鳥居には大きく分けて神明(しんめい)型と明神(みょうじん)型の二つくらいの形があるそうです。前者は素朴な形式で、直線的に丸太を組み合わせたといったイメージの鳥居のようです。後者は、神明型の上の横木である笠木の下に島木が加えられていて、原則として反増(そりまし)といって上方に反っているそうです。
伊勢鳥居(神明型)
特徴:笠木の反増(そりまし)、島木、額束がなく、貫は柱まで(この鳥居の場合は柱から貫が出ています)。笠木の木口が五角形。
河和田町の県道59号線沿いにあります。
靖国鳥居(神明型)
特徴:笠木の反増、島木、額束がなく、貫は柱まで。笠木が丸太状で、貫は角形。
芳賀神社(栗崎町)
白木鳥居(神明型)
特徴:笠木の反増、島木、額束がなく、貫は柱まで。笠木と貫が丸太状。木製の場合樹皮をはいでいる。
鹿島神社(田野市民運動場脇)
両部鳥居(明神型)
特徴:笠木と島木の反増、額束(上に普通は神額が掛かる)があり、貫は柱から出ている。柱の前後に稚児柱がある。
稲荷神社(加倉井町 国道50号線加倉井信号のところ)
明神鳥居(明神型)
特徴:笠木と島木の反増、額束があり、貫は柱から出ている。
二所神社(大足町 国道50号線脇)
台輪鳥居(明神型)
特徴:笠木と島木の反増、額束があり、貫は柱から出ている。柱と島木の間に台輪がある。
愛宕神社(愛宕町10-5)