現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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隣りの花は紅い

2015-09-03 | ほんとうのところは
あの広場で人々が身動きの難しい立ったままのひな壇にいて軍事パレードを見た。それは革命中国の躍進であったのだろう。おおよそ10億人の民生安定を図ろうとしていたように、人民の政治であった。そう思って、八路軍はあのままでこれから誇ることはないのだろう、と漠然としていた。それから31年のいま、そこで軍事パレードが、国慶節ではなくて、このように行われるとは想像もしなかった。ニュース映像、写真を見れば、招待客も広場の様子も何も変わったことはない。そこに立って見ていた、あのひな壇は東端の前列に近かった。日語専家は中国教育部招聘の外国人専門家たちであり、その一人であった。1984年夏、青空に高らかに響いていたのは、経済復興を目指す宣言、一国二制度の国策であった。そしてほどなく民主の動きはその広場に起こった事件で終息したかと見える時の流れに、ちょうど北京旅行を中止したその年であったので、天安門のできごとには、奇しくも変わりゆく中国となって、そのあとにまた、つぶさにその後に中国を変えていくのを見ることになる。もともとそうであったのか、独裁政治に替わるものはあるのかと、天安門の広場で幾たびか考えた。戦勝国があれば戦敗国があるわけで中国はその図式で体制をとっている。それは如何に言おうとも軍事力を誇ったことである。主義のもと、軍事は関わりうるか。これまでの、地球上の各地での、政治で地域を統一し、宗教で思想を統制し、社会を形成して国となり、資源と経済で民衆を豊かにしてきたかに見える。しかし、情報で技術革新が進めば進むほどにそこに現れてきているのは、格差という見方である。 . . . 本文を読む