徳丸無明のブログ

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江崎グリコ アイスの実 濃いぶどう・濃いもも・濃いマンゴー

2023-02-03 23:03:48 | 
今日は冷えたフルーツです。








昔はいろんな味の詰め合わせでしたけど、今はひとパックひと種類。時代ですかね。
でね、昔は冷凍庫から出してすぐはカチカチで、口の中でゆっくり溶かすしかなかったんですけど、今はそうじゃないんですね。今は外側カチカチで中やわらかになってるんですよ。中は軽く凍らせたスムージーみたいなかんじです。なので、冷凍庫から出してすぐに噛み砕くことができるんですよ。進化しているのです。企業努力は続くよどこまでも。アイスの実を愛すのみ。

アイスつながりということで、アイスにまつわる思い出話でもしましょうかね。5,6歳ごろの話です。
当時の僕には、お気に入りのアイスがありました。それは「鬼太郎アイス」。当時放送されていた『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメのイラストをパッケージにあしらったアイスでした。いわゆるアイスキャンディー、棒付きアイスですね。味は覚えていませんが、ソーダっぽいやつだったと思います。
そのアイスは、当たり付きのやつでした。棒に「1本当たり」と書いてあれば、無料で交換してもらえるやつです。
僕はその手のアイスやお菓子が大好きで、よく優先的に買っていました。「ギャンブル性」が好きだったのですね。味が多少よくなくても当たり付きであれば買うこともありまして、ひょっとしたら鬼太郎アイスも、味より当たり付きに惹かれて買っていたのかもしれません。
んでその鬼太郎アイス、あるとき連続して当たりが出たことがあったんです。記憶が曖昧なんですが、たしか5回連続だったと思います。当たりの個数はそんなに多くありませんから、かなりの確率ですよね。昔は今より当たりが多かったのかもしれませんが、それにしたってすごい的中率です。
僕は自分がゴッドハンドになったようにかんじていました。アイスが入っている冷凍ショーケース(グリコとかロッテとか雪印とか、メーカーのロゴがあしらってあるやつ、ありましたよね)に手を入れて勘を働かせ、10~20個ほどの中から「これだ!」と選び取る。そのときの自分の直感が最高に冴えわたっており、まるで「当たり」の棒が透けて見えているかのように思えてしょうがなかったのです。
そんな全能感にひたっていた僕は、連続的中記録をさらに更新すべく、近所の酒屋に向かいました。家のすぐ近くの酒屋は、お酒だけでなく、お菓子やアイスなども売っており、自宅から一番近いアイス取扱店だったので、いつもそこで買っていたのです。
お店の外、出入り口の隣にショーケースが設置してありました。僕が当たりの棒を握りしめてお店にたどり着くと、ショーケースの前には店員さんがいました。ちょうど店員さんがアイスの補充をしていたのです。補充と同時に中の整理もしていたようで、作業が終わるまで少し時間がかかりそうに見えました。
店員さんはうしろに立っていた僕に気づくと、「何が欲しいの?」と訊いてきました。僕が鬼太郎アイスと答えると、「はい」と手渡してきました。
僕はたじろぎました。当たり付きなので、自分で選びたかったのです。たぶん店員さんは当たり付きであることを認識していなかったのでしょう。店員さんが一番上から取っただけのアイスは、当たりではないように思えました。
しかし当時の僕は、時々自分の考えをうまくしゃべれなくなることがありました。その瞬間も、「自分で選びたい」とか「それは当たり付きなんだ」といった言葉が頭を駆けめぐったものの、結局それらは口から出てきませんでした。やむを得ず無言でアイスを受け取り、レジで当たり棒と交換しました。
イヤな予感とともに帰宅してアイスを食べると、果たしてハズレでした。予感は見事に的中したのです。
僕は店員さんを恨みました。自分で選んでいれば、絶対にまた当たりだったはずだ。そう思いました。
当時の僕は、直感が異常に冴えていました。自分でアイスを選んでいれば、連続当たり記録を更新していたはずです。ひたすら当たりを引き続け、35年以上たった今でも鬼太郎アイスをタダで食べられていたはずです。なのに店員さんのせいで・・・。
恨みがあまりに強かったので、しっかり記憶に残っているのです。
そうだ、ゲゲゲのポストに手紙を出しましょう。あのときの店員さんを地獄流しにしてくださいと。


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース
某ファミレスに行ったら、トイレのドアの内側の取っ手がこうなっていました。








説明のイラストにあるように、手でつかむのではなく、手首付近の腕に引っかけて開けるのですね。不特定多数が触れる場所は感染の確率が高いから、手指で直接触りたくないという人が増えています。そんな需要に応じた取っ手なのですね。
それに、トイレのドアって洗ったばかりの手で触れるから、取っ手が濡れちゃったりしますよね。濡れてる取っ手に触れるのはイヤなものです。
これは、そんな問題を解決してくれる取っ手でもあるのです。コロナとは無関係に、衛生的な形状でもあるということです。
これからはこのタイプの取っ手が普及していくのでしょうか。