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父は睡眠導入剤一錠で・・亡くなった。。。

2023年06月01日 | 川柳
父が亡くなり、9年が過ぎた。


当時83歳、末期の膀胱がんと不整脈。


もう1度出血があったら‥もうあきらめてください、と医師から伝えられていた。


4度目の入院で父も死期を感じ、総合病院の特別室を要求したがあいにく先約がいた。


ひとり部屋では不安なのを察した看護婦さんが「詰め所で寝ますか?」と聞かれ父はそのようにお願いした。


何日も寝不足でいた父はなかなか寝付かれない。
入院したその夜10時ごろ「睡眠導入剤飲む?」と看護婦さんに聞かれ父も同意でゆっくり眠りについた。


その後、夜中1時。


父が冷たくなっていたのを看護婦さんが発見。
父死亡。


担当医は「こんなに早くなくなったとは信じがたい!」と、私たち家族に申し訳ない感じで低姿勢で応対してくれた。


私たち家族は、その日笑顔で父は手を振りかざし、母も手を振り病室を後にした。


 もし‥その時、一命をとりとめたとしても、骨皮になるまで苦しみ辛い思いをしないだけぐっすり休んで一気にあの世へ召されたことは、内心父にとっても良かったと思っている。(父はぐっすり眠ったたのだから)


なので、夢に出てくる父は生前と同じようにひょうきんでいつも明るい。


 たった一錠の睡眠導入剤を飲んでいなかったら生きていたのかは依然不明である。


睡眠導入剤で死亡しない…とは、私は合点がいかない。。


死亡の原因ではなくても・・要因になったのではないか??


 父の死にとって、ある意味の安楽死となったのだ。




コメント
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