登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

社会に出て行くとき  会報 ふれんず241号

2020-04-06 13:13:04 | 会報「ふれんず」から

会報から一部

 

1 社会に出て行くとき 

: 7年前、中1の1学期から学校に行けなくなりました。高校は県立高校に行き、行き渋りもなく通いました。今、専門学校に、たまに遅刻する程度で通っています。
  これから社会に出て行くことになるんですが、仕事に就くときの経験のある方がおられたら、お話を伺いたいと思って来ました。

進行: 子どもさんが不安なんですか?

: 発達障がいや持病があるし、コミュニケーションがとれるのか心配です。取り越し苦労かもしれないけど…

父:  うちの子も、中学まで不登校してたのに、高校はスーッと行きました。高校を卒業する時、本人が「家を出たい」と言いました。それで大学に入学して一人暮らし。大学に入ったら全部本人に任せました、家内は心配していましたが。

支援: だいぶ前に関わった子ですけど、もう40才近くになって熊本に戻ってきました。人間関係がうまくいかない子だったけど、大学を出て10数年営業の仕事をして生きてきました。思う事があってこちらに戻ろうと決めて、自分で仕事を探して戻ってきました。私が関わっていた頃は、会話そのものが成りたたないような子だったんですけど。
  しっかり自分を持っていたら、自分で考えるようになるんだなと思います。

進行: 専門学校ということですが、就職できそうですか?

: 通常だと就職率100%なんですが、今年はどうでしょう。
  家から出ると、持病の薬をちゃんと飲んでいるかとか、食事をちゃんととれているかとか、私の目が届かなくなるのが不安です。

: うちも発達障がいで、私は「この子は就職は無理」と思っていました。でも就職して家を出て3年たって、やれるものだなと思います。職場環境もよく、やりたい仕事だからだと思います。とりあえずやらせてみてもいいんじゃないでしょうか。健康管理も自分でしないといけないと、目覚めてきたようです。
  親も子もチャレンジです。

コメント
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