
今日は伊藤食品の鯖缶です。

サバ缶ブームだってねえ。今や猫も杓子もサバ缶だそうじゃねえか。缶詰っていやあ、なぜか静岡には缶詰の会社が多いそうでね。この伊藤食品も静岡のメーカーだ。
そういや静岡テレビの「ピエール瀧のしょんないTV」で、静岡の缶詰メーカー集めて「缶詰カーリング」なんてのやってたよ。もちろん例の事件で番組は打ち切りになったわけだが、ピエール瀧っていやあ思い出すことがあってね。
電気グルーヴが20周年を迎えたとき、2009年にね、スペースシャワーTVだったか、音楽専門チャンネルで電グルの特番やってたのさ。その中で、20周年にちなんでファンの20の質問に答える、っていうコーナーがあってね。ファンのひとりが「いつまで活動しますか。解散するとしたらどんな形になりますか」って尋ねてたんだよ。
2人はそれに対して、「たぶん一生やるんじゃない?どっちかが死んで解散になると思う」って答えてたわけ。でもさ、今にして思えば瀧さんはその時、「俺がクスリやってんのバレて解散になるかもしんねーな」って内心では考えてたはずなんだよ。もちろん顔にはまったく出てなかったけどな。やっぱ役者の才能あったってことだあね。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
コロナの影響のひとつとして予想されるのが「少子化の加速」ですね。みんな当然「こんな時期に子供を産み育てるのは大変だ」って考えるでしょ。あと下世話な話ですけど、できるだけ減らすべき“他人との接触”には「その行為」も含まれますからね。
日本でコロナが深刻になってきたのが2月。だからたぶん12月から出生率がガクッと下がるはずです。
この「妊娠を忌避する期間」は、「コロナ終息」まで続くでしょうが、それよりも長い期間に渡っておよぶであろう、もうひとつの少子化を加速させる要因が生まれるおそれがあります。
殺菌・消毒・手洗いの徹底、マスクの着用、他人と距離を取る、身体接触を避ける。これらの感染拡大防止に求められるあれこれが「習慣化」し、コロナ終息後も変わらず続ける人たちが少なからず出てくるかもしれません。
これら感染拡大防止のためのあれこれは、少なからず他人を汚いもの(あるいは汚染されたもの)とみなす意識を随伴します。だから、これらが習慣化すると、他人との距離(それは物理的な距離だけでなく、精神的な距離も含まれます)を詰めることができず、身体接触にも抵抗感が生じてしまうでしょう。
日本にはもともとそのような共通認識がありますよね。口臭などの体臭をケアするグッズや除菌・殺菌グッズのCMが朝から晩まで流れているこの国は、過剰な清潔志向にとらわれている「デオドラント社会」です。
その清潔志向が、コロナ禍を経て、さらに強化されるのではないか、という気がするのです。そうなったらどうなるのか。
ただでさえ他人のにおいや汚れを嫌がり、他人との距離を詰めることをしなかった人たちが、さらに他人と距離を取るようになる。そうすると、人々がより疎遠になってしまう。
僕はにおいやら菌やらを気にすることが他人との「遠さ」につながり、それが未婚率や恋人いない率の増加をもたらしている、というふうに考えています。近年では未婚率も恋人いない率も増加の一途をたどってますけど、これは過剰な清潔志向の影響でもある、と思っているんですね。
疫学的には、ある程度積極的に伝染病に罹患して免疫を作るのが流行を抑え込む近道だ、という考え方があります。人類は感染症と無縁でいることはできない、感染症と共存していくしかない、という考え方です。
この「感染症との共存」は、「他人との距離の取り方」と似ています。人間なんだから多少はにおいや汚れがあるのが当たり前、細かいところを潔癖に気にしていたらキリがない。そんなふうに考えないと、他人と親しくできません。
だから、コロナの流行を経て、感染拡大防止のためのあれこれが一部の人に定着し、清潔志向がさらに高まると、未婚率と恋人いない率がさらに増加するのではないか・・・。それが少子化を加速させるのではないか・・・、と推測するのです。
いや、これは的外れな予測かもしれません。コロナ終息後は、我慢してきた反動から人々の距離が急速に縮まり、逆に既婚率と恋人いる率が上昇するかもしれない。そうなったら、ここで記したことはすべてムダになります。でも、ひょっとしたら予想が当たるかもしれない。
ただ、僕はもともと少子化は問題だと思っていません。そもそも日本は人口密度が高すぎるし、子供の数が減ったら減ったで、その人口構成にそった社会制度を設計すればそれでいいという意見なのです。
なので、たとえ少子化が加速したとしても、それはそれでよかろうとしか思いません。ただ、そうなった場合、これまでの想定よりも急激に人口が減少することになります。そうすると、これまでにない人口政策、これまでよりもさらに強い人口政策が求められることになるはずです。
つまり、「日本の未来予想図」を大幅に修正せざるを得なくなる、ということです。コロナが終息するまでに「コロナ終息後」の社会のことまで考えておくこともまた必要不可欠なことなのでしょう。
福岡は5月3日の感染者が0人で、39日ぶりに0になり、それ以降は連日感染者数1人が続き、本日は0。ほんで累計者数が651人。終息しつつあるのか、第2波がくるのか。
相変わらずマスク不足が続いてますけど、町中では8~9割の人がマスクしてるんですよね。みんなどこで買ってんだろ。

サバ缶ブームだってねえ。今や猫も杓子もサバ缶だそうじゃねえか。缶詰っていやあ、なぜか静岡には缶詰の会社が多いそうでね。この伊藤食品も静岡のメーカーだ。
そういや静岡テレビの「ピエール瀧のしょんないTV」で、静岡の缶詰メーカー集めて「缶詰カーリング」なんてのやってたよ。もちろん例の事件で番組は打ち切りになったわけだが、ピエール瀧っていやあ思い出すことがあってね。
電気グルーヴが20周年を迎えたとき、2009年にね、スペースシャワーTVだったか、音楽専門チャンネルで電グルの特番やってたのさ。その中で、20周年にちなんでファンの20の質問に答える、っていうコーナーがあってね。ファンのひとりが「いつまで活動しますか。解散するとしたらどんな形になりますか」って尋ねてたんだよ。
2人はそれに対して、「たぶん一生やるんじゃない?どっちかが死んで解散になると思う」って答えてたわけ。でもさ、今にして思えば瀧さんはその時、「俺がクスリやってんのバレて解散になるかもしんねーな」って内心では考えてたはずなんだよ。もちろん顔にはまったく出てなかったけどな。やっぱ役者の才能あったってことだあね。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
コロナの影響のひとつとして予想されるのが「少子化の加速」ですね。みんな当然「こんな時期に子供を産み育てるのは大変だ」って考えるでしょ。あと下世話な話ですけど、できるだけ減らすべき“他人との接触”には「その行為」も含まれますからね。
日本でコロナが深刻になってきたのが2月。だからたぶん12月から出生率がガクッと下がるはずです。
この「妊娠を忌避する期間」は、「コロナ終息」まで続くでしょうが、それよりも長い期間に渡っておよぶであろう、もうひとつの少子化を加速させる要因が生まれるおそれがあります。
殺菌・消毒・手洗いの徹底、マスクの着用、他人と距離を取る、身体接触を避ける。これらの感染拡大防止に求められるあれこれが「習慣化」し、コロナ終息後も変わらず続ける人たちが少なからず出てくるかもしれません。
これら感染拡大防止のためのあれこれは、少なからず他人を汚いもの(あるいは汚染されたもの)とみなす意識を随伴します。だから、これらが習慣化すると、他人との距離(それは物理的な距離だけでなく、精神的な距離も含まれます)を詰めることができず、身体接触にも抵抗感が生じてしまうでしょう。
日本にはもともとそのような共通認識がありますよね。口臭などの体臭をケアするグッズや除菌・殺菌グッズのCMが朝から晩まで流れているこの国は、過剰な清潔志向にとらわれている「デオドラント社会」です。
その清潔志向が、コロナ禍を経て、さらに強化されるのではないか、という気がするのです。そうなったらどうなるのか。
ただでさえ他人のにおいや汚れを嫌がり、他人との距離を詰めることをしなかった人たちが、さらに他人と距離を取るようになる。そうすると、人々がより疎遠になってしまう。
僕はにおいやら菌やらを気にすることが他人との「遠さ」につながり、それが未婚率や恋人いない率の増加をもたらしている、というふうに考えています。近年では未婚率も恋人いない率も増加の一途をたどってますけど、これは過剰な清潔志向の影響でもある、と思っているんですね。
疫学的には、ある程度積極的に伝染病に罹患して免疫を作るのが流行を抑え込む近道だ、という考え方があります。人類は感染症と無縁でいることはできない、感染症と共存していくしかない、という考え方です。
この「感染症との共存」は、「他人との距離の取り方」と似ています。人間なんだから多少はにおいや汚れがあるのが当たり前、細かいところを潔癖に気にしていたらキリがない。そんなふうに考えないと、他人と親しくできません。
だから、コロナの流行を経て、感染拡大防止のためのあれこれが一部の人に定着し、清潔志向がさらに高まると、未婚率と恋人いない率がさらに増加するのではないか・・・。それが少子化を加速させるのではないか・・・、と推測するのです。
いや、これは的外れな予測かもしれません。コロナ終息後は、我慢してきた反動から人々の距離が急速に縮まり、逆に既婚率と恋人いる率が上昇するかもしれない。そうなったら、ここで記したことはすべてムダになります。でも、ひょっとしたら予想が当たるかもしれない。
ただ、僕はもともと少子化は問題だと思っていません。そもそも日本は人口密度が高すぎるし、子供の数が減ったら減ったで、その人口構成にそった社会制度を設計すればそれでいいという意見なのです。
なので、たとえ少子化が加速したとしても、それはそれでよかろうとしか思いません。ただ、そうなった場合、これまでの想定よりも急激に人口が減少することになります。そうすると、これまでにない人口政策、これまでよりもさらに強い人口政策が求められることになるはずです。
つまり、「日本の未来予想図」を大幅に修正せざるを得なくなる、ということです。コロナが終息するまでに「コロナ終息後」の社会のことまで考えておくこともまた必要不可欠なことなのでしょう。
福岡は5月3日の感染者が0人で、39日ぶりに0になり、それ以降は連日感染者数1人が続き、本日は0。ほんで累計者数が651人。終息しつつあるのか、第2波がくるのか。
相変わらずマスク不足が続いてますけど、町中では8~9割の人がマスクしてるんですよね。みんなどこで買ってんだろ。
今日はOL大好きブラックサンダーの姉妹品です。


テレ東系のテレビQで放送されてる「ちょっと福岡行ってきました!」という番組があります。東京のタレントが福岡に来て町ブラする、ローカルのロケ番組です。
基本的に毎回2人来ることになってまして、アンタッチャブル柴田と松本明子がゲストの回がありました。ロケの合間にアンタッチャブルの漫才再開の話になり、アッコさんが「全力!脱力タイムズ」でザキヤマが出てくることは前もって聞いてなかったのか、と質問しました。柴田は、「ほんとに知らなかった」と答えていました。
しかし、ですよ。アンタッチャブルは「脱力タイムズ」の一週間後ぐらいに「THE MANZAI」にも出てたじゃないですか(「脱力タイムズ」が2019年11月29日、「THE MANZAI」が12月8日)。そうすると、「THE MANZAI」のオファーはいつ来たのか?という疑問が生じますよね。柴田の言ってることが正しいとすると、「脱力タイムズ」の収録後に「THE MANZAI」のオファーが来たことになるわけですが、ふたつの番組の間の間隔が短いからどうも不自然というか・・・。やっぱり相方が出てくることを知ってた、って考えたほうがしっくりくる。
しかしアンタッチャブルは、柴田の活動再開から漫才再始動までどうして約9年もかかったんでしょうね?柴田が休んでる間にザキヤマさんが超売れっ子になって、コンビ間格差が広がっちゃって、スケジュールを合わせづらくなってしまった、っていう事情もあったんでしょうけど、それにしても9年ですよ。
2010年に柴田が活動休止を発表して、理由は「病気」っつって、詳しい説明一切なかったときは、「ほんとにアンタッチャブルになっとるがな」って思ったものです。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
またぞろ「ワンチーム」って言葉が復活の兆しを見せてますけど、日本人って何かというとひとつになろうとか、過剰に足並みそろえようとしますよね。
でもそれって、「出る杭は打たれる」ということわざに表れてるように、みんなのため、疫病終息のためにという積極的な動機でそろえるんじゃなくて、叩かれたくないからそろえるという、消極的な動機がもとになってるんじゃないでしょうか。叩く側にしてみれば、世のため人のために叩いてるんじゃなくて、「俺はガマンしてるのにお前はなんだ!」っていう感情で叩いてるように見えるんです。
だから僕は、日本人が「ひとつになる」っていうのは、美しいことでも道徳心があるのでもなく、ドロドロとした陰湿なものが基底にあると思うんですよね。お互い手を取り合って高みを目指しましょう、っていうんじゃなくて、お互い足を引っ張り合って地べたを這いずり回っていましょう、みたいな感じ。
こういう局面には、独自の働きかけを行う人たちがいます。ひたすら情報を収集して公開する人。自分にできる「ちょっといいこと」で、少しでも周囲を喜ばせようとする人。国や自治体の動向を逐一チェックして批判的言説をくりひろげる人。そして、「自警団」をかってでる人。
この自警団が「出る杭」を叩く人たちですね。この人たちの存在こそが消極的な足並みそろえる動機のもとになっているのです。
吉村洋文大阪府知事が、休業要請に従わないパチンコ屋の店名を公表してましたけど、僕はそれを見たとき、「あーあ、やっちゃったな」って思いました。この国のこのような局面で店名を公開するのは、「店をリンチしろ」って指示出してるのと一緒ですよ。自警団にとっては格好のエサ。パチンコ屋には苦情や嫌がらせの電話が殺到したことでしょう。
自警団の人たちの「出る杭を叩きたい願望」を都合よく利用すれば、言うこと聞かない施設や事業者を懲らしめることはできますが、そういうやり方ってどうなのかな、って僕は思います。
「非常事態なんだから自粛するのは当たり前だ」って言う人多いですけど、でも国の補償がどうなるのかがはっきりせず、しかも自粛要請が出てからけっこうな時間が経ってるのに、いまだ1円の補償金も支払われていないでしょ。自粛要請におとなしく従ったはいいが、あとで出た補償金は雀の涙、ってこともありえます。
それって、国と地方自治体が、国民の「出る杭を打つ」自警団性質をあてにして、のんべんだらりとやってるんじゃないかとも思える。「こっちが何もしなくても、国民同士で監視し合って自粛は達成されるんだから、補償金の支払いを急ぐことはないし、少額でもいいべ」って考えてんじゃないかと。
10万円の給付金もそうですけど、すでに生活困ってる人大勢いるはずなのに遅すぎる。しかもこれ、毎月10万じゃなくて1回こっきりなんでしょ?緊急事態宣言が解除されても、経済活動が復調するにはしばらくかかるでしょうから、それまでは毎月10万にすべきじゃないですか。僕はこれがベーシックインカムの導入のきっかけにならないかな、なんて淡い期待をしてるんですけど、望み薄ですね。
ああ、僕も国と自治体を批判する人になってしまいました。でもね、本当はそんなギスギスした発言をしたいんじゃないんです。自警団よろしく国民同士で監視し合っていると、国に都合よく利用されちゃうかもしれないよ、ってことです。監視し合うにしても、せめてその自覚を持ったうえでやりましょうよ、ってことなんです、はい。
あとですね、自粛と給付金の話になると「金か命か」って議論になりますけど、その二分法は正しくないんですよね。「金か命か」って迫られたら、当然命を選ぶべきってなりますけど、でも、生きていくのに必要なお金もある。
自給自足みたいな特殊な暮らしをしてない限り、必要最低限のお金がないと生きていけない。だから、命を取ってお金を捨てる、という選択は矛盾しているのです。お金を捨てることが命を捨てることにつながることもあるのですから。
「金か命か」という二項対立で思考してはいけないのです。そうではなくて、「“必要最低限の金を含んだ命”か“必要以上の金”か」という二項対立で考えないといけない。必要最低限のお金があってこその命なのですからね。
自警団の人たちは「金か命か」の二者択一で考えているから、営業続けてるお店を「金のために命をないがしろにしている」と解釈してしまう。でも、それは違うんです。前提が間違っている。営業をやめないお店の人たちは(みんながみんなではないでしょうけど)、「金」を選んでいるのではなく、「必要最低限の金を含んだ命」を選んでいるのです。
「金か命か」ではなく「“必要最低限の金を含んだ命”か“必要以上の金”か」。自粛をめぐるイザコザの多くは、議論の前提となる二分法を取り違えていることからきています。
僕は自警団のような振る舞いは、けっして褒められたものではないと考えてますけど(「自粛警察」って言葉もあるようですね)、でもどうせやるなら「必要以上の金」を選んだ人を対象にしてやれよ、って思います。相手を見誤るな、ってことです。
福岡の感染者は今日までで644人。前回言い忘れてましたけど、ゴリけんちゃんは無事陰性になって退院し、現在療養中です。地方タレントは東京と比べて収入そんなにでしょうから、休みが長引くと大変でしょうね。
YouTubeで「ゴリ剣道チャンネル」っつっーのやってるから、よかったら動画観てあげてください。あとパラシュート部隊の公式チャンネルもね。(※今YouTube確認してみたら、ゴリ剣道チャンネルが見当たりませんでした。一時的に閉鎖されてるのかもしれません)


テレ東系のテレビQで放送されてる「ちょっと福岡行ってきました!」という番組があります。東京のタレントが福岡に来て町ブラする、ローカルのロケ番組です。
基本的に毎回2人来ることになってまして、アンタッチャブル柴田と松本明子がゲストの回がありました。ロケの合間にアンタッチャブルの漫才再開の話になり、アッコさんが「全力!脱力タイムズ」でザキヤマが出てくることは前もって聞いてなかったのか、と質問しました。柴田は、「ほんとに知らなかった」と答えていました。
しかし、ですよ。アンタッチャブルは「脱力タイムズ」の一週間後ぐらいに「THE MANZAI」にも出てたじゃないですか(「脱力タイムズ」が2019年11月29日、「THE MANZAI」が12月8日)。そうすると、「THE MANZAI」のオファーはいつ来たのか?という疑問が生じますよね。柴田の言ってることが正しいとすると、「脱力タイムズ」の収録後に「THE MANZAI」のオファーが来たことになるわけですが、ふたつの番組の間の間隔が短いからどうも不自然というか・・・。やっぱり相方が出てくることを知ってた、って考えたほうがしっくりくる。
しかしアンタッチャブルは、柴田の活動再開から漫才再始動までどうして約9年もかかったんでしょうね?柴田が休んでる間にザキヤマさんが超売れっ子になって、コンビ間格差が広がっちゃって、スケジュールを合わせづらくなってしまった、っていう事情もあったんでしょうけど、それにしても9年ですよ。
2010年に柴田が活動休止を発表して、理由は「病気」っつって、詳しい説明一切なかったときは、「ほんとにアンタッチャブルになっとるがな」って思ったものです。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、および雑感。
またぞろ「ワンチーム」って言葉が復活の兆しを見せてますけど、日本人って何かというとひとつになろうとか、過剰に足並みそろえようとしますよね。
でもそれって、「出る杭は打たれる」ということわざに表れてるように、みんなのため、疫病終息のためにという積極的な動機でそろえるんじゃなくて、叩かれたくないからそろえるという、消極的な動機がもとになってるんじゃないでしょうか。叩く側にしてみれば、世のため人のために叩いてるんじゃなくて、「俺はガマンしてるのにお前はなんだ!」っていう感情で叩いてるように見えるんです。
だから僕は、日本人が「ひとつになる」っていうのは、美しいことでも道徳心があるのでもなく、ドロドロとした陰湿なものが基底にあると思うんですよね。お互い手を取り合って高みを目指しましょう、っていうんじゃなくて、お互い足を引っ張り合って地べたを這いずり回っていましょう、みたいな感じ。
こういう局面には、独自の働きかけを行う人たちがいます。ひたすら情報を収集して公開する人。自分にできる「ちょっといいこと」で、少しでも周囲を喜ばせようとする人。国や自治体の動向を逐一チェックして批判的言説をくりひろげる人。そして、「自警団」をかってでる人。
この自警団が「出る杭」を叩く人たちですね。この人たちの存在こそが消極的な足並みそろえる動機のもとになっているのです。
吉村洋文大阪府知事が、休業要請に従わないパチンコ屋の店名を公表してましたけど、僕はそれを見たとき、「あーあ、やっちゃったな」って思いました。この国のこのような局面で店名を公開するのは、「店をリンチしろ」って指示出してるのと一緒ですよ。自警団にとっては格好のエサ。パチンコ屋には苦情や嫌がらせの電話が殺到したことでしょう。
自警団の人たちの「出る杭を叩きたい願望」を都合よく利用すれば、言うこと聞かない施設や事業者を懲らしめることはできますが、そういうやり方ってどうなのかな、って僕は思います。
「非常事態なんだから自粛するのは当たり前だ」って言う人多いですけど、でも国の補償がどうなるのかがはっきりせず、しかも自粛要請が出てからけっこうな時間が経ってるのに、いまだ1円の補償金も支払われていないでしょ。自粛要請におとなしく従ったはいいが、あとで出た補償金は雀の涙、ってこともありえます。
それって、国と地方自治体が、国民の「出る杭を打つ」自警団性質をあてにして、のんべんだらりとやってるんじゃないかとも思える。「こっちが何もしなくても、国民同士で監視し合って自粛は達成されるんだから、補償金の支払いを急ぐことはないし、少額でもいいべ」って考えてんじゃないかと。
10万円の給付金もそうですけど、すでに生活困ってる人大勢いるはずなのに遅すぎる。しかもこれ、毎月10万じゃなくて1回こっきりなんでしょ?緊急事態宣言が解除されても、経済活動が復調するにはしばらくかかるでしょうから、それまでは毎月10万にすべきじゃないですか。僕はこれがベーシックインカムの導入のきっかけにならないかな、なんて淡い期待をしてるんですけど、望み薄ですね。
ああ、僕も国と自治体を批判する人になってしまいました。でもね、本当はそんなギスギスした発言をしたいんじゃないんです。自警団よろしく国民同士で監視し合っていると、国に都合よく利用されちゃうかもしれないよ、ってことです。監視し合うにしても、せめてその自覚を持ったうえでやりましょうよ、ってことなんです、はい。
あとですね、自粛と給付金の話になると「金か命か」って議論になりますけど、その二分法は正しくないんですよね。「金か命か」って迫られたら、当然命を選ぶべきってなりますけど、でも、生きていくのに必要なお金もある。
自給自足みたいな特殊な暮らしをしてない限り、必要最低限のお金がないと生きていけない。だから、命を取ってお金を捨てる、という選択は矛盾しているのです。お金を捨てることが命を捨てることにつながることもあるのですから。
「金か命か」という二項対立で思考してはいけないのです。そうではなくて、「“必要最低限の金を含んだ命”か“必要以上の金”か」という二項対立で考えないといけない。必要最低限のお金があってこその命なのですからね。
自警団の人たちは「金か命か」の二者択一で考えているから、営業続けてるお店を「金のために命をないがしろにしている」と解釈してしまう。でも、それは違うんです。前提が間違っている。営業をやめないお店の人たちは(みんながみんなではないでしょうけど)、「金」を選んでいるのではなく、「必要最低限の金を含んだ命」を選んでいるのです。
「金か命か」ではなく「“必要最低限の金を含んだ命”か“必要以上の金”か」。自粛をめぐるイザコザの多くは、議論の前提となる二分法を取り違えていることからきています。
僕は自警団のような振る舞いは、けっして褒められたものではないと考えてますけど(「自粛警察」って言葉もあるようですね)、でもどうせやるなら「必要以上の金」を選んだ人を対象にしてやれよ、って思います。相手を見誤るな、ってことです。
福岡の感染者は今日までで644人。前回言い忘れてましたけど、ゴリけんちゃんは無事陰性になって退院し、現在療養中です。地方タレントは東京と比べて収入そんなにでしょうから、休みが長引くと大変でしょうね。
YouTubeで「ゴリ剣道チャンネル」っつっーのやってるから、よかったら動画観てあげてください。あとパラシュート部隊の公式チャンネルもね。(※今YouTube確認してみたら、ゴリ剣道チャンネルが見当たりませんでした。一時的に閉鎖されてるのかもしれません)