内閣府 特命大臣表彰 受賞報告
7月6日に、熊本県子ども福祉部、子ども・障がい福祉局、子ども家庭福祉課の方からフレンズネットワークを「子供と家族・若者応援団表彰」(子育て・家族支援部門)にニ推薦したいと打診がありました。推薦されるだけでも不登校への理解を広める機会になるかと思い、運営委員で手分けして急ぎ書類を作成し、提出しておりました。
長く連絡がないので落ちたかなと思っておりましたら、11月に受賞決定の知らせを頂き、11月21日の授賞式に江藤代表が上京し、埼玉にお住いの初代代表前島康男先生にも付き添って頂き、表彰状と盾を頂いて参りました。
私たちは、会員の方々のご協力で活動を続けてこられたと感じております。ですから、皆様に受賞を報告し、共に喜びを分かち合いたいと思いました。
これからも、この受賞に驕ることなく、不登校への理解を深め、全ての子どもたちが楽しく学べるように活動を続けてまいります。
■平成30年11月28日 熊本日日新聞記事の内容
フレンズネットワークくまもと
不登校に理解 家族支える 内閣府特命大臣表彰を受賞
不登校の子どものいる親らでつくる「登校拒否・不登校に学ぶフレンズネットワークくまもと」が内閣府の「子供と家族・若者応援団表彰」で、特命担当大臣表彰を受賞した。悩む家族を支え、不登校への理解を広める20年余りの活動が評価された。
内閣府が子どもの育成、子育て支援などに取り組む団体や個人を毎年顕彰。2018年度は内閣総理大臣表彰4件、特命担当大臣表彰16件が選ばれた。
同団体は1997年結成。会員約80人で、親や教員6人が運営委員を務める。毎月開く例会では、参加した親や祖父母らが「親身に話を聴く」「素直に誠実に語る」「話し手を否定しない」などをルールに語り合う。研究者らを呼び講演会やシンポジウムも年1回開催。結成20年を迎えた昨年は活動をまとめた本「ありがとう不登校」も出版した。
文部科学省の調査では2017年度、不登校の小中学生は全国で約14万4千人で過去最多となった。例会にも、ほぼ毎回初めての参加者があるという。
代表の江藤圭子さんは、「不登校は悪いことではない。無理をしてがんばってきた子どもたちのSOSであり、社会へのイエローカードといえるのでは」と指摘。「親がしっかりと話を聴いてもらう体験をすることで、子どもの話も聴けるようになるなど、向き合い方もかわっていく。一人で悩まないでほしい」と呼びかける。