川柳・ボートっていいね!北海道散歩

川柳・政治・時事・エッセイ

映画「ゆきてかえらぬ」長谷川泰子的生き方。

2025年02月18日 | 川柳
広瀬すず(長谷川泰子)イメージがかなり違う!!
 
 長谷川泰子と詩人中原中也と文学評論家小林秀雄との男女関係、3人3様の思考行動が稀有で中原中也の純粋性にも興味があった。(若かりし頃20代中半の私)

 特にこの男性たちの寛大そうに見え、理解ある男性に見え・・内面はどうであったかは定かではない。不可思議な関係性。

 この3人の絡み合いに興味を持った。
特に、女優肌の長谷川泰子の生きざまが気になり、自叙伝も読んだ。

 晩年は高齢にもかかわらず、ビルの掃除婦として働いていらしたことに、多くに教訓を得た。

 恋多き泰子からは恋に流されるとこのような負としての落とし穴があることを教訓と出来たことは・・大変にありがたかった!!
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あめいせんそう・・?

2025年02月18日 | 川柳

2007年投稿リバイバル

  蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)・・四字熟語でケッコウお気に入りの言葉です。

  意味は・・・蛙や蝉がやかましく鳴き騒ぐことから、役に立たない議論や長くて 内容のない文章のたとえ。

 たとえば、国会の審議などで良く見られる議会の光景ですが、与党野党の質疑の応酬に詭弁がまかり通る答弁では、蛙や蝉の鳴き声のように夏の風物詩は感じられませんし勿論・・・情操に良いとも思えません。(笑)

 川柳をやっていると当然、国語辞典などを引く機会がついつい多くなります。
そんな中で感じるのは、日本人の現代のコミニュケーション不足には、格言や四字熟語が風化していることも大きな要因の一つではないでしょうか・・・。

 日本人同士が日本語で理解し合えない時代ですから、この四字だけでたくさんの意味を伝えたむかし・・むかし・・の日本人はすごいなーと思います。

 天心爛漫・津津浦浦・・・養老孟司氏がよく使う則天去私・・スポーツ系が好きな不言実行・・・父が仕事でたまに使った不可抗力・・母が自分に言い聞かせるようにしていた
、平々凡々の幸福論・・親友がよく使う以心伝心だねー・・・人事で使う適材適所・・・
テクノロジーは日進月歩だねー!・・お酒の好きな人の百薬之長・・・
・・・いっぱいありますねー・・これだけの言葉の意味を簡素化できる方法を日本人は知っていたのです。

  日本人が伝達効果の高い常套言語をロスして来たのは大変残念なことです。

仕事の指示は・・・一心不乱でやってくれたまえ!!一致団結!
可愛い少女には・・純情可憐だね・・。
何かを成すためには・・・無我夢中でやると道は開けるよ!
ダイエットには・・・一汁一菜って・・・キツイ!!

      などと、短い言葉で意味深い言葉を使うのも良いことです。

「蛙鳴蝉噪」も現代では、「狸・狐・蛇・牛・山羊・猿・豚」などなども追加したくなるような魑魅魍魎な現実社会です。

勇気をもらえる「前途洋洋」ってなかなかいい熟語です・・今日から使ってみましょう!


          

    







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満州鉄道一直線・月は赤いし・毛沢東ダンスは元気

2025年02月18日 | 川柳

               満 州 鉄 道 (2008・2月)
                   

 どこまでも・どこまでも一直線に旧満州鉄道の二本のレールが眼下に見える。
      信じられない長い長い不思議なすごい神秘な二本のレール。
        昔の日本人の夢と魂を運んだであろう旧満州鉄道。
       北京に向かう飛行機からその景色はいつまでも消えない。
      (いろんなことにいえる事ですが、見ると聞くとでは大違い)

「戦争」を抜きにして、「満州事変」や血なまぐさい歴史は抜きにして、私は静かな感動をおぼえていた。
(いつもせせこましい日本の政治。恥ずかしいばかりの品位も格もない永田村議会。)

 この鉄道を敷きながら、物資を載せながら明治・大正生まれの先人たちは何を夢見ていたのだろうか?
日本列島の小さな島国のために、日本が豊かになるためにきっと汗水たらしたのだろうなあ・・。


        そのレールのへさきに今、私たちは生きている。
(川柳人には満州からの引揚者が多い。大陸的な性質の素養が川柳に合っているのだろうか・・。旧国鉄の関係なのだろうか。)


             満 州 の 赤 い 月
                   
瀋陽の飛行場で「真っ赤な月を見た」。「満州の月は赤いと聞いていたけど・・ホントだね。」親友と赤いお月様をバックに写真をパチリ。
     旧奉天駅は「東京駅」とどこか似ている。同じ設計者かしら?
     駅の近くに、パン屋さんが多い・・なぜ?ロシアに近いから?
     北京とは打って変わって、首をうなだれて歩く人が多い・・。
      (よかったな・・戦争を知らない世代に生まれて。)

             毛沢東ダンスは元気
                  
大和ホテルに着いた。戦争映画で何度も観た日本の「関東軍の幹部」や、財界人が遊興しまくったところである。


中に案内されるなり「わーあ・・血なまぐさい!」私
  「私も・・わーあ・・!」親友光子

古い建物のせいなのか、入館するなり「いたくない・・」感じになる。


        「いやだー・・」光子「いやだなー・・」私
       中も良く見ないで、見学もそこそこに二人は外に出る。
      写真は撮らない、撮りたくない・・。ちょっと息が詰まりそう。
      大和ホテルの前は、毛沢東の大きな銅像が建っている公園。


その広場で、日本のひと昔前の「原宿たけのこ族」のような、カラフルな服装に色とりどりの髪飾りの集団が輪になって踊っている。
添乗員さんに「こちらにもたけのこ族のような人がいるんですね!」と聞いたら・・


「いいえ・・あれはおじいちゃん、おばあちゃんたちですよ・・小さい時に毛沢東を賛美して踊った習慣がとれないんですね。」添乗員さんは答える。
  何といっていいのかわからない思いでその光景を眺めていた私たちふたり。
  近づいてみようという物見遊山など、これっぽっちも湧き上がらなかった。


 政権が変わるたび、思想をコントロールされてきた中国人。

大きなふくよかな偉大な父であるのだろう毛沢東の像。


          <添乗員さんのお別れの言葉>


このたびは、中国へようこそおいでくださいましてありがとうございます。
   XXXXXXXXXXXXX・・・・中国国民を代表しましてお礼を申し上げます。
またいつの日か、この中国においでくださいますよう中国はお待ちしております。
  
 そーなんだよ・・わたしたちは・・国賓扱いをしていただいているんですよ。


 瀋陽~千歳就航記念に便乗したふたり・・北京ダックはふたりとも・・苦手です。
「今度、ゆっくり中国を旅したいね・・」ふたり

 「シルクロードの向こうにルーツがあるかもね・・」


       ともかく考えさせられる・・旅でありました。
        人間を成長させてくれる旅でありました。

一緒に同行した、いまどきの日本の大学生ふたりが、日本に帰ってきたときには、へなへなの姿勢が・・しゃん!となり、言葉づかいまで成長しておりました。

  旅の収穫はなんであれ、内面の自己成長と自己満足に他ありません。





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