奉納の理由が刻まれた灯籠をよく見かけます。そのいくつかを選んでみました。
村社昇格、御本社銅葺記念(香取神社 大串町)
御神灯とあり、大正10年に建てられたようです。拝殿向かって左にあるもう一方の灯籠は弘化4年とあり、右にあるこの灯籠は記念に建て替えられたようです。
御成婚記念(三所神社 加倉井町1162)
常夜灯、氏子中とあり、大正13年に昭和天皇の御成婚を祝って建てられたようです。
伊勢参宮記念(春日香取神社 川又町246)
大正時代に伊勢神宮に参拝した人たちが連名で建てたようで、参宮記念とあります。そのうちの1回では、太神楽が奉納されたようです。火袋部分がこわれてしまったようで、なくなっています。
出征記念(鹿島神社 森戸町)
戦争で奉納された灯籠があちこちで見られます。これもその一つです。昭和15年とあり、3名の名前が刻まれています。
宮司就任記念(愛宕神社 愛宕町10-5)
御神灯、奉納、昭和58年と刻まれた、たぶん本人が奉納したのであろう灯籠もありました。