今日は冬と言えばのメルティーキッスです。
なめらかです。噛まずに口の中でゆっくり溶かして味わいたい一品。
僕は以前福岡ドームでバイトしていたという話を何度もしました。またもまたもやその話です。
通常の野球の試合では、紙テープの使用は禁止されています。片付けが大変だからです。それが解禁されるのが、リーグ優勝の時と日本シリーズで日本一になった時。お祝いの日だから特別にってことですね。
試合終了後、色とりどりの紙テープをお客さんが手にして、一斉にグラウンドに向けて投げ入れるのです。当然そのあとの清掃作業で紙テープを片付けるわけですが、「きっと天国ってこんな感じだね」ってくらいスタンドは極彩色になっています。
スタンドにはビールやらラーメンスープやら、液体がこぼれていることもあるのですが、そういう水たまりに紙テープが落ち込むと、床に貼りついてしまいます。貼りつきかたがしぶとい場合もあって、剥がすのが大変です。ヘラを使ったりします。長いテープをかき集めてゴミ袋に納めるのもひと苦労で、イスの隙間に引っかかって取れなかったりもします。
通常清掃作業は2時間ほどなのですが、紙テープが使用されるととにかく片付けに時間がかかるので、その日は休憩をはさみます。紙テープの時だけ清掃の休憩があるのです。
で、ある日ある時のこと。リーグ優勝だったか、日本一になった時だったか覚えていないのですが、紙テープの使用が許された日のことです。小学校高学年くらいの、いかにも野球好きそうな男の子が来てたんですね。ホークスの勝利にドーム中が沸き立つ中、その子も周囲に倣って紙テープを投げたのです。
しかし、今まで紙テープを投げたことがなかったせいなのか、それとももともとノーコンなのか、興奮して少しおかしくなっていたのか、男の子はうまく投げることができませんでした。
思いっきりぶん投げたその紙テープは、男の子の真ん前の席にいたおばさんの後頭部にスコーーーーーン!!!と命中したのです。紙テープはまったくほどけることなく、かたまりのまま激突したので、相当痛かったはずです。
おばさんは当然うしろを振り向きましたが、まさか一列うしろの子供がぶつけてきたとは思わないので、ずっとうしろのほうを見渡しながら「誰ね?」という顔をしていました。
いっぽう男の子は、申し訳ない気持ちは当然あるんでしょうけど、動揺してしまったせいか、おばさんが怖いのか、うつむいて知らんぷりをしていました。
僕は少し離れたところからその様子を眺め、笑いをかみ殺していました。
紙テープによって引き起こされる悲劇もある。これはそんな話です。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース。
ロイヤルホストに行ったらおしぼりと一緒に「マスクポケット」なるものをいただきました。
一見チラシかパンフレットですが、食事中にマスクを挟んで保管するためのやつだそうです。飲食店もいろいろ試行錯誤してますよ。
みんなで食べて応援しましょう。
なめらかです。噛まずに口の中でゆっくり溶かして味わいたい一品。
僕は以前福岡ドームでバイトしていたという話を何度もしました。またもまたもやその話です。
通常の野球の試合では、紙テープの使用は禁止されています。片付けが大変だからです。それが解禁されるのが、リーグ優勝の時と日本シリーズで日本一になった時。お祝いの日だから特別にってことですね。
試合終了後、色とりどりの紙テープをお客さんが手にして、一斉にグラウンドに向けて投げ入れるのです。当然そのあとの清掃作業で紙テープを片付けるわけですが、「きっと天国ってこんな感じだね」ってくらいスタンドは極彩色になっています。
スタンドにはビールやらラーメンスープやら、液体がこぼれていることもあるのですが、そういう水たまりに紙テープが落ち込むと、床に貼りついてしまいます。貼りつきかたがしぶとい場合もあって、剥がすのが大変です。ヘラを使ったりします。長いテープをかき集めてゴミ袋に納めるのもひと苦労で、イスの隙間に引っかかって取れなかったりもします。
通常清掃作業は2時間ほどなのですが、紙テープが使用されるととにかく片付けに時間がかかるので、その日は休憩をはさみます。紙テープの時だけ清掃の休憩があるのです。
で、ある日ある時のこと。リーグ優勝だったか、日本一になった時だったか覚えていないのですが、紙テープの使用が許された日のことです。小学校高学年くらいの、いかにも野球好きそうな男の子が来てたんですね。ホークスの勝利にドーム中が沸き立つ中、その子も周囲に倣って紙テープを投げたのです。
しかし、今まで紙テープを投げたことがなかったせいなのか、それとももともとノーコンなのか、興奮して少しおかしくなっていたのか、男の子はうまく投げることができませんでした。
思いっきりぶん投げたその紙テープは、男の子の真ん前の席にいたおばさんの後頭部にスコーーーーーン!!!と命中したのです。紙テープはまったくほどけることなく、かたまりのまま激突したので、相当痛かったはずです。
おばさんは当然うしろを振り向きましたが、まさか一列うしろの子供がぶつけてきたとは思わないので、ずっとうしろのほうを見渡しながら「誰ね?」という顔をしていました。
いっぽう男の子は、申し訳ない気持ちは当然あるんでしょうけど、動揺してしまったせいか、おばさんが怖いのか、うつむいて知らんぷりをしていました。
僕は少し離れたところからその様子を眺め、笑いをかみ殺していました。
紙テープによって引き起こされる悲劇もある。これはそんな話です。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース。
ロイヤルホストに行ったらおしぼりと一緒に「マスクポケット」なるものをいただきました。
一見チラシかパンフレットですが、食事中にマスクを挟んで保管するためのやつだそうです。飲食店もいろいろ試行錯誤してますよ。
みんなで食べて応援しましょう。