しっくいによる目地の名称ですが、瓦を斜めに貼った場合は四半目地、瓦を横並べて貼った場合は芋目地、瓦を段ごとに半分横にずらして並べて貼った場合は馬乗り目地というそうです。
小林町
柱の間をなまこ壁にしています。上の壁には黒いしっくいが塗られていて、全体的に重々しい感じがします。
五平町
ここは逆に、白色を基調にしています。瓦の上にも白いしっくいを塗ってあるような感じです。五平町では何ヶ所かなまこ壁の蔵が見られました。
大場町
ここは、なまこ壁の前に板塀が貼られているようで、一部になまこ壁が出ています。
谷津町
この蔵はもしかすると、住まいに転用されたためになまこ壁の一部が取り去られて雨戸などがいれられたのかもしれません。でも、何となくいい雰囲気を醸し出しています。
牛伏町
水戸では瓦を斜めに並べた、水はけがよくて壁の保存に向いているという、四半目地というスタイルがほとんどのようです。
三階櫓(御三階)(回天神社鰊蔵展示の写真 松本町13-33)
大正時代に撮影された水戸城三階櫓を写した絵はがきだそうです。きれいになまこ壁が写っています。普通なら石垣が積まれている部分です。外見は3階ですが、実際は1階が3層になっているので5階建てだそうです。