登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

板挟みです  会報ふれんず234号 より

2019-08-10 21:59:13 | 会報「ふれんず」から

親の会の報告の一部です

 

2  板挟みです

 : うちは小6男子と小2の女の子です。上の子が「学校で先生が友だちを怒る声が嫌なんだ」と言いました。私は「みんな同じ!じゃないの」と言っていました。休むことを認めてやってもゲームをずっとしていると、他の子は学校に行ってるのにと思います。みんな下校してきたらケロッとして一緒に遊んでいます。

 下の妹も運動会から行っていません。今度上の子が中学生になるので「変わるよ、大丈夫よ」と言う人もいるけど焦らされます。先生たちからも焦らされる。子どもにも言ってしまいます。

 

: 先生にもよります。元気よく声が大きい先生がうちの子にはうるさい先生で、刺激されます。訪問された時、先生におもちゃを見せたり、ゲームしていると話したりします。先生が少し何かを始めてみようかと言うと顔が曇ります。

 

: 顔が曇ったことで、別のやり方をしてもらえないのでしょうか?

 

: 病院の先生も、2学期から行けるようにと、プレッシャーをかけてきます。外遊びに行くのに問題のないキャラですが、好きな友だちが来ても布団から出てこなくなり、友だちが来なくなり、それに慣れてきたらゲームをしています。ゲームをやるだけやらせたら、プリントをしようとなりました。
 講演会や不登校の会、カウンセラーとか色々行きました。ある時、講演会に行こうとしたら「お母さん離れないで。一人ではいられない」と泣きました。これは本当にきついんだと思いました。明らかに検査結果に出ていたらと思うけど、自閉症スペクトラムのグレーゾーンって辛い。妹は全然行きません。
 「中学校に入学したら、支援学級と通級学級どちらにするかを今決めて」と言われています。

 

B : 子どもの都合を考えて欲しいですね。子どもは、大人ほどはしっかり話せないじゃないですか。

 

: うちは行かなくなって2週間半。私が参ってしまっています。身近に同じような体験をして話せる人がいません。

学校は休ませようと思い、「行ける時は行かせます」と連絡したら軽くなったりしたけど、心の中はいつもきつくてこのままでは笑えない。うちは単身赴任です。お母さんが元気でいてニコニコ笑顔でと言われるけど。
 下は小学3年生、頭が痛いと言います。「お母さんはお兄ちゃんのことばかり」と言う。

 

: 上が行かなくなると下も、と言うけど、上がそうなると下は寂しそう。

 

: スクールカウンセラーと担任の先生が、夏休みの前に一回でも登校してほしいと言われます。

 

B : 子どもさん次第ですよ。健康状態がどこまで回復しているかで、変わってきます。

 

: 行っただけで出席になるとか。

 

B : お子さんの中に行きたいという気があるか。お子さんの意思を尊重されては?

 

: ぶれます。板挟みです。

 

: 学校をバッサリ切っては?

 

: 学校組織で対応されて「いい先生を担任にしました」と言われるけど、この子がきついと言ってる。

 

: 私はひと通りの登校刺激をしました。表情を見て息子がおかしくなると思ったから、息子を守らなくてはと「分かった、分かった、行かなくていい」となりました。今とは違う気持ちでした。学校に行かせなくてはと思っていたけど、息子に合わせなくては。「じゃあどうしたらいいんだろう?親としてどうしたら」と悩みました。あの頃は担任の先生に何も気持ちを伝えることが出来ませんでした。

小5から中1と本人の中に溜まっていたものがあった。私も気づいてなかった事は反省しています。うちも先は不安ですけど。どうしよう!と思ったことがあります。

 

: いま、半分くらいは超えて、そんなもんだと思えてきました。なるようになると。

 

コメント
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