会報から
❤ 参加して思うこと
いいじゃないですか、模範的でなくても
石井嘉寿絵
今回、参加者の中には福岡から車で来られた方もありました。その方は、ひきこもり気味のお子さんから「消えてしまいたい」と言われたと話しながら、涙をこらえ切れないようすでした。だけど、帰る時は「今日は来て良かった!」と、笑顔だったそうです。
参加者に飾らない自分をさらけ出していただけたとき、その方ばかりか、運営する側も不思議と元気になります。冷静に話されていた方が秘めていた辛い感情を表に出されると、出された側は「この場を安心できる場と感じてもらえた」と受け止め、ほっとします。そして役に立てたと感じ、元気になります。
そんな関係がいつも築ける訳ではないけど、そうできた時は支援しているはずの人も、支援されているはずの人から力をもらえます。お互いに元気になれるのです。だから私たち運営委員は、とても得した気分で、長く続けられるというわけでしょう。これは子どもと大人との間でも言えることかもしれません。
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