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あめいせんそう・・?

2025年02月18日 | 川柳

2007年投稿リバイバル

  蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)・・四字熟語でケッコウお気に入りの言葉です。

  意味は・・・蛙や蝉がやかましく鳴き騒ぐことから、役に立たない議論や長くて 内容のない文章のたとえ。

 たとえば、国会の審議などで良く見られる議会の光景ですが、与党野党の質疑の応酬に詭弁がまかり通る答弁では、蛙や蝉の鳴き声のように夏の風物詩は感じられませんし勿論・・・情操に良いとも思えません。(笑)

 川柳をやっていると当然、国語辞典などを引く機会がついつい多くなります。
そんな中で感じるのは、日本人の現代のコミニュケーション不足には、格言や四字熟語が風化していることも大きな要因の一つではないでしょうか・・・。

 日本人同士が日本語で理解し合えない時代ですから、この四字だけでたくさんの意味を伝えたむかし・・むかし・・の日本人はすごいなーと思います。

 天心爛漫・津津浦浦・・・養老孟司氏がよく使う則天去私・・スポーツ系が好きな不言実行・・・父が仕事でたまに使った不可抗力・・母が自分に言い聞かせるようにしていた
、平々凡々の幸福論・・親友がよく使う以心伝心だねー・・・人事で使う適材適所・・・
テクノロジーは日進月歩だねー!・・お酒の好きな人の百薬之長・・・
・・・いっぱいありますねー・・これだけの言葉の意味を簡素化できる方法を日本人は知っていたのです。

  日本人が伝達効果の高い常套言語をロスして来たのは大変残念なことです。

仕事の指示は・・・一心不乱でやってくれたまえ!!一致団結!
可愛い少女には・・純情可憐だね・・。
何かを成すためには・・・無我夢中でやると道は開けるよ!
ダイエットには・・・一汁一菜って・・・キツイ!!

      などと、短い言葉で意味深い言葉を使うのも良いことです。

「蛙鳴蝉噪」も現代では、「狸・狐・蛇・牛・山羊・猿・豚」などなども追加したくなるような魑魅魍魎な現実社会です。

勇気をもらえる「前途洋洋」ってなかなかいい熟語です・・今日から使ってみましょう!


          

    







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