会報から一部を貼り付けます。
2 中学校に入ったら
E母: 中学校は、住まいが緩衝地域なので2つの学校から選べました。そちらに行く友達は少ないけど、こっちが良いだろうと決めました。「中学校には絶対行きたい」と言っていましたが、ゴールデンウィーク明けから行けなくなりました。「私は終わった。私に将来はない」と言い出して、またリストカットが始まりました。
1人で家にいると不安になるみたいです。
私に「また切ってるんだよ」と言いました。「そんなにきつかったんだね。お母さんもきつい」と言うと、「それを言うからお母さんには言いたくない」と言いました。
B: 気持ちを受けとめられているときにはおさまっていたのが、不安になるとまた始まったんですね。
E母: とにかく試行錯誤です。「何でもいいからお母さんに話してね」と私の仕事中でも電話してくるように言っています。かかってきたら本人が言っていることを否定しないようにしています。
A母: きついのは、学校との関係、それとも人との関係ですか?
E母: みんなと同じになりたいと言います。将来のことがすべてダメになっていると本人は感じています。子どもにとって学校が全てですから。
F母: うちの子は小5ですが、「お母さんはそう言うけど、学校に行けないのが辛い。部活だけ行くのは罪悪感がある」と言います。私は「そんな風に思わなくてもいいのよ」と言うけど。
E母: やっぱりそう思うようですね。
夏休みにもう一つの中学校に転校したいと言い出しました。「そちらに行ったらうまくいくかも知れない。チャレンジしてみたい」と言いました。そちらの中学には小学校の時仲の良かった子も通っています。
チャレンジしたいという気持ちはとてもいいので手続きをして、9月に転校しました。
新しい中学校の校長先生はざっくばらんな感じでとても歓迎してくれました。
「最初の日は、4時間目の担任の先生の授業だけ受けよう」と学校から提案されました。4時間目が始まるときに担任の先生が迎えに来られる予定だったけど、それより先に友達が迎えにきて、教室に入ってしまいました。
一週間で1日だけ休みました。帰ってきたらぐったり寝ています。
校長先生は、「この中学校は支援がバッチリだから、他に行きづらい子がいたら紹介して貰っていいよ」と言われます。