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心理学 ソンディー  ソンディの家族的無意識。運命心理学。フロイトは個人的な無意識よりも深い無意識の層があることを認めていた。 #家族的無意識

2020-11-25 18:18:07 | デジタル











ソンディは「先祖から遺伝する無意識」の統計研究と分析治療を行い、

フロイトの個人的無意識と、

ユングの民族的・人類的な集合的無意識の間に重要なものがあることを発見しました。

それは「家族的無意識」です。

フロイトは、晩年、精神分析による臨床経験から

「精神分析が見事な治療実績をあげることができるのは、主に精神的外傷が原因である場合だけ」と言い、

「素因的なもの」は「分析が終結不可能」つまり治療が困難だと認めてました。

「素因的なもの」とは、先天的な要因です。

個人が誕生時や生後に受けた後天的な心の傷(トラウマ)は、個人的な無意識に刻まれたものです。

これに対し、先天的な要因とは、遺伝的なものであり、心理学的には個人を超えた無意識に根源を持つものです。

フロイトは個人的な無意識よりも深い無意識の層があることを認めていたと考えられます。

ソンディが発見した家族的無意識とは、

個人的な抑圧の過程にも、

また集合的な無意識の過程にも帰せしめることのできない

「潜在的な家族的素質」すなわち、個人のいわゆる遺伝素質です。

そして、ソンディは、個人の中に抑圧されている祖先の欲求が、

個人の運命を決定するというという理論を打ち立てました。

それが運命心理学です。



阿頼耶識と集合無意識について
どちらも無意識のさらに奥底にある領域で、感情や行動の元になるものだと思います。

阿頼耶識

法相宗の「唯識」という教えで、心の深層領域で意識として認識出来るものの奥の、

無意識の末那識のさらに下にあるのが阿頼耶識になります。

万物は阿頼耶識に縁起(えんき)する、

前世も現世も来世も、人の行動や思考は阿頼耶識から生まれるもの。

阿頼耶識は言いかえれば潜在意織にあたるもので、

表層意識(日常)で強く意識したことや経験したことはこの潜在意識に蓄えられ、

生まれかわっても持ち続けて転生し、現世に影響するものです。

阿頼耶識が影響して末那識に煩悩が生まれることになります。

集合無意識(普遍的無意識)

ユングが考える心の構造は、

・意識と

・個人的無意識と

・集合的無意識の3層からなるとされています。

意識は自分で認識できる心です。

個人的無意識は、無意識領域で個人の経験から生まれた、

・自分では意識できない心のことで自然に忘れ去られたり、

・意識が抑圧した内容(コンプレックス)のことです。

集合的無意識は無意識のさらに奥底にあり感情の元となるもので、

・人類全体が共有する普遍的な心で把握することはできません。

・集合的無意識により個人的無意識にコンプレックスなどが生まれます。

世界各地の神話に類似性がみられることから、

人類は心の奥底に共通性(普遍性)のある、元型(アーキタイプ)を持っている、

とヒンズー経の聖典に触れてユングは考えていたので、

仏教の阿頼耶識と良く似てしまったようです。

「転生」という言葉を使わずに、

人類全てが持っていると表現しただけで、ほぼ同じ事と解釈できるのではないでしょうか。

集合的無意識は直訳なので普遍的無意識と言い換えられるときもあります。



ソンディの家族的無意識の重要性
ユングの理論は完全なものではありません。

むしろ大きな欠陥があります。

その欠陥を補うものとして、ソンディの理論があります。

ソンディは、当時、唯物論の共産主義国だったハンガリーで、

人間の心に注目し、科学的な運命心理学を打ち立てました。

ソンディは「先祖から遺伝する無意識」の統計研究と分析治療を行い、

フロイトの個人的無意識と、

ユングの民族的・人類的な集合的無意識の間に重要なものがあることを発見しました。

それは「家族的無意識」です。

フロイトは、晩年、精神分析による臨床経験から

「精神分析が見事な治療実績をあげることができるのは、主に精神的外傷が原因である場合だけ」と言い、

「素因的なもの」は「分析が終結不可能」つまり治療が困難だと認めてました。

「素因的なもの」とは、先天的な要因です。

個人が誕生時や生後に受けた後天的な心の傷(トラウマ)は、個人的な無意識に刻まれたものです。

これに対し、先天的な要因とは、遺伝的なものであり、心理学的には個人を超えた無意識に根源を持つものです。

フロイトは個人的な無意識よりも深い無意識の層があることを認めていたと考えられます。

ソンディが発見した家族的無意識とは、

個人的な抑圧の過程にも、

また集合的な無意識の過程にも帰せしめることのできない

「潜在的な家族的素質」すなわち、個人のいわゆる遺伝素質です。

そして、ソンディは、個人の中に抑圧されている祖先の欲求が、

個人の運命を決定するというという理論を打ち立てました。

それが運命心理学です。



無意識の中にある潜在的な家族的な素質
ソンディはある男が外見上「健康な」女性にひどく惚れ込み結婚したが、

この女は、結婚後数年経ってから、

夫の母親がすでに十数年間に亘って悩んできたのと全く同じ症状――自分が誰かを毒殺するのではないかという強迫思考――を示したという実例に関心を持ちました。

そして、この男の無意識の中には、彼の母親の病的な素質が力動的に作用しており、

この男の無意識の中にあるこのような潜在的な家族的な素質が、

運命的に結婚の対象の選択を規定したのである、と想定しました。

そして、数百例の結婚を分析して、「家族的無意識」の概念に到達しました。



ドストエフスキ-は、なぜ彼の小説の主人公にとくに殺人者を選んだのであろうか
また、ソンディは、ドストエフスキ-の『罪と罰』および『カラマ-ゾフの兄弟』を読んで、

「ドストエフスキ-は、なぜ彼の小説の主人公にとくに殺人者を選んだのであろうか」ということを、自らに問いました。

そして、ドストエフスキ-家の伝記を調べてみると、

祖先の系列の中には、実際に殺人者が現れていました。

Aは、使用人に命じて、彼女の夫を家の中で殺させた。

Bとその息子は、某軍人貴族の殺害に参加した等々。

ドストエフスキ-は自らの家族的な遺伝素質の中に殺人者を潜在的に担っていたゆえに、

殺人者の精神生活を表現することができたし、

また表現せずにはいられなかった。

こういうことが遺伝学的な資料によって裏付けられました。



運命分析テスト(ソンディ・テスト)
ソンディは、人間における無意識を構成する根本的な要素は

・性、

・感動発作、

・自我、

・接触の4つの衝動であり、

それを構成するのは、8つの遺伝因子の働きであるとする作業仮説を立てました。

そして、個人が帰属する家系的な遺伝圏、

遺伝趨性(結婚・職業・友情・疾患・死亡の趨性)、

祖先の欲求と祖先像、その自演などの知見と学説を構築し、

それを測定し記号化するテストを考案しました。

それが運命分析テスト(ソンディ・テスト)です。

ソンディは、運命分析テストを用いて、人々の衝動的性向を調べました。

・その結果、恋愛、友情において特定の人が引き合うことばかりでなく、

・職業を選ぶ際や、

・自殺する際の方法にも先祖の傾向が表れることを統計的に研究、発表しています。

すなわち、人は過去の先祖の行動や性格のパターンを受け継いでおり、

恋愛、友情、職業、病気および亡くなり方などにおいて、

無意識に祖先の影響を受けた行動をするというわけです。

ソンディの運命分析は、精神疾患や精神障害を決める遺伝素質が、

両面的なものであることを明らかにします。

・すなわち病的な遺伝素質は、

・同時に高度な精神能力の素質でもあるということです。

例えば、癲癇と宗教的神学的な能力、

分裂病と精神医学や精神病理学の能力、

躁鬱病と芸術・絵画の能力等が対になる。

二つの方向のいずれを選択するかを決めるのは、環境・素質・意思によります。

ソンディの運命分析は、こうして無意識的選択行動の心理学となりました。

その応用領域は「運命疾患」と呼ばれるもの、

すなわち恋愛、友情、職業、趣味における選択行動障害や、

身体的な病気および精神的疾患の選択、

特に犯罪形式の選択、

神経症の種類の選択、

さらに死亡様式(傷害,殺人,自殺)の選択の領域に及びました。

ソンディは、単に精神だけでなく身体も、

衝動や遺伝性質だけでなく魂の作用も、

更に現世だけでなく来世の世界の現象も、

深層心理学的研究の対象としました。

こうして、ソンディはフロイトの個人的な無意識の層と

ユングの民族的・人類的な集合的無意識の層との間にあった断裂を、

家族的無意識の層によってつなぎました。








 
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buddha 

2020-11-25 13:16:27 | 





真正仏舎利を本尊とし、
釈尊直説の成仏法を修行する


ヒトはみな、環境(国や時代、家族等)や性別、容貌、体質、性格等において、それぞれ異なる条件を持って生まれます。
さらに、これらの条件の他に、生涯の流れの中で運命を決定するような条件もあるのです。
それはたとえば必ずガンを発症する、離婚をする、横変死する、といったものです。

 このような生まれつき持った人生上の条件を「因縁」と呼びます。

 仏陀の法は、これらの「因縁」を断ち切ってヒトを自由にし、同時に最高の運命を創造する究極の力(成仏力)を修行者にもたらします。その究極の状態が「完全なる因縁解脱を成就する=仏陀になる」ことです。

 お釈迦さまはまずご自身が修行によって仏陀になられ、その後、八十歳で入滅されるまでの生涯を、人々に仏陀になる教えと方法(成仏法)を布教して歩かれたのです。


成仏法(成仏法)を布教して歩かれたのです。


Authentic Buddhist temple is the principal image
Practice the Buddhahood method of Buddha's theory


All human beings are born with different conditions in terms of environment (country, age, family, etc.), gender, appearance, constitution, personality, etc.
In addition to these conditions, there are also conditions that determine fate in the course of life.
For example, they always develop cancer, divorce, and die of suspicious death.

Such innate life conditions are called "fate".

The Buddha's law cuts off these "fate" and frees humans, and at the same time brings the ultimate power (Buddhahood power) to the practitioner to create the highest fate. The ultimate state is "to achieve complete liberation = becoming a Buddha."

Shaka-sama first became a Buddha by training, and then walked through the life until he was extinct at the age of eighty by preaching to people the teachings and methods of becoming a Buddha (Buddhahood method).

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心理学 ユング  

2020-11-25 11:28:16 | 心理学


カール・グスタフ・ユング
19世紀〜20世紀 スイスで活躍した分析心理学の創始者。三大学者に数えられる。
ペルソナ、影、タイプ論、コンプレックス、集合的無意識等、さまざまな新しい概念を発表する。

 



 

「心理学」が学びやすい日本


心理学。

それは、人の心の中身、人の心の「仕組みや動きの法則」を知ろうとする学問です。つまりは、人の心を研究する「科学の一ジャンル」です。

だから私たちは、心理学によって、「なるほど。『人間の心』とは、元はこういうもので(元型)、こういうふうに育ってきて(過去)、こういうふうにできあがったのか(現在)。そして、これから、こういうふうになっていくのだな(未来)」と、理解できます。それは、取りも直さず、

「なるほど。私の心は、こういうものだったのか。そして、私はこれから、こういうふうになっていく可能性があるのだな」

という「今の自分に対する、より深い理解」と「自分の未来の発見」に、つながります。それは、まさしく「自分にとっての、本当の幸せ」を見つける道標となります。

だから、心理学とは、誰にとっても「知る価値のあるもの」です。そして、誰にとっても「興味深いもの」です。

近代の心理学は、1870年代に、ドイツのヴィルヘルム・ヴント、アメリカのウィリアム・ジェームズという二人の学者がそれぞれ、本格的な研究を始めました。そのため、この二人は「心理学の父」とも呼ばれています。

そして、ほどなく、こんにちに言う「3大心理学者」の登場によって、心理学は大きく発展し、確立したのです。

その「3大心理学者」こそが、

オーストリアのジークムント・フロイト(1856~1939)、
同じくオーストリアのアルフレッド・アドラー(1870~1937)、
そしてスイスのカール・グスタフ・ユング(1875~1961)、

の3人です。

この3人は、20世紀前半から半ばにかけて旺盛な研究活動を続けました。ただし、フロイトとアドラーは当初、共同研究をしていた仲間でしたが、ユングは、初めフロイトに師事していましたので、2人より若干「後輩」扱いになるでしょうか。

3人の心理学は、まさしく三者三様です。それぞれに独自のアプローチで「人の心」を見極めようとし、「人が幸せになるには、人生をどのようにとらえるべきか」を説きました。

そして、それぞれの方法で、「心の病」に苦しんでいる人々の治療に、献身的にあたりました。つまり彼らは、学者であり医者でした。彼らの治療は、それぞれの方法で、患者当人も自覚しきれていない「心の病の原因」を探り、それに合った治療を施すというものです。この「心の病の原因を探る」という医療行為を、「精神分析」と呼びます。

ところで意外なことに、この3人の心理学を、それぞれに詳しく学べる環境にあるのは、全世界でも、日本が一番なのです。

欧米では、ユング心理学に関する良い入門書は、ほとんど見かけられません。

フロイト心理学などは、むしろ否定的にとらえられて、十分な理解がされていない傾向さえ、あります。欧米において、三者の中で比較的広く知られているのは、アドラー心理学くらいでしょうか。それさえも「誰もが知っている」というレベルとは、とても言えません。

日本で、この三大心理学が一様に学びやすいのは、古くから日本人の心理学研究者に優れた人物が多く、彼らの尽力によって、良質の日本語翻訳書や研究書が、数多く生み出されてきたからです。フロイト心理学、アドラー心理学、ユング心理学それぞれの学会・研究会も、日本では、活発な活動がなされています。

私たち日本人は「心理学を知る」という点において、じつはかなり「恵まれた環境」にいるのです。

中でも、古くから日本人に親しまれ、知られてきたのはユング心理学でしょう。

筆者もまた、3人の心理学の中では、ユング心理学が「一番シックリくる」気がします。そこで筆者は、現在の日本のより多くの方に、ユング心理学を、まずは知っていただきたくて、『心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本』を執筆しました。

 

アドラーとユングの違い


ところで、21世紀も十年以上が過ぎた2010年代のこんにち、それまで私たち日本人にあまり知られていなかったアドラー心理学が、ある意味で「現代日本人への啓蒙の教え」として、にわかに脚光を浴びたのは、誰もが記憶に新しいことでしょう。つい最近、2017年の1月からは、アドラー心理学を解説した名著『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健、共著)のタイトルをそのまま使った刑事ドラマが、テレビで放映される。―─といった「珍現象」まで起きたほどでした(もっとも、このドラマのアドラー心理学に対する理解は、はなはだ浅薄なものでしたが)。

『心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本』はもちろん、あくまでもユング心理学を説明したものです。したがって、ユングと師弟関係にあったフロイトには若干触れていますが、ユングと直接の接点がほとんどなかったアドラーについては、まったく触れていません。そこで、上掲書の「文庫版まえがき」の中で、アドラー心理学とユング心理学を比較して、少し述べておきました。本項ではそれを紹介しましょう。

じつは、この2つを比べることで、「日本人には、ユング心理学が一番シックリくる」という筆者の考えも、よりよく解っていただけることにつながる。─―と思うのです。

まず、両者の違いを端的に述べると、次のような表現になるでしょう。

アドラー心理学では、「自分の心は、自分だけのものだ」と示す。対してユング心理学では、「自分の心は、自分のものであると同時に、人類すべてのものだ」

と示すのです。

どういうことでしょうか。

アドラー心理学では、「人の心は『その人だけのもの』であり、他の何人からも、他のどんな力からも、振り回されたり左右されたり、ましてや蹂躙されたりしない。過去の経験に縛られることもなければ、周りの人間に心の中へ踏み込まれることも、ない」と述べます。まさしく「個人の尊厳」というものを、高らかに述べるのです。アドラーは、自らの心理学を「個人心理学」と呼んでいましたが、じつに的を得たネーミングでしょう。

そしてアドラーは、「だから人の心は、自分の努力次第で、今、自分が『こうなりたい』と目指せる姿に、きっとなれる」と、強く主張します。人の心の可能性というものを、どこまでも認めます。

アドラーのこの説は、「人の心は、過去に存在した『他者からの影響』によってねじ曲げられたり押しつぶされたりは、しないはずだ」という結論に行き着きます。「現在にまで強く影響している過去の心の傷」を、心理学では「トラウマ(日本語で表現すると『心的外傷』)」と言いますが、アドラー心理学では、この「トラウマ」を完全否定するのです。

対して、ユング心理学は(フロイト心理学と同様)、「トラウマ」の存在を認め、言ってしまえば「人の心は現在も、過去の経験と密接につながっている」と考えます。だから人は、「現在の自分ばかりを見るのではなく、過去の自分も見ることで、自分の心の本当の姿が見えてくる」と、説くのです。

そしてユングは、その考えをさらにダイナミックに、大きなスケールにまで広げました。すなわち、「現在の心に影響を与えている『人の過去』とは、その人個人の過去だけではない。それは『全人類の過去』でもあるのだ。つまり、人の心とは、個人を超えて、過去の全人類、そして現在の全人類の心と、つながっているのだ」とまで、考えを発展させたのです。

この発想は、「個人心理学」と銘打ったアドラー心理学とは、まったく対照的なものです。

このユングの説では、確かに「人は、過去に縛られている」とも言えます。けれど、同時に「人は、過去と、ともにある。過去とは、今の自分の仲間・共同体なのだ」という「無限の味方」を得ることにも、つながります。そんな頼もしさを感じさせてくれる考え方です。

そして、この両者の説では、「人間関係」のとらえ方にも、大きな違いを生みます。

アドラー心理学では「心は自分だけのもの」ですから、他人には理解できません。したがって、人同士が解り合うためには、「相手を理解しようとする努力」と「相手に自分を解ってもらおうとする努力」が、求められます。つまり、互いの思いやり、互いへの「相手の心を大切にする気配り」が、求められるのです。

人間社会は、そうやって「互いを大切にする優しさ」を「意識する」ことで、成立します。

対して、ユング心理学では、そこまで「他人に対する意識」を重視しません。

人の心とは、過去も現在も「全人類で結び合っているもの・共有しているもの」なのですから、「他人を解ろう・他人に解らせよう」としなくとも、ごく自然に解り合えるはずなのです。

それが解らないとしたら、その原因は「他人が解らないから─―なのではなく、自分で自分が解っていないから」なのです。そしてその結果、すれ違いや誤解が生まれ、現実として「自分で自分を苦しめる」ことになってしまいます。

つまり「自分を知れば、他人も知ることができて、人間関係・社会は、すばらしい共同体になれる」というのが、ユング心理学の教えです。

筆者は、私たち日本人の心は、ユング心理学によって、より理解されやすい。―─と、考えます。

私たち日本人の歴史は、欧米の歴史と違い、穏やかで豊かな「日本列島の自然の恵み」の中で、温かく支え合って育まれてきました。ごく自然に、互いに解り合う共同体として、日本人は生きてきました。

私たち日本人の誰もが共感する、あの有名な宮沢賢治の詩「春と修羅・序」の冒頭を、思い起こしてみてください。

「わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です」

「風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です」

まさしく「わたくしの心」とは「みんな」の中の「ひとつ」。その「ひとつ、ひとつ」が集まって「みんな」の心という、大きな灯火になっている。――と、宮沢賢治は述べているのです。

この意味は、ユング心理学の教えにつながるものだ。─―と、筆者は感じずにはいられません。

だからユング心理学は、私たち日本人の心を解いてくれるものだと、筆者は思います。

 
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心理学  集合的無意識とは? 人の意識は繋がっている!?深層心理学

2020-11-25 11:18:30 | 


1.集合的無意識といえば「ユング」です
2.全世界の人類に共通する感覚
2-1.音階から想像するイメージの共通性
2-2.ブーバ/キキ効果とは?
3.「100匹目の猿現象」に見る集合的無意識
4.いづれ、世界中の全ての人の意識は繋がる方向へ向かっている

 

ユング心理学の基礎




集合的無意識

 

ユング心理学で最もメジャーな概念といえば、「集合的無意識」
心理学以外の分野の本にも度々登場するキーワードですので、

みなさんも一度や二度は目にしたことがある言葉ではないでしょうか。

 

これを理解するためには、まずはユング心理学の基礎について
ざっくりと知っておく必要があります。

 

まず、「元型」(アーキタイプ)という言葉。
これは、人の心の中に普遍的に存在していると考えられる

「イメージパターン」です。

 

例えば、ふっくらした体型の女性を象った土偶などに
母親的なものを感じるのは、「母親元型」が働くからです。

 

同様に、厳しく教え諭してくれる賢者のイメージは
「父親元型」の表れです。

 

これらのイメージは、は古代から伝わる神話や伝説、芸術、
個人が見る夢の中にも見られることから、

人類の心の中で脈々と受け継がれてきたものである
ユングは考えたのです。

 

そして、その元型を生みだす元になっている
「何か」が根底にあるハズと考えて…。

結論として導き出されたのが、「集合的無意識」という概念。
これは、私たちの無意識の深層に存在するもので、

国や民族を超えて人類全体に共通して存在するものだと考えられています。


普遍的に存在する「無意識」




全ての人類に共通して存在すると言われている「集合的無意識」。
でも、ユングはなぜ、

「人類に共通して」と言い切る自信があったのでしょうか?

 

その答えの一つが、「マンダラ」です。
マンダラは、仏教の世界観を表現した円形の絵。

祈祷の道具に使われたりもしますので、
みなさんも1度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

そのマンダラと、ユング自身が描いていた絵との間に
大きな共通点があったのです。

この発見を機に、ユングは東洋哲学の研究にのめり込んでいきます。

 

また、西洋と東洋それぞれに伝わる神話や伝説には
共通したテーマを扱った物も多いことから、

洋の別を問わず人類の心の奥深くには
「共通した何か」があると考えたのです。

 

例えば、「太陽を崇拝する」というテーマや
自然に「母性」を見出すというテーマ…etc。

これらのテーマを生みだす根底にあるもの、
それが「集合的無意識」なんですね。

 

図のように、意識や個人的無意識よりもさらに深いところにある層で、
民族や国家、人種を問わず普遍的に存在しています。


集合的無意識の役割とは?




ユングによれば、私たちが「自分」を認識できるのもまた、
この「集合的無意識」が存在するからなのだとか。

 

確かに、無意識・普遍的に共有できる「何か」がなければ、
自分が生きる価値を見いだすこともできないでしょうし、

他人と話をしても通じないような気がしますよね。

 

遠い昔の民話や伝説から学ぶことが多いのも、
世代が違う人と会話できるのも、

国籍が違う人との間に会話が成立するのも、
(言語の壁をクリアすれば、の話ですが…)

普遍的に共有できているものがあるからなのかもしれません。

 

そういったベースがなければ、会話は全く噛み合わないでしょう。
「集合的無意識があるからこそ、

人は自分自身とも他者とも対話・理解し合えるのだ」
と言うユングの説はごもっともですね。

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今日の運勢 11月25日  Today's fortune November 25

2020-11-25 08:30:48 | 運命学







七赤金星の日

人より協力の依頼を受けたりする日。金運、喜び事あるも調子に乗って酒色に乱れぬよう心すべき日。小利に迷わず自他喜びを共にする心掛けも大切

再生の週  壊の日
何事も控えめに慎重に過ごしたい日。
トラブルに発展しがちなので、冷静に落ち着いて物事に対処することが大切です。
自分の事よりも他人のために尽くしてあげることで、災難は回避できます。



Seven Red Venus Day

The day when a request for cooperation is received from a person. It's a day when you should be careful not to get disturbed by the color of sake, even if you have good luck and joy. It is also important to keep in mind to share the joy of self and others without hesitation

Week of rebirth
A day when you want to spend everything modestly and carefully.
It's easy to get into trouble, so it's important to stay calm and deal with things.
You can avoid disasters by doing more for others than for yourself.
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