシングという「帰る場所」があるけど、カンナちゃんには「ここ」しかないから。
・・・と、ここまでが試合前の感想。入場時のRENAちゃんの表情が印象的だった。すでに負けることを半ば受け入れているというか、勝ち負けを超えた、試合のその先を見つめているというか・・・。入場曲の「誰にも負けない」を口ずさんで、客にも歌うよううながしてたけど、それが逆に曲との一体化を退けている(つまり、絶対に勝つという気概がない、ということ)感じがしました。もしかして、引退考えてる?負けて引退したくて、あえてリスクの高い浅倉戦を選んだとか?深読みしすぎかな。それとどうでもいいことですけど、牙のマウスピースは黒ユニフォームによく似合うことが判明。
試合内容はけっこうよかったですね。カンナちゃんのタックルは切れないにしても、グラウンドで一本取られないための対処はできてたし、寝たらまたあっさり極められるのかと思いきや、展開を作れてた。ただ、タックルを警戒しすぎたのか、打撃があまり出せてなかったですね。株はそんなに下がってないと思います。
カンナちゃんはカンナちゃんで大変だったと思いますよ。これで負けたら「男にウツツを抜かしてるからだ」なんて叩かれかねない。相手が無名の一般人だったらそんなこともないんでしょうけどね。
北岡悟 vs ディエゴ・ブランダオン・・・敗れても、敗れても、それでも次が観たくなるファイターがいる。「試合内容」よりも、「生き様」で魅せてくれる・・・そんなファイターがいる。北岡悟は、すでにその領域に到達している。観客は、敗れてリングを引き上げるその背中に、「また戻ってこい!」「もう一丁!」などとドラ声で声援を送らずにはいられない。負けちまったが、それがどうした!北岡はまた、何事もなかったかのように、完全にイってる表情で花道から姿を現してくれるはずだ。我々は今後もその生き様を見届けるだけだ。それでいい。
堀口恭司 vs 扇久保博正・・・扇久保のことよく知らないので、今の堀口の相手としてふさわしいのかどうかがよくわからない・・・って、よく考えてみれば堀口にふさわしい相手ってもうほとんど残ってないような・・・。扇久保は堀口相手によくやってたと思います。判定に持ち込めただけで充分というかね。
キックトーナメントのあとはどうしましょうか。堀口の相手、もう外から引っぱってくるしかないか?堀口はほんとにUFCに戻る気はないの?
肘ありルールって今大会からでしたっけ?クルックシャンクの試合がけっこうえげつないことになってましたね。
今回つくづく思いましたけど、放送枠2時間って短いですね。このご時世じゃしょうがないんでしょうけど、3時間はほしいところ。
続くRIZIN.12は、はやくも2週間後の翌月12日開催だけど、地上波放送はないようですね。次回は13の観戦記でお会いしましょう。